テンミニッツ・アカデミー|有識者による1話10分のオンライン講義
会員登録 テンミニッツ・アカデミーとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2015.11.18

「アサイン」「エビデンス」「ローンチ」…今すぐ使えるカタカナビジネス用語一覧

「スキーム」「マネタイズ」「ウィンウィン」「リマインド」「コミット」「デフォルト」……などなど、仕事の打ち合わせやメールなどで見聞きするカタカナビジネス用語。まったく知らない言葉が出てくると、「これを知らないのは自分だけ?」「この言い方って一般的?」と不安になることもあれば、「このメンバーの会議で使っても意味が伝わらないんじゃない?」と困惑したり、「カッコつけてるつもりなのかな」と失笑してしまうこともある。こうした経験は誰もが一度はおありではないだろうか。

実際、ネットでカタカナビジネス用語について調べてみると、「使うと恥ずかしい」というタイトルのついた記事があるかと思えば、逆に「知らないと恥ずかしい」と言い切っているものもあり、しかもそのなかに出てくる用語は、けっこう被っているので、いったいどちらが正しいのか? と思ってしまう。

いずれにせよ(使うか使わないかは別として)、知っているに越したことはない。ということで、すでに市民権を得つつあるものから、まだまだ新人のものまで、巷にあふれるカタカナビジネス用語をピックアップしてみた。

アサイン

指定、任命

アライアンス

提携、提携先

インフルエンサー

影響力のある人。顧客の購入意思決定などに影響を与える人

エグゼキューション

実施、実行

MTG

ミーティング

ウィンウィン

仕事上の両者が、いずれも利益を得る、どちらも成果を得るといった意味

エビデンス

証拠

OJT

On The Job trainingの略語。実務において、仕事の訓練を行うこと

オーソライズ

正当と認めること。プロジェクトを進めることなどが認められること

カウンターパート

直接対応してくれる相手のこと。仕事上の相手側の担当

ガバナンス

管理、統治のこと。「コーポレートガバナンス」は、経営者などによる企業の管理、統治

クライアント

顧客

クロージング

契約や取引が完了すること

コミット

関わる、貢献する、約束するなどの意味

コンセンサス

複数の人の同意を得ること

コンバージョン

最終的成果。商品を購入された数や、広告のクリック数など

ジャストアイデア

思いつき

スキーム

全体の仕組みがちゃんと考えられている計画のこと

ステークホルダー

利害関係者。たとえば株主、取引先、顧客など

デフォルト

初期設定、普通、債務不履行などの意。これを言う人によって意味が変化するので注意

ネゴ

ネゴシエーションの略。交渉

バジェット

予算

バッファ

余裕、余地を持たせている部分

フィックス

最終決定

ペンディング

保留。仕事をいったん棚上げすること

マター

案件。「○○さんマター」などと言い、誰の仕事かなどを示す

マネタイズ

利益を上げること。利益を上げる方法

リーチ

ネットやテレビで、広告などが何人に見られたか、届いたかという意味

リスケ

リスケジュールの略。予定を組みなおすこと

リバイズ

修正

リマインド

相手が日程などを覚えているか不安なときに、思い出させること

レベニュー

収入のこと。レベニューシェアとは、参加者で収入や費用を分配すること

ローンチ

スタートの意

 さて、あなたはいくつご存知だっただろうか。当然、業界や世代によって感じ方は違うもので、場や使い方によってはプラスにもマイナスにも働く可能性があるのだろう。使うか使わないかは個人の自由だが、円滑なコミュニケーションのためにも、使う際には相手を選び、空気を読んで効果的に使いたいものだ。

~最後までコラムを読んでくれた方へ~
“社会人学習”できていますか? 『テンミニッツTV』 なら手軽に始められます。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

地球上の火山活動の8割を占める「中央海嶺」とは何か

地球上の火山活動の8割を占める「中央海嶺」とは何か

海底の仕組みと地球のメカニズム(1)海底の生まれるところ

海底はどうやってできるのか。なぜ火山ができるのか。プレートが動くのは地球だけなのか。またそれはどうしてか。ではプレートは海底の動きの全てを説明できるのか。地球史規模の海底の動きについて、海底調査の実態から最新の...
収録日:2020/10/22
追加日:2021/05/02
沖野郷子
東京大学大気海洋研究所教授 理学博士
2

各々の地でそれぞれ勝手に…森林率が高い島国・日本の特徴

各々の地でそれぞれ勝手に…森林率が高い島国・日本の特徴

「集権と分権」から考える日本の核心(5)島国という地理的条件と高い森林率

日本の政治史を見る上で地理的条件は外せない。「島国」という、外圧から離れて安心をもたらす環境と、「山がち」という大きな権力が生まれにくく拡張しにくい風土である。特に日本の国土は韓国やバルカン半島よりも高い割合の...
収録日:2025/06/14
追加日:2025/09/15
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授 音楽評論家
3

「国際月探査」とは?アルテミス合意と月探査の意味

「国際月探査」とは?アルテミス合意と月探査の意味

未来を知るための宇宙開発の歴史(9)宇宙開発を継続するための国際月探査

現在の宇宙開発は「国際月探査」を合言葉に掲げている。だが月は人類の移住先にも適さず、探査にさほどメリットがない。にもかかわらずなぜ「月探査」が目標として掲げられているのか。それは冷戦後、宇宙開発の目標を失った各...
収録日:2024/11/14
追加日:2025/09/16
川口淳一郎
宇宙工学者 工学博士
4

成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ

成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ

経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本

組織のまとめ役として、どのように接すれば部下やメンバーの成長をサポートできるか。多くの人が直面するその課題に対して、「経験学習」に着目したアプローチが有効だと松尾氏はいう。では経験学習とは何か。個人、そして集団...
収録日:2025/06/27
追加日:2025/09/10
松尾睦
青山学院大学 経営学部経営学科 教授
5

トランプ・ドクトリンの衝撃――民主主義からの大転換へ

トランプ・ドクトリンの衝撃――民主主義からの大転換へ

トランプ・ドクトリンと米国第一主義外交(1)リヤド演説とトランプ・ドクトリン

アメリカのトランプ大統領は、2025年5月に訪れたサウジアラビアでの演説で「トランプ・ドクトリン」を表明した。それは外交政策の指針を民主主義の牽引からビジネスファーストへと転換することを意味していた。中東歴訪において...
収録日:2025/08/04
追加日:2025/09/13
東秀敏
米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー