テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2015.09.20

これであなたもスー女デビュー!

 ここ数年、連日大入満員と人気が復活している大相撲。その人気を支えるのは相撲女子、通称”スー女”(スージョ)と言われている。

 「観に行きたいけれど、どうやってチケットを取るの?」「ひとり席はあるの?」など、まだまだ敷居が高いと思っている女性も多いようだ。今日はスー女のひとりである筆者が、女性ひとりでも満喫できる大相撲、国技館の楽しみ方をご案内する。


まずはチケット入手から。オススメはお手頃な椅子席

 大相撲といったら枡席というイメージがあるが、実は椅子席も充実。椅子席は3800円からと手頃で、二階後方からも意外と土俵がよく見えるためおひとりさま女子にオススメの席。オペラグラスを持参するとなお良しだ。

 チケットはライブや他のスポーツと同じくチケットぴあやコンビニで購入可能。登録すれば大相撲協会のサイトからも簡単に購入できる。初日や週末、千秋楽は早々に売り切れるので発売日当日を狙うのが鉄則。

 また、国技館では、朝8時から自由席の当日券を販売する。チケットが売り切れでもどうしても見たい時の裏技として利用したい。


スー女デビューの、テッパン観戦スケジュール

 実は朝8時から始まっている大相撲だが、遅くとも14時までには入場しよう。
 初めて行く女性に当日のオススメスケジュールと見所をご紹介。

[14:00 国技館到着]

 この時間あたりから幕内力士も次々と国技館に到着、間近で力士の入りが見られる。取り組み前の力士にはサインや写真はねだらず、スマートに声援を。

 またスタッフジャンパーを着て入場口でチケットをもぎってくれるのは、なんと親方陣。現役時代を知っているあの親方にも会えるかも。

[14:30 館内散策]

 まずは国技館地下1階大広間で相撲部屋仕込みのちゃんこで舌鼓。250円とは思えない、ボリュームと美味しさを堪能しよう。

 優勝杯や力士達の写真が飾られた館内を周りながら、次に向かうのは館内に数店舗ある売店。人気キャラクターひよのやまのグッズや、大相撲をモチーフにした手拭いなどはお土産にも喜ばれる。力士と2ショットが撮れるプリクラで記念撮影も忘れずに。

 おひとりさま女子によく見られるは、総合案内でレンタルできるラジオで館内オリジナル放送「どすこいFM」を聞きながらという観戦スタイル。これなら初心者女性ひとりでも充分楽しめる。

 そして国技館名物焼き鳥(650円)とビールを買ったらそろそろ席へ。

[15:30 幕内土俵入り]

 ここからテレビ放送で観られる上位の関取たち幕内力士が土俵に登場。

 注目したいのは、それぞれ趣向を凝らした関取たちの化粧回しと、「雲竜型」「不知火型」のふたつの型がある横綱土俵入り。また行司さんの艶やかな衣装にも魅了さけるはず。強さだけではない、美しい大相撲の世界を体感しよう。

[16:00~18:00 幕内取り組み観戦]

 いよいよ強豪力士達の取り組みがスタート。

 どちらが勝つかだけでなく、四股名を呼ぶ呼び出しさんの声や、力士と力士がぶつかり合う迫力の音、それぞれの力士の塩を撒くスタイルなど五感をフルに使って観戦するとより楽しめる。座布団が舞うのは、格下力士が横綱に勝った時。運が良ければその光景を見られるかも。

 まるでテーマパークのように一日中楽しめるのも国技館の魅力だ。最近では外国人客もかなり増えている人気スポットになっている。

 そして一度足を運べばおひとりさま女子の多さに驚くはず。お互いひとりで来た女性客同士がお喋りをして情報交換をする姿などもちらほら見られる、そんな今こそスー女デビューにうってつけのタイミングかもしれない。

~最後までコラムを読んでくれた方へ~
自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,100本以上。 『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

繁華街・新宿のルーツ、江戸時代の遊女が働く飯盛旅籠とは

繁華街・新宿のルーツ、江戸時代の遊女が働く飯盛旅籠とは

『江戸名所図会』で歩く東京~内藤新宿(2)「夜の街」新宿の原点

歌舞伎町を筆頭に、東京でも有数の繁華街を持つ新宿だが、その礎は江戸時代の内藤新宿にあった。遊女が働く飯盛旅籠(めしもりはたご)によって、安価に遊興できる庶民の「夜の街」として栄えた内藤新宿の様子を、『江戸名所図...
収録日:2024/02/19
追加日:2024/04/28
堀口茉純
歴史作家
2

なぜ民主主義が「最善」か…法の支配とキリスト教的背景

なぜ民主主義が「最善」か…法の支配とキリスト教的背景

民主主義の本質(1)近代民主主義とキリスト教

ロシアや中華人民共和国など、自由と民主主義を否定する権威主義国の脅威の増大。一方、日本、アメリカ、西欧など自由主義諸国における政治の劣化とポピュリズム……。いま、自由と民主主義は大きな試練の時を迎えている。このよ...
収録日:2024/02/05
追加日:2024/03/26
橋爪大三郎
社会学者
3

日本は再エネが難しい!?再エネ比率が高い国との相違点

日本は再エネが難しい!?再エネ比率が高い国との相違点

日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(3)電力の部分最適と全体最適

サステナブルな電力の供給と消費が求められる現代社会。太陽光発電のように電力の生産拠点が多元化する中で、それぞれの電力需給と国全体の電力需給のバランス調整が喫緊の課題となっている。実はヨーロッパなどの「再エネ比率...
収録日:2024/02/07
追加日:2024/04/27
岡本浩
東京電力パワーグリッド株式会社取締役副社長執行役員最高技術責任者
4

陰の主役はイラン!?イスラエル・ハマス紛争の宗教的背景

陰の主役はイラン!?イスラエル・ハマス紛争の宗教的背景

グローバル・サウスは世界をどう変えるか(4)サウジアラビアとイランの存在感

中東のグローバル・サウスといえば、サウジアラビアとイランである。両国ともに世界的な産油国であり、世界の政治・経済に大きな存在感を示している。ただし、石油を武器にアメリカとの関係を深めてきたのがサウジアラビアであ...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/04/24
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授
5

重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ

重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ

「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス

「重要思考」で考え、伝え、聴き、そして会話・議論する――三谷宏治氏が著書『一瞬で大切なことを伝える技術』の中で提唱した「重要思考」は、大事な論理思考の一つである。近年、「ロジカルシンキング」の重要性が叫ばれるよう...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/01/24
三谷宏治
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授