小さな神々と精霊…ケルト神話と日本神話の不思議な共通性
ケルト神話の基本を知る(2)精霊信仰的な多神教
ケルト神話はさまざまな伝承を寄せ集めて再構成されたものなので、世界の始まりや人間の起源について分かっていないことも多い。では神についてはどうだろうか。宗教学的分類でいうと多神教で、アニミズム的要素を持っている神...
収録日:2022/04/12
追加日:2023/07/30
「門」…「精霊に向かって行く」というメッセージ
逆遠近法の美術論(8)八反田友則氏の絵を鑑賞する-3
「愛だけが…」の次に描かれた「門」には、義を感じた。義とは神的使命のために幸福を捨てることでもある。人間的な愛の次に、それよりもっと深い、義のほうに傾いた愛に置かれているのだ。この絵からは旧約聖書の『詩篇』に書か...
収録日:2022/08/30
追加日:2023/04/28
エチオピア正教会から邪教とされる憑依儀礼「ザール」
映像で考えるエチオピア(3)宗教儀礼「ザール」とは何か
エチオピアの人々は実際に、どのように宗教を信仰しているのだろうか。国立民族学博物館人類基礎理論研究部准教授の川瀬慈氏は、エチオピア北部の「ザール」と呼ばれる憑依儀礼に着目する。霊媒者が精霊と人々のコミュニケーシ...
収録日:2018/07/13
追加日:2018/12/09
マザッチョ…遠近法を生み出したルネサンス絵画の創始者
ルネサンス美術の見方(2)マザッチョと遠近法の世界
ルネサンスが始まったのは、経済的に豊かな町を作っていったフィレンツェであった。そこに登場したのが、「ルネサンス絵画の創始者」といわれるマザッチョだった。彼は古代ギリシャ・ローマに範を取りながら、それまでになかっ...
収録日:2019/09/06
追加日:2019/10/31
「和を以て貴し」とした聖徳太子の理想的社会像とは何か
法隆寺は聖徳太子と共にあり(3)「みんな一緒に」の精神
どちらか一方ではなく、仏も神も両方大事にする。一神教の信者からすれば信じ難いこの感覚こそ、多様性と調和を重んじる日本独特の宗教性を示していた。法隆寺管長・大野玄妙氏は、多様性も含めて「和」を強調した聖徳太子の発...
収録日:2016/03/09
追加日:2016/10/15
ストリートチルドレンが自立するには何が必要か?
映像で考えるエチオピア(5) ストリートチルドレンの自立
ストリートチルドレンは、大人になるとどうなるのか。自立する者もいるが、物乞いのままの者もいる。国立民族学博物館人類基礎理論研究部准教授の川瀬慈氏は、開発援助の対象を保護するだけではなく、彼らがいかに自立するかを...
収録日:2018/07/13
追加日:2018/12/11
キリスト教公認とコンスタンティノープルへの遷都の理由
四分治制時代のローマ史~ローマ史講座XI(6)「コンスタンティヌス大帝」
コンスタンティヌスは、コンスタンティノープルへの遷都によって旧来の勢力との軋轢を回避しようとした。それはディオクレティアヌスによる改革を継承するものだったのだ、と本村氏は指摘する。また、キリスト教を公認したとい...
収録日:2019/02/26
追加日:2019/10/26
12世紀後半の細密画から絵解きするリベラルアーツ
バッハで学ぶクラシックの本質(2)リベラルアーツの内容
リベラルアーツとは具体的にどのような内容なのだろうか。文科系3科目、理科系4科目の計7科目に関して、12世紀後半に描かれた細密画を用いて、詳細な解説を加える。この絵には擬人化された7つの科目が描かれており、音楽を含め...
収録日:2019/09/19
追加日:2019/11/01
「磔刑 再会」「磔刑 ただひとつ」…芸術の見方とは?
逆遠近法の美術論(6)八反田友則氏の絵を鑑賞する-1
最初に作品解説する八反田友則氏の絵は二つの「磔刑」。一つ目の絵には「磔刑 再会」という題名が付けられている。この絵には、天から降り注ぐ精霊を感じる。それは三島由紀夫が『豊饒の海』で表そうとした仏教の唯識論に出て...
収録日:2022/08/30
追加日:2023/04/14
花火の掛け声「たまや~」の由来…浮世絵と隅田川の歴史
『江戸名所図会』で歩く東京~両国(2)江戸時代の隅田川と花火
両国橋が架けられた隅田川。隅田川といえば花火大会が有名だが、それは江戸時代から人々に愛された行事だった。隅田川で花火が打ち上げられるようになった経緯や伝承、いまの花火との違いを知り、江戸時代の隅田川の姿に思いを...
収録日:2024/06/05
追加日:2024/09/29