スマートウエルネスみつけの実現へ
この講義は登録不要で無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
「スマートウエルネスみつけ」推進に向けた4つの柱
スマートウエルネスみつけの実現へ(2)健康施策4つの柱
久住時男(元・見附市長)
新潟県見附市で行われている地方創生事業「スマートウエルネスみつけ」の中心は、4つの柱からなる健康施策である。しかし、新潟県見附市長・久住時男氏によれば、この健康施策は、まちの設計や都市の在り方そのものを考え直すことから出発している。(全5話中第2話)
時間:10分55秒
収録日:2018年7月4日
追加日:2018年12月23日
≪全文≫

●健康施策のための4つの柱


 「スマートウエルネスみつけ」で目指されているのは、健康施策です。実は私が市長になった際に健康の話をすると、いろんな議員が「健康なんて税金でやる必要はない」「おかしいんじゃないか」「病気の人が治るなら良いが、健康な人がより健康になるために、お金を出していいのか」という反発がありました。16年前は、このような状況だったのです。こうした反応がある中でも、思い切って施策を進めていきました。これから、そのプロセスについて説明していきます。



 私は健康施策を進める上で、まず4本柱を立てました。食生活、生きがい、健(検)診、運動です。これらは今、全国のどの健康施策でもやられることだと思います。後で説明しますが、大学を含めた施策のための研究会を行っていくと、健康を考えるためには、まちの設計や、都市設計、都市のあり方自体が重要であるということが分かってきました。これらが健康に大きく影響を及ぼしているのです。

 こうした中で、プラチナ大賞を受賞する前の2017年(平成29年)6月に、第1回コンパクトシティ大賞を頂きました。この審査の前提として、まず国の11省庁の課長級以上23人が集まり、2年間、人口減少や少子高齢化社会を乗り切る都市設計の方向性が議論されました。2017年(平成29年)3月にその方向性が決まり、これに基づいて全国の1741市区町村が分析されました。5月に10のモデル都市の一つとして、見附市が選ばれました。その後、2017年(平成29年)6月にコンパクトシティ大賞が審査され、第1回の受賞地域として、見附市が選ばれたのです。


●コンパクトシティの発想転換


 従来の国が考える「コンパクトシティ」とは、将来のインフラ維持のために、できるだけ合理的に人口密度を集約するようなまちであり、そうした考えに自治体はあまり賛同できませんでした。私どもは、自治体や地域運営をする際、中心だけが生き残れば良いという発想を持っていません。やはり集落や文化があるところは残し、切り捨てるべきではないと考えています。

 見附市でこうした議論をした際、私は人口が減る以上、中心市街地がコンパクトになるのは仕方がないと言いました。しかし同時に、集落も同じような形で残さなければならないので、その部分もある程度集約する必要を主張し、そこで「コンパクトヴィレ...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「政治と経済」でまず見るべき講義シリーズ
政治思想史の古典『法の精神』と『社会契約論』を学ぶ(1)二人の思想家
モンテスキューとルソー…二人の思想家の共通の敵とは?
川出良枝
第2次トランプ政権の危険性と本質(1)実は「経済重視」ではない?
トランプ政権の極右ポピュリズム…文化戦争を重視し経済軽視
柿埜真吾
日本の財政の真実を検証する(1)膨らむ借金の知られざる実態
日本の財政の「真実」をデータで徹底検証…国際機関の分析は?
宮本弘曉
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(1)最新研究から見えてくる未来像
AI大格差…なぜ日本の雇用環境では「ショックが大きい」のか?
宮本弘曉
教養としての「人口減少問題と社会保障」(1)急速に人口減少する日本の現実
毎年100万人ずつ減少…急降下する日本の人口問題を考える
森田朗
日本を復活させる国家戦略(1)戦後の復興戦略と日本経済の凋落
「所得倍増」はなぜ成功したか…日本経済の回復のヒント
島田晴雄

人気の講義ランキングTOP10
核DNAからさぐる日本のルーツ(1)人類の起源と広がり
核DNAデータで日本人のルーツを探る…アフリカから日本まで来た行程と時期は?
斎藤成也
「満洲」から考える日本とアジア(6)21カ条の要求と第一次世界大戦
日本が中国に出した「21カ条の要求」の罠と必然…不安定な満洲利権を手にした日本が直面した難題とは?
宮脇淳子
習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(5)恐るべき台湾への「浸透」
浸透工作…台湾でスパイ裁判が約70件、それも氷山の一角
垂秀夫
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(1)神とは何か、そして天皇とは?
日本と世界の「神と信仰」の違いは?…そして天皇の大切な役割
橋爪大三郎
アメリカの理念と本質(1)西洋文明の行き着いた先と三つの建国
アメリカの理念と本質とは?…まず「三つの建国」から原点に迫る
中西輝政
資産運用の思考法…経済や市場の動きをどう読むか
市場予測のポイント…短期・中期・長期の視点と歴史的洞察
養田功一郎
死と宗教~教養としての「死の講義」(6)日本人の「死」と法然
南無阿弥陀仏と唱えて極楽浄土へ…法然の革命の意味とは
橋爪大三郎
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博