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DATE/ 2023.05.25

いやな通信制限…通信量の多いアプリとは

 それまでに快適に使えていたスマホでも、急に通信速度が遅くなることがあります。この原因の一つが通信制限。契約した一定の通信量を消費してしまうと、速度が一気に落ちてしまうものです。その都度、お金を払うことでスピードを回復させることはできます。ではお金をかけない方法でこの問題に陥らないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。結論から言えば、通信量の多いアプリがどのようなものなのかを知って、使い方を工夫することです。

速度制限は利用者の「平等を保つため」

 そもそもなぜ通信量制限が設けられているのでしょうか。この理由は「平等のため」と言えそうです。通信回線はデータが行き来する道路のようなものです。誰かが大量の通信を続ければ他の人のデータが通れず渋滞が起きます。こうなると回線スピードは全体としてどんどん遅くなります。このように、全体に影響が及ぶことを避けるため、一定の通信量で区切りを設けているということのようです。

 では実際にどのくらいの速度になるのでしょうか。大手キャリアでの通信制限速度は送受信最大128kbpsとなっています。インプレスの調査(2022年1月~3月)によると、ドコモ回線iPhone(LTE通信)での下り(受信)の中央値は、おおよそ20Mbpsから38Mbps程度です。つまり速度制限された場合、およそ150分の1から300分の1程度のスピードになると言えそうです。このスピードはLINEのメッセージやTwitterのように、文字メインのやりとりであれば問題ないかもしれませんが、YouTubeは144p(最低画質)で再生できるかどうかといった状態です。

「動画視聴」「オンラインゲーム」「音楽再生」に注意

 ではお金をかけず制限に引っかからない使い方を考えてみましょう。知っておくべきは「通信量を多く消費するアプリやコンテンツは何か」です。最初に挙げられるのは動画視聴アプリ。YouTubeをHD画質(1080p)で視聴した場合、通信量は1時間で1GB。動画視聴に関しては全て自宅などの余裕のあるWi-Fi回線での利用に限定することができれば、かなり通信量を節約できます。また同様に、動画の通信を伴うビデオ会議もYouTubeと同等かそれ以上に通信量を消費するようです。

 二つ目に挙げられるのはオンラインゲームかもしれません。OCNの調査によるとスマホでオンラインゲームを1時間プレイした時の通信量は、おおよそ60MB程度といったところのようです。また、データの開始時や更新のダウンロード時などはさらに大量にデータを消費します。続いてネットを通じた音楽再生は1時間あたり50MB程度。50MBの通信を1日に3時間行うとすれば150MB程度なので、このペースでいけば一週間弱で1GBを超えます。

 動画再生やオンラインゲーム、音楽再生(ラジオストリーミングアプリも含む)といったものは、何気なく何時間もそのまま使用する可能性のあるものです。これらの通信をする時の環境を、できる限り無制限の光回線などで行うことを意識するだけで、それなりに通信制限を回避する手段になるといえるでしょう。

通信量チェックアプリを入れておこう

 なにはともあれ、速度制限を受けないためにはまずは自身の通信量をしっかりチェックしながら使うことです。通信量チェックアプリにはさまざまなものがあります。なかでも自分で設定した値に達するとアラートを出してくれるアプリはけっこう有効に使えそうです。また特別なアプリがなくとも、Androidであれば、アプリ別に確認することができます。この時には「設定」>「接続」>「データ使用量」から「モバイルデータ使用量」を見てみましょう。ここではある程度の期間に絞ることもできます。iPhoneの場合は期間を設定して確認することはできませんが、「設定」から「モバイルデータ通信」と進んだところから確認できます。ここで表示されるものは現在までの統計です。

<参考サイト>
「通信制限がうざい」その原因と対策、早くする方法を解説│NURO光
https://www.nuro.jp/article/tsuushinseigen-uzai/
テザリングに必要な通信量はどれくらい?|OCN
https://www.ocn.ne.jp/quiz/list/it_47b5d6bb-b99f-42d7-9d3b-531a45710247

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