「神仏習合」と「大家族主義=日本教」の世界史的なすごさ
民主主義を考えるための十二の根本原理(4)神仏習合のすごさ
古代の日本は、全く価値観の違う大豪族たちが暮らしていた時代であった。聖徳太子の憲法十七条の第一条「和を以て貴しとなす」の「和」とは、大豪族たちが同じ席に着き、同じ政治の舞台に上がれる状態をすでに日本で作っていた...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/04/04
戦後ダメになったのは日本だけでない、欧米はより堕落した
価値と人間(5)欧米社会の堕落
現代の政治・社会を動かしている民主主義の考え方は、全面的にダメなのではない。しかし、下が上を選ぶ現在の選挙制度がある限り、多数派にしか正義はない。そうなると、エリートが生まれなくなるから、やがて国が滅びてしまう...
収録日:2024/01/31
追加日:2024/04/26
市民社会における悪人は「子どもじみた精神の持ち主」?
民主主義を考えるための十二の根本原理(12)子どもじみた人は…
英国の哲学者トーマス・ホッブズは、市民社会における悪人とは「大人に成長したのに子どものままの者、あるいは子どもじみた精神を持った人」と言った。一方、それとまったく反対の考え方を持つのが日本で、子どもを「一人前の...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/05/30
『法華経』と「神道」はアバター!?通底する世界観とは
おもしろき『法華経』の世界(2)『法華経』と「神道」の共通性
聖徳太子、最澄、空海、日蓮、宮沢賢治など多くの人に多大な影響を与えてきた『法華経』は長い年月にわたり日本宗教史を貫いてきた存在である。『法華経』は、苦悩を前提としつつ、むしろそうであるがゆえに明るい未来や救済の...
収録日:2025/01/27
追加日:2025/05/11
「和歌みくじ」で運をつかむ…現代に息づくおみくじの知恵
おみくじと和歌の歴史(5)現代の和歌みくじ
明治時代に入り、おみくじは大きな転換期を迎える。神仏分離令を契機に、江戸の歌占とは違う新しい和歌みくじが作られるようになるのである。その流れで現代に至るわけだが、注目したいのが明治神宮の和歌みくじだ。神道学研究...
収録日:2023/11/10
追加日:2024/01/17
感動の大議論! ペンシルベニア大学に集った日本学研究者
『歩こうアメリカ、語ろうニッポン』レポート(5)フィラデルフィア編-2 米国で進む日本研究、見直したい日本の宝
議論爆発の最終日、これぞ『歩こうアメリカ、語ろうニッポン』の醍醐味! 団員たちは、ペンシルベニア大学の日本学研究者たちと白熱の議論を尽くした後、パネル・ディスカッションでさらに現代の日本をアメリカに伝達する。全...
収録日:2014/06/24
追加日:2014/09/16
ユング的な生得説の可能性――深層心理に神話の原型がある
古事記・日本書紀と世界神話の類似(5)2つの類似要因
世界神話の類似には2つの要因が考えられる。一つは経験論的な「神話伝播説」で、もう一つがユング的な考え方による「生得説」だ。なぜ人類が違った場所で違った時代に同じ夢を見るといった、シンクロニシティのようなことが時空...
収録日:2021/09/29
追加日:2022/04/17
創造的経営の核心…「個人の信念」を真実として正当化する
日本企業の病巣を斬る(7)信念と創造的経営
理想や使命へ向かうと「自分がこうやりたい」というものが出てくる。それぞれに正解を見つけていくしかないから、おのずと自分の持ち味が発揮されるようになる。ところが、現在の日本の企業社会では会議ばかりを重んじるあまり...
収録日:2023/10/18
追加日:2024/01/12
出発のときの民主主義は「自由か、しからずんば死か」
民主主義を考えるための十二の根本原理(8)自由か、しからずんば死か
本当の民主主義とは「自由か、しからずんば死か」である。これはアメリカのパトリック・ヘンリーの言葉で、その根本にある言葉は前回伝えた「独立自尊、すべて自己責任」である。このような社会を求めてアメリカは独立し、そこ...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/05/02
全員がコンプレックスを持っている社会こそ民主主義の理想
民主主義を考えるための十二の根本原理(10)一人も完全な人がいない
イギリスの社会学者マイケル・ヤングが、19世紀の英国社会を統計学的に調査して書いた『メリトクラシー』という本がある。この本に書かれた言葉が「一人も完全な人がいない」である。貴族は特権階級であることに後ろめたさを持...
収録日:2025/01/16
追加日:2025/05/16