社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
飲み干す派は要注意!立ち食いそばの塩分量とは
仕事に家事に忙しいと、女性でも「ランチは立ち食いそばでちゃちゃっと」という人も少なくないはず。お店に入ってみると、ひとり黙々とそばをすする女性もちらほら見かけるようになりました。
そんなとき、気をつけたいのがそばのつゆ。意外と塩分量が高めなので、身体が温まるからとついぐぐっと飲み干してしまう人は要注意です。
ちなみに厚生労働省の「食事摂取基準」(2015年版)によると、一日あたりの食塩の摂取目標量は男性(18歳以上)で8グラム未満、女性(18歳以上)で7グラム未満となっています。なんと、女性の場合、そば1杯をつゆごととるだけで、一日の塩分量の半分近くをとってしまうことになるのです。
塩分とりすぎというと、オジサンにしか関係ないと思いがちですが、女性への影響も、当然あります。たとえば、むくみ。フェイスラインが膨張したように見えたり、ブーツが入らなくなったり。また、体内の水分量が増えるため、体重が増えてしまったりすることもあるとか。もちろん、高血圧や生活習慣病にもつながりかねません。
また、食物繊維もナトリウムを排出してくれます。そばにわかめをトッピングするのも手です。わかめには、塩分とりすぎによる体への影響を解消してくれる効果があるとか。
ちょっとした心がけで体調管理ができますので、ぜひ実践してみてください。
そんなとき、気をつけたいのがそばのつゆ。意外と塩分量が高めなので、身体が温まるからとついぐぐっと飲み干してしまう人は要注意です。
一日の塩分量の半分近くをとってしまうことに
立ち食いそば屋さんのつゆの塩分濃度は、100ミリリットルあたりおよそ0.9~1.1パーセントほど。そば1杯あたりのつゆの量を300ミリリットルと考えると、約2.7~3.3グラムの塩分が含まれていると考えることができます。ちなみに厚生労働省の「食事摂取基準」(2015年版)によると、一日あたりの食塩の摂取目標量は男性(18歳以上)で8グラム未満、女性(18歳以上)で7グラム未満となっています。なんと、女性の場合、そば1杯をつゆごととるだけで、一日の塩分量の半分近くをとってしまうことになるのです。
塩分とりすぎというと、オジサンにしか関係ないと思いがちですが、女性への影響も、当然あります。たとえば、むくみ。フェイスラインが膨張したように見えたり、ブーツが入らなくなったり。また、体内の水分量が増えるため、体重が増えてしまったりすることもあるとか。もちろん、高血圧や生活習慣病にもつながりかねません。
残りつゆのほうが塩分濃度は高い!
そのためにも、そばつゆの飲み干しは控えておくことをおススメします。特に、そばを食べる前のつゆの塩分量より、塩分濃度は残りつゆのほうが高くなるため、たとえば150ミリリットルの残りつゆ(塩分濃度は約1.1パーセント)を飲まなかった場合、塩分摂取量は約半分で済むということになります。思わず全部飲み干したくなってしまいますが、一口、二口でガマンするのが健康のためといえるでしょう。「飲み干したい」という人はトマトジュース、わかめがおススメ
それでも「飲み干したい」、あるいは「もう全部飲んじゃったよ!」という人に意識してほしいのが、カリウム。身体の余分なナトリウムを身体の外に出すはたらきがあります。なかでも手軽なものといえば、トマトジュースです。ただ商品によってカリウム量に幅があるので、必ずパッケージの成分表示をチェックしましょう。塩分、糖分の量もあわせて確認を。ちなみに、1日あたりのカリウム摂取量の目安ですが、男性(18歳以上)で2500ミリグラム、女性(18歳以上)で2000ミリグラムだそうです。また、食物繊維もナトリウムを排出してくれます。そばにわかめをトッピングするのも手です。わかめには、塩分とりすぎによる体への影響を解消してくれる効果があるとか。
ちょっとした心がけで体調管理ができますので、ぜひ実践してみてください。
<参考サイト>
・厚生労働省ホームページ(「「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書」
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000041824.html
・厚生労働省ホームページ(「「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書」
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000041824.html
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
物知りもいいけど知的な教養人も“あり”だと思います。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
生と死が明確に分かれていた…弥生人が生きていた世界とは
弥生人の実態~研究結果が明かす生活と文化(9)弥生人の「生の世界」
弥生時代の衣食住には、いったいどんな文化があったのだろうか。土器やスタンプ痕の分析から浮かび上がる弥生人が生きていた世界、その生活をひもとくと、農耕の発展の経路や死生観など当時のさまざまな文化の背景が見えてくる...
収録日:2024/07/29
追加日:2025/05/14
運動では減らないコレステロール…食生活の見直しで対策を
健診結果から考える健康管理・新5カ条(5)コレステロールは運動では減らない
コレステロールは中性脂肪と混同されがちだが、まったく異なる性質の脂(あぶら)である。コレステロールには、消化酵素になるなど3つの使い道があるが、摂り過ぎると運動しても簡単になくならないため、血管の変化を引き起こし...
収録日:2025/01/10
追加日:2025/05/13
「法華経はSFだ!」というナラティブの神秘的体験
おもしろき『法華経』の世界(1)法華経はSFだ!
『法華経』といえば紀元1世紀から3世紀に成立したといわれる大乗仏教の代表的経典である。厳しい修行や哲学的思索を行う出家が中心だった当時のインド仏教に対し、誰もが平等に成仏できると説く『法華経』は画期的なものだった...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/05/04
イスラエルの歴史を学ぶ~シオニズム運動と英国の三枚舌
近代イスラエルの誕生:その苦闘の背景(1)
国防において、科学・芸術・産業の追究において、イスラエル人が示す桁外れの熱意。その根源は、民族がたどった歴史にあると島田晴雄氏は言う。現代のイスラエル精神に直接影響を及ぼした近代イスラエルの成立過程を2回に分...
収録日:2013/10/04
追加日:2014/07/17
米国史の教訓…ドル基軸通貨体制の信認を問う大転換に?
株価と歴史…トランプ関税の影響を読む(1)アメリカ史の教訓とは
トランプ関税の影響は、今後、どのように広がっていくのだろうか? 過去の大きな構造変化や金融環境の変化が各国の「株価リターン」にどのような影響を与えたのかを分析しつつ、今後を考えるヒントがないかを検証していく。第1...
収録日:2025/04/18
追加日:2025/05/02