社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
なぜ女性は「痩せたい」と思うのか?
多くの女性が持っている「痩せたい」という願望。「痩せる」ための美容系広告は街中にあふれ、女性誌でも毎回のようにダイエット特集が組まれるなど、今なお、日本人女性は「痩せたい」人が多いことがわかります。
一方、男性からは「痩せすぎは不健康そう」「女性は多少ふっくらした方がかわいらしい」など「痩せる」ことに対して、あまり好意的ではない意見をよく聞きます。それでも女性が痩せたいと思うのはなぜなのでしょうか。
女性同士では男性以上にお互いの容姿を気にするもの。グループでいるときにも、体型やダイエットの話はよくあがる話題のひとつです。女性にとっては、そういったグループに自信を持って参加できるかどうかということも重要なのです。
その理想が「痩せすぎ」だとしても、本人にその自覚がないとなれば、問題です。痩せるという行為にとりつかれてしまい、摂食障害になってしまう場合もあります。
「摂食障害の理解と治療のために」というサイトによれば、この病的な痩せたい願望は、ストレスによるものが大きいのだと言われています。弱々しくあることであらゆる失敗の言い訳にできると思い込んでしまう心理、痩せた人たちが華々しく活躍し、自信をつけるような風潮が、病的な痩せたい願望を生むのだといいます。
THE FASHION POSTのコラム「ファッション誌『VOGUE』がモデルの痩せすぎや低年齢化の問題に声明を発表」によると、CONDE NAST社のファッション雑誌「VOGUE」では、モデルの痩せすぎを問題視し、美と健康とは不可分のものであるという信念のもと、摂食障害があるとみられるモデルは起用しないなどの決まりが作られたとのこと。日本でも「ぽっちゃり系」が支持されるなど、意識改革が始まっています。
男性の好みも、「痩せていない方が良い」「がりがりだと心配で怖い」という意見が巷に流れつつある今日この頃。好みは人それぞれですが、たしかに細くても、元気のない女性だと魅力的とはいえませんよね。
魅力的な自分になることを目標にするなら、痩せることを目的にするのではなく、健康も美も両立した女性を目指しましょう。
一方、男性からは「痩せすぎは不健康そう」「女性は多少ふっくらした方がかわいらしい」など「痩せる」ことに対して、あまり好意的ではない意見をよく聞きます。それでも女性が痩せたいと思うのはなぜなのでしょうか。
気になるのは男性の目だけではない
まず、考えられるのは「男性に注目されたい、モテたい」という理由。これは女性に限らず、男性でもよく聞く理由です。しかし、男性はみんな細い女性が好きというわけではありません。それなのに、痩せたいと思うのは、なぜでしょうか?それは、男性にモテたいという気持ちだけではなく、同性、つまり「女性の目線が気になるから」なのです。女性同士では男性以上にお互いの容姿を気にするもの。グループでいるときにも、体型やダイエットの話はよくあがる話題のひとつです。女性にとっては、そういったグループに自信を持って参加できるかどうかということも重要なのです。
理想の実現も行き過ぎると…
そして、もう一つは女性なら誰もが思う「美しくなりたい」という理由。憧れのモデルやタレントに近づくために、痩せるという人も多いでしょう。ダイエットをして理想の体型を実現するのは良いですが、行き過ぎてしまうケースがあるのもこのタイプの特徴。その理想が「痩せすぎ」だとしても、本人にその自覚がないとなれば、問題です。痩せるという行為にとりつかれてしまい、摂食障害になってしまう場合もあります。
「摂食障害の理解と治療のために」というサイトによれば、この病的な痩せたい願望は、ストレスによるものが大きいのだと言われています。弱々しくあることであらゆる失敗の言い訳にできると思い込んでしまう心理、痩せた人たちが華々しく活躍し、自信をつけるような風潮が、病的な痩せたい願望を生むのだといいます。
変わっていく価値観
このような女性の「痩せたい」願望がある一方で、今それまでの「痩せているのが良い」という価値観が変わっていこうとしています。THE FASHION POSTのコラム「ファッション誌『VOGUE』がモデルの痩せすぎや低年齢化の問題に声明を発表」によると、CONDE NAST社のファッション雑誌「VOGUE」では、モデルの痩せすぎを問題視し、美と健康とは不可分のものであるという信念のもと、摂食障害があるとみられるモデルは起用しないなどの決まりが作られたとのこと。日本でも「ぽっちゃり系」が支持されるなど、意識改革が始まっています。
男性の好みも、「痩せていない方が良い」「がりがりだと心配で怖い」という意見が巷に流れつつある今日この頃。好みは人それぞれですが、たしかに細くても、元気のない女性だと魅力的とはいえませんよね。
魅力的な自分になることを目標にするなら、痩せることを目的にするのではなく、健康も美も両立した女性を目指しましょう。
<参考サイト>
・PRESIDENT Online 女はなぜそれほど痩せたいのか
http://president.jp/articles/-/10030
・こまち ダイエットログ 日本人女性はなぜ 「痩せ願望」 が強いのか? 世界の事情と比較してみた。
https://komachi-diet.com/information/japan-woman/
・生活習慣改善 笑えない…メタボが招くこわい病気
https://www.pluswellness.com/dictionary/improvements/chapter3/04.html
・摂食障害の理解と治療のために 6.摂食障害の太りたくない気持ちのなぞ
http://www3.grips.ac.jp/~eatfamily/understand6.html
・日経サイエンス 女性に広がる“肥満恐怖症”
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0211/sp4.html
・THE FASHION POST ファッション誌「VOGUE」がモデルの痩せすぎや低年齢化の問題に声明を発表
http://fashionpost.jp/fashion/fashion-news-event/1111
・PRESIDENT Online 女はなぜそれほど痩せたいのか
http://president.jp/articles/-/10030
・こまち ダイエットログ 日本人女性はなぜ 「痩せ願望」 が強いのか? 世界の事情と比較してみた。
https://komachi-diet.com/information/japan-woman/
・生活習慣改善 笑えない…メタボが招くこわい病気
https://www.pluswellness.com/dictionary/improvements/chapter3/04.html
・摂食障害の理解と治療のために 6.摂食障害の太りたくない気持ちのなぞ
http://www3.grips.ac.jp/~eatfamily/understand6.html
・日経サイエンス 女性に広がる“肥満恐怖症”
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0211/sp4.html
・THE FASHION POST ファッション誌「VOGUE」がモデルの痩せすぎや低年齢化の問題に声明を発表
http://fashionpost.jp/fashion/fashion-news-event/1111
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
雑学から一段上の「大人の教養」はいかがですか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,100本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
繁華街・新宿のルーツ、江戸時代の遊女が働く飯盛旅籠とは
『江戸名所図会』で歩く東京~内藤新宿(2)「夜の街」新宿の原点
歌舞伎町を筆頭に、東京でも有数の繁華街を持つ新宿だが、その礎は江戸時代の内藤新宿にあった。遊女が働く飯盛旅籠(めしもりはたご)によって、安価に遊興できる庶民の「夜の街」として栄えた内藤新宿の様子を、『江戸名所図...
収録日:2024/02/19
追加日:2024/04/28
なぜ民主主義が「最善」か…法の支配とキリスト教的背景
民主主義の本質(1)近代民主主義とキリスト教
ロシアや中華人民共和国など、自由と民主主義を否定する権威主義国の脅威の増大。一方、日本、アメリカ、西欧など自由主義諸国における政治の劣化とポピュリズム……。いま、自由と民主主義は大きな試練の時を迎えている。このよ...
収録日:2024/02/05
追加日:2024/03/26
日本は再エネが難しい!?再エネ比率が高い国との相違点
日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(3)電力の部分最適と全体最適
サステナブルな電力の供給と消費が求められる現代社会。太陽光発電のように電力の生産拠点が多元化する中で、それぞれの電力需給と国全体の電力需給のバランス調整が喫緊の課題となっている。実はヨーロッパなどの「再エネ比率...
収録日:2024/02/07
追加日:2024/04/27
陰の主役はイラン!?イスラエル・ハマス紛争の宗教的背景
グローバル・サウスは世界をどう変えるか(4)サウジアラビアとイランの存在感
中東のグローバル・サウスといえば、サウジアラビアとイランである。両国ともに世界的な産油国であり、世界の政治・経済に大きな存在感を示している。ただし、石油を武器にアメリカとの関係を深めてきたのがサウジアラビアであ...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/04/24
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
「重要思考」で考え、伝え、聴き、そして会話・議論する――三谷宏治氏が著書『一瞬で大切なことを伝える技術』の中で提唱した「重要思考」は、大事な論理思考の一つである。近年、「ロジカルシンキング」の重要性が叫ばれるよう...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/01/24