高市早苗総理と松下政経塾
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
自分の志や信念に「正直」であることが一番大事なことである
高市早苗総理と松下政経塾(3)信念と正直
松下政経塾は、学力や効率を優先する教育とは異なり、政治家としての「信念」と「人格」を磨く場である。松下幸之助は、「正直」を人間として最も重要な価値観に据え、その精神を塾生たちに打ち込み続けた。その精神性は、幸之助が若い頃に大阪で身につけた商道の基底にも流れている、人間社会や自然を愛する信仰心が影響しているのではないか。松下政経塾の塾生たちが地位や損得に左右されず、一貫して国家国民のために尽くす「志」を持ち続けられるのは、この揺るぎない「信念」があり、しかもその信念に対して「正直」だからではないか。(全7話中第3話)
※インタビュアー:神藏孝之(テンミニッツ・アカデミー論説主幹)
時間:9分23秒
収録日:2026年3月3日
追加日:2026年5月10日
カテゴリー:
≪全文≫

●「信念を持っているのが政治家である」というのは当たり前のこと


執行 だから、(高市早苗さんは)元の思想が違うのですよ。

―― そうなのですよね。人格力というか、元の部分が違うでしょう。

執行 違うのです。「元がある人」が政治家になるというのは当たり前のことなのです。でも、その当たり前のことが、今の選挙制度で――戦後(約)80年ですが――、私の感覚だと、当たり前の信念を持った政治家が当たり前に偉くなったということはないのです。みんな、ただ三代目だとか、それだけの話じゃないですか。それが初めて出てきたというのが(松下)政経塾なのです。

 これはだから、(それぞれに)信念は違うものがあります。私とも思想が違う。でも、「信念を持っているのが政治家である」というのは当たり前のことですから。私は日本国民として、「野田(佳彦)さんの言ったあのことが違う」とか「高市さんの言ったあのことが違う」とか、そういうことは思わないのです。国民というものは、いつの時代も、その国のその時代のトップの人が持っている信念に従うものだと思っていますから。それは間違っているとか、そういうことではないのです。その時代の、日本の一番偉い人が信念に基づいて「やらなければならん」と思ったら、やるのが国民の義務なのです。だから、そう思える人が初めて政治家に出てきたということ。

 だから「信念」なのです。別にリベラルの人が総理大臣になって、平和憲法がどうのこうのと言い出したら、それを守るのも国民の義務です。ただ、トップの人の人格、識見、それから政治家としてどういう人か(が大事です)。やっぱり、永遠に人間は「人格」だと思うのです。

―― なるほど、やっぱり人格なのですね。

執行 そうです。私は、本当に政治的信念を持っているリベラルの人がトップに立って、そうなってしまったら、率先してやると思います。その「人格を持った人」がやれば、です。やっぱり「人」なのです。そこが、松下政経塾だけが政治的心情と人格を両方持っている人を育てたということですね。

―― 結果的にそうですね。

執行 だと思っています。だって、あとは早慶から(毎年)3000人、4000人出ても、頭がいい人はいくらでもいると思うけれど、でもやはり信念にまでなっていないと思うのです。

―― (松下政経塾は)一番上に志を持ってきたと。それがないと、生きてい...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「政治と経済」でまず見るべき講義シリーズ
危機のデモクラシー…公共哲学から考える(1)ポピュリズムの台頭と社会の分断化
デモクラシーは大丈夫か…ポピュリズムの「反多元性」問題
齋藤純一
内側から見たアメリカと日本(1)ラストベルトをつくったのは誰か
トランプの誤謬…米国製造業を壊した犯人は米国の経営者
島田晴雄
戦略的資本主義と日本~アメリカの復活に学ぶ5つの提言
戦略的資本主義とは?日本再生へアメリカに学ぶ5つの提言
片瀬裕文
お金とは何か?…金本位制とビットコイン(1)お金の機能とその要件
お金の「3大機能」とは何か? そしてお金のルーツとは?
養田功一郎
プーチンのロシア―その思想と戦略―(1)プーチン政治の特徴
ロシア皇帝のように悪者を叱る人…プーチンの思想と歴史観
山添博史
お金の回し方…日本の死蔵マネー活用法(1)銀行がお金を生む仕組み
信用創造・預金創造とは?社会でお金が流通する仕組み
養田功一郎

人気の講義ランキングTOP10
テロメアから考える「アンチエイジング」(1)老化とテロメアの関係
テロメアの長さが「がんリスク」と「老化」のカギを握る
堀江重郎
「満洲」から考える日本とアジア(3)「渤海」とはいかなる国か
謎の「渤海」…7世紀末から10世紀まで満洲で栄えた渤海と奈良時代以降の日本との交流の背景は安全保障
宮脇淳子
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
編集部ラジオ2026(32)鎌田東二先生の法華経講義解説-1
【10min名作探訪】鎌田東二先生の『法華経』講義の核心ビジョン
テンミニッツ・アカデミー編集部
Microsoft Copilot~AIで仕事はどう変わるか(7)AI活用の落とし穴
AIへの不安と懸念…だからこそ「教養」が必要になる
渡辺宣彦
モンゴル帝国の世界史(1)日本の世界史教育の大問題
なぜ日本の「世界史」はいびつなのか…東洋史と西洋史の違い
宮脇淳子
日本人が知らない自由主義の歴史~前編(1)そもそも「自由主義」とは何か
消極的自由と積極的自由?…なぜ自由主義がわかりづらいか
柿埜真吾
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(5)「原則なし」の日本
世界は「原則」でできているが、日本は「原則はなし」にする
橋爪大三郎
中国史概説~『皇帝たちの中国』を読む(1)なぜ「中国史はつまらない」のか?
驚きの中国史~「中国史はつまらない」という通説の裏の波乱の真実
宮脇淳子