この講義シリーズの第1話は
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お金とは何か?…金本位制とビットコイン
暗号通貨は従来の通貨と何が違うか…ビットコインの矛盾点
お金とは何か?…金本位制とビットコイン(3)ビットコインの革新と矛盾
養田功一郎(元三井住友DSアセットマネジメント執行役員/YODA LAB代表/金融・経済・歴史研究者)
4.ビットコインは通貨たりうるか…法定通貨との併存も困難?
2026年4月30日配信予定
4.ビットコインは通貨たりうるか…法定通貨との併存も困難?
2026年4月30日配信予定
5.ゴールドやビットコインへの評価は?…現代社会の写し鏡
2026年5月1日配信予定
ビットコインを筆頭にその活用が広がる暗号通貨。従来の通貨や電子マネーと暗号通貨はなにが根本的に違うのか。ブロックチェーン技術や流通システムの観点からその新しさを見ていく。しかし、その新しさは通貨としての“矛盾”も内包しているようだ。(全5話中第3話)
時間:7分53秒
収録日:2025年10月24日
追加日:2026年4月24日
収録日:2025年10月24日
追加日:2026年4月24日
≪全文≫
●暗号「資産」と暗号「通貨」
さて、次はビットコインを支えるブロックチェーン技術が使われている暗号資産には、他にどんなものがあるかの紹介です。これは暗号「資産」と暗号「通貨」はどう違うのか、ビットコインはブロックチェーン技術を活用したさまざまな商品の中で、どのあたりに属するのかを理解していただくために用意したものです。
この表をご覧いただくと、左側に暗号通貨から始まりいくつかの様々なジャンルが並んでいます、ビットコインはこの中で一番上の暗号通貨の一つです。それ以外には、右側の具体例の通り、イーサリアム、リップルなど、多少ロジックの異なる通貨がありますが、いずれも暗号通貨の一つです。
暗号通貨の中の別枠として「ステーブルコイン」というものが近年、発行されています。これは同じくブロックチェーン技術を利用したコインですが、価値は法定通貨に連動するようになっており、主に短期国債などの資産を裏付けとして保有しています。
「ユーティリティートークン」がその下にありますが、これは限定された範囲で通用する暗号資産です。例えば、特定の取引所やゲーム内でのみ使われるものとご理解ください。
その下に「リアルワールドアセット」とありますが、こちらは不動産や、債券・株式、金、あるいはアートなど、すでにある現物の資産を裏付けとした暗号資産です。ブロックチェーン技術を使って偽造不可能なものとし、また、利用者間での直接取引、決済が可能になっています。
また、その中でも、特に金融商品、証券の暗号資産が「セキュリティートークン」と呼ばれます。さらにその下にあるように「非代替性トークン」(NFT)と呼ばれるものもあり、これはこれまでお話した暗号資産のうち、シリアルナンバーやアドレスを付ける事ができるようなものが該当します。デジタルアートや、コンサートチケット、不動産などで、これにより唯一無二であることが担保されます。
一方でビットコインなどの暗号通貨は、同じ種類のコインなら、どのコインも同じで色はついていません。お金に色はないといわれるのと一緒で、これらはNFTとは呼ばれません。
●暗号資産は銀行を経由しない
また最後に、電子マネーとの違いを確認しましょう。皆さまの中には暗号通貨はPayPayやSuica、PASMOなどの電子マネーと何...
●暗号「資産」と暗号「通貨」
さて、次はビットコインを支えるブロックチェーン技術が使われている暗号資産には、他にどんなものがあるかの紹介です。これは暗号「資産」と暗号「通貨」はどう違うのか、ビットコインはブロックチェーン技術を活用したさまざまな商品の中で、どのあたりに属するのかを理解していただくために用意したものです。
この表をご覧いただくと、左側に暗号通貨から始まりいくつかの様々なジャンルが並んでいます、ビットコインはこの中で一番上の暗号通貨の一つです。それ以外には、右側の具体例の通り、イーサリアム、リップルなど、多少ロジックの異なる通貨がありますが、いずれも暗号通貨の一つです。
暗号通貨の中の別枠として「ステーブルコイン」というものが近年、発行されています。これは同じくブロックチェーン技術を利用したコインですが、価値は法定通貨に連動するようになっており、主に短期国債などの資産を裏付けとして保有しています。
「ユーティリティートークン」がその下にありますが、これは限定された範囲で通用する暗号資産です。例えば、特定の取引所やゲーム内でのみ使われるものとご理解ください。
その下に「リアルワールドアセット」とありますが、こちらは不動産や、債券・株式、金、あるいはアートなど、すでにある現物の資産を裏付けとした暗号資産です。ブロックチェーン技術を使って偽造不可能なものとし、また、利用者間での直接取引、決済が可能になっています。
また、その中でも、特に金融商品、証券の暗号資産が「セキュリティートークン」と呼ばれます。さらにその下にあるように「非代替性トークン」(NFT)と呼ばれるものもあり、これはこれまでお話した暗号資産のうち、シリアルナンバーやアドレスを付ける事ができるようなものが該当します。デジタルアートや、コンサートチケット、不動産などで、これにより唯一無二であることが担保されます。
一方でビットコインなどの暗号通貨は、同じ種類のコインなら、どのコインも同じで色はついていません。お金に色はないといわれるのと一緒で、これらはNFTとは呼ばれません。
●暗号資産は銀行を経由しない
また最後に、電子マネーとの違いを確認しましょう。皆さまの中には暗号通貨はPayPayやSuica、PASMOなどの電子マネーと何...