社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
お墓参りで絶対にしてはいけないこと7選
お墓参りするとなんとなく心が落ち着いたり、気持ちがリセットされたりすることがあります。一方で、あれこれタブーがあるという声も耳にします。ではお墓参りではどういうことに気をつければいいのでしょうか。ここでいったん確認しておきましょう。以下、いくつかの情報をまとめながら、お墓参りでやってはいけないことを大きく7つに分けてみました。
その他にもタブーとされていることはいろいろと聞きます。たとえば、お参りの「時間」や「六曜による日取り」、「服装の決まり」、「参拝の順序」などがあります。もちろんその土地の風習や慣習といったものはあるようですが、基本的にはあまりこういった点にとらわれなくてもいいかもしれません。大事なことは、自分にとってだけでなく、あらゆる人にとってお墓は特別な場所である、ということをしっかりと心に留めておくことではないでしょうか。
その1:お供え物は置いていかない
故人が好きだったものをお供えすることはよくあるでしょう。その人が好きなものを食べていた時の表情を思い出して、少しうれしくなることもあります。もちろん、それでいいのですが、置いて帰るのは問題です。動物や虫がやってきてお墓が荒らされる原因となるかもしれないからです。必ず持ち帰るようにしましょう。その2:供花を置いていかない
お墓参りするときには、お墓をきれいにしてからお花をお供えする人は多いでしょう。花が飾られると一気に空気が和らいで穏やかな空間になります。ただし、そのまま置いていくと誰かが処分することになります。場所によっては管理者が処分してくれる場合もある一方で、必ず持ち帰るようにと定められている場所もあります。ともあれ、基本的には持ち帰って、あとは自宅で鑑賞すると考えておいた方がいいでしょう。その3:花粉の多い花をお供えしない
お花を供えるときには、花粉の多いものには注意が必要です。花粉が墓石などに付着すると、そこから変色することがあるからです。もし風に乗って周囲の墓石に飛べば、周囲にとっても迷惑となる可能性もあります。故人が大切にしていた花であるなど、どうしてもそのお花がいいときには外で花粉をよく落としてからお供えするようにしましょう。その4:香の強い花をお供えしない
香の強い花は虫を引き寄せるので、周囲でお参りしている人にも迷惑をかけたり、墓地の環境を悪くしたりする可能性があります。また線香の香りを妨げることで、場の平穏を邪魔することも考えられます。特に匂いが強い花と言えば、キンモクセイやクチナシといったものがあります。またユリは比較的葬儀などでも見かけますが、なかなか香りの強い花でもあります。お墓に供えるのは避けた方がいいかもしれません。その5:墓石にお酒やジュースをかけない
故人がお酒好きだった場合、墓石にお酒をかけてあげるといったことをする人もいるかもしれません。ただしどのような石材であれ墓石には微細な穴があり、ここにお酒やジュースなどの糖分が染みこむと、お墓が汚れる原因となります。一般的にはこの微細な穴に雨水などが染みこむことで汚れは蓄積するのですが、そこに糖分がある場合、汚れに加えてカビや細菌が繁殖する原因ともなります。また、糖分があるということはもちろん虫が集まる原因にもなります。やめておきましょう。その6:掃除して濡れたままにしない
墓石を洗った後、拭き取らずに濡れたままにしていると汚れが付着します。また湿ったところに苔やカビが生える原因となるので、掃除したあとは必ず「から拭き」しましょう。また掃除するときに、汚れた部分をたわしで擦ることもあるかもしれませんが、ゴシゴシと力を入れて洗うと墓石の表面に傷がつき、劣化する原因となります。特に金属のたわしは使わないようにしましょう。基本的にはスポンジで洗うのがいいようです。また力を入れすぎて納骨棺(カロート)をあけてしまったりすると、墓石を倒したりするリスクがあるので大変危険です。その7:ペットを連れて入ったり、騒がしくしたりしない
お墓は静かに心を落ち着ける空間です。自分たちだけでなく、訪れている人誰もが心を落ち着けることができるようにしましょう。ペットに関しては、その場所のルールをしっかり守りましょう。一般的には、墓地にペットが入ることを禁止している場合が多いようです。また、小さな子供が一緒にいる場合は、共に静かに過ごせるように工夫する必要はあるかもしれません。その他にもタブーとされていることはいろいろと聞きます。たとえば、お参りの「時間」や「六曜による日取り」、「服装の決まり」、「参拝の順序」などがあります。もちろんその土地の風習や慣習といったものはあるようですが、基本的にはあまりこういった点にとらわれなくてもいいかもしれません。大事なことは、自分にとってだけでなく、あらゆる人にとってお墓は特別な場所である、ということをしっかりと心に留めておくことではないでしょうか。
<参考>
お墓参りのNG行為|やってはいけない・行ってはいけない理由と真偽を検証|そなサポ
https://sonasapo.com/families/5624/
お墓参りに必要な持ち物は9点!タブーなどについても講師が徹底解説|みんなのお墓
https://minnanoohaka.com/blog/2563/
お墓参りのタブーを解説!やってはいけないことはある?|お墓さがし
https://ohaka-sagashi.net/news/omairitaboo/
お墓参りのNG行為|やってはいけない・行ってはいけない理由と真偽を検証|そなサポ
https://sonasapo.com/families/5624/
お墓参りに必要な持ち物は9点!タブーなどについても講師が徹底解説|みんなのお墓
https://minnanoohaka.com/blog/2563/
お墓参りのタブーを解説!やってはいけないことはある?|お墓さがし
https://ohaka-sagashi.net/news/omairitaboo/
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
物知りもいいけど知的な教養人も“あり”だと思います。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
葛飾北斎と応為…画狂の親娘はいかに傑作へと進化したか
葛飾北斎と応為~その生涯と作品(1)北斎の画狂人生と名作への進化
浮世絵を中心に日本画においてさまざまな絵画表現の礎を築いた葛飾北斎。『富嶽三十六景』の「神奈川沖浪裏」が特に有名だが、それを描いた70代に至るまでの変遷が実に興味深い。北斎とその娘・応為の作品そして彼らの生涯を深...
収録日:2025/10/29
追加日:2025/12/05
深刻化する中国の人権問題…中国共産党の思惑と人権の本質
中国共産党と人権問題(1)中国共産党の思惑と歴史的背景
チベット、内モンゴル、新疆ウイグルなど、少数民族に対する深刻な人権侵害をめぐって欧米諸国から強い批判を浴びている中国。しかし、こうした人権問題は今に始まったことではない。中華人民共和国建国の経緯と中国共産党の思...
収録日:2021/10/15
追加日:2021/12/24
コスパが鍵!? 顧客満足につながる品質マネジメントとは
プロジェクトマネジメントの基本(2)プロジェクトの複雑性とマネジメント
「プロジェクトはとても複雑だ」「不確実である」といわれるが、それはなぜか。イノベーションとエンジニアリング、モジュールとインテグラル、オープンとクローズドという対立項をかけ合わせてプロジェクトが成立するからだ。...
収録日:2025/09/10
追加日:2025/12/04
なぜ空海が現代社会に重要か――新しい社会の創造のために
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(1)サイバー・フィジカル融合と心身一如
現代社会にとって空海の思想がいかに重要か。AIが仕事の仕組みを変え、超高齢社会が医療の仕組みを変え、高度化する情報・通信ネットワークが生活の仕組みを変えたが、それらによって急激な変化を遂げた現代社会に将来不安が増...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/12
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」という現象は起こるのか。対人コミュニケーションにおいて誰もが経験する理解や認識の行き違いだが、私たちは同じ言語を使っているのになぜすれ違うのか。この謎について、ベストセラー『「何...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/02


