スマートウエルネスみつけの実現へ
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
「健幸ポイント」制度導入によるブレイクスルー
スマートウエルネスみつけの実現へ(3)健幸ポイント制度
久住時男(元・見附市長)
見附市では、スマートウエルネスシティ事業を進めるため、自治体レベルで研究組織が立ち上げられた。その組織は健康施策とそのための都市政策の一環としてつくられたのだが、具体的にどのような研究が進められているのか。そこから得られた知見と合わせて解説する。(全5話中第3話)
時間:8分02秒
収録日:2018年7月4日
追加日:2018年12月24日
≪全文≫

●研究組織の運営により、都市政策につながる知見を得る


 2009年(平成21年)に、健康をまちづくりの大黒柱として運営をしていくための研究組織を立ち上げました。スマートウエルネスシティを都市モデルにした「Smart Wellness City 首長研究会」です。当時は9市の市長によって組織されましたが、現在は37都道府県における74の自治体の首長が所属しています。私はその会長をずっと勤めており、それによってさまざまなデータや情報を得ることができます。非常にラッキーなポジションです。この中で、これからお話しするような都市政策にもつながる施策が、提案されていきました。


●自家用車の依存度と糖尿病患者数には関連がある


 この研究会を続けていく中で、いろいろな学者にお話をいただいたり、研究発表を行っていただきました。その中で2つ、特に重要な発表がありました。

 1つ目は為本浩至先生の発表で、生活習慣病の発症には、地域の環境因子も一定の影響があるというものです。左のグラフは、東京、大阪、愛知において自家用車に頼っている人の割合です。暮らしの中で一番、自家用車に頼っているのが愛知で、次が大阪、東京と続きます。東京は自家用車には不便な町だということが分かります。一方、右側のグラフは糖尿病の患者数です。一番多いのが愛知、次が大阪、一番少ないのが東京です。


●歩く効果は足し算可能である


 2つ目は久野譜也先生が発表されたものです。昔は、20~30分間継続して運動しないと内臓脂肪が燃えないとされていました。久野先生は、これが間違っていることを明らかにしました。5分でも1分でも運動すれば、その効果は足し算されていくことが、エビデンスを伴って示されたのです。

 このように考えると、東京を見習うことが重要であるということが分かります。とりわけこれは、歩数の問題です。見附市では、東京並みに歩くことを推奨しています。歩かざるをえないような都市設計を行い、歩いた方が楽しいということを打ち出し、歩いて暮らすまちを作っていくことが、スマートウエルネスシティの一番のポイントです。研究会では、そうした都市設計の背景となるデータが示されたのです。


●健康運動教室の参加者が増えないのは、健康行動への無関心が原因である



スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「政治と経済」でまず見るべき講義シリーズ
本当によくわかる経済学史(1)経済学史の概観
経済学史の基礎知識…大きな流れをいかに理解すべきか
柿埜真吾
「次世代地熱発電」の可能性~地熱革命が拓く未来
地熱革命が世界を変える――次世代地熱の可能性に迫る
片瀬裕文
ポスト国連と憲法9条・安保(1)国連の構造的問題
核保有する国連常任理事国は、むしろ安心して戦争できる
橋爪大三郎
戦略的資本主義と日本~アメリカの復活に学ぶ5つの提言
戦略的資本主義とは?日本再生へアメリカに学ぶ5つの提言
片瀬裕文
過激化した米国~MAGA内戦と民主党の逆襲(1)米国の過激化とそのプロセス
トランプ政権と過激化した米国…MAGA内戦、DSAの台頭
東秀敏
グローバル環境の変化と日本の課題(1)世界の貿易・投資の構造変化
トランプ大統領を止められるのは?グローバル環境の現在地
石黒憲彦

人気の講義ランキングTOP10
これからの社会・経済の構造変化(1)民主主義と意思決定スピード
フラット化…日本のヒエラルキーや無謬性の原則は遅すぎる
柳川範之
和歌のレトリック~技法と鑑賞(1)枕詞:その1
ぬばたまの、あしひきの……不思議な「枕詞」の意味は?
渡部泰明
「進化」への誤解…本当は何か?(9)AI時代の人間と科学の関係
科学は嫌われる!? なぜ「物語」のほうが重要視されるのか
長谷川眞理子
独裁の世界史~未来への提言編(1)国家の三つの要素
未来を洞察するために「独裁・共和政・民主政」の循環を学べ
本村凌二
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(8)秀長の死の影響と秀吉政権の瓦解
「家康対奉行」の構図は真っ赤な嘘!? 秀吉政権瓦解の真相
黒田基樹
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIは間違いが分からない…思考で大事なのは訂正可能性
中島隆博
過激化した米国~MAGA内戦と民主党の逆襲(1)米国の過激化とそのプロセス
トランプ政権と過激化した米国…MAGA内戦、DSAの台頭
東秀敏
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(5)『秘蔵宝鑰』が示す非二元論的世界
雄大で雄渾な生命の全体像…その中で点滅する個々の生命
鎌田東二
歌舞伎はスゴイ(4)歌舞伎のサバイバル術(後編)
江戸時代の歌舞伎にも大波乱が…どうやって生き残ったか
堀口茉純
エンタテインメントビジネスと人的資本経営(1)ソニー流の多角化経営の真髄
ソニー流「多角化経営」と「人的資本経営」の成功法とは?
水野道訓