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DATE/ 2024.01.19

タバコをやめたい…それぞれの禁煙方法

 タバコを吸うと白い目でみられることも少なからず、間接喫煙の影響を考えると、もはや自分だけの問題ではなくなってきた喫煙習慣。肩身の狭さから、禁煙にトライするも、なかなか止められないとお嘆きの方も少なくないのではないでしょうか。今回は、禁煙に成功したり、取り組んでいるという市井の声を集めてみました。

ライフイベントが禁煙成功のカギ?

・長くつきあっていた彼氏にプロポーズしたときに、実はタバコ臭がイヤだと告白され、どうしても結婚したかったので彼氏の協力のもと、なんとか禁煙に成功しました。(32歳、女性)

・子どもの誕生をきっかけに禁煙に再チャレンジ。奥さんも嫌がっていたので、これまで、ガムとかパッチとか、いろいろ試してダメだったのが、イクメンに徹することで、なんとか成功?吸いたくなるたびに子どもの顔を思い出すようにしています。まだ、1年なんだけど、なんとか大丈夫そう。(35歳、男性)

一人より仲間同士!ソーシャルな取り組みで禁煙成功

・それほどのヘビースモーカーではなかったんだけど、同じタバコ仲間内で禁煙の誓いをしてみた。お互いに供託金10万円をタバコを吸わない友だちに預け、もし吸ってしまったら、仲間の呑みに使うという罰則で、いまのところ禁煙3週目!(43歳、男性)

・半信半疑で「禁煙マラソン」に参加、メールや講習会の指導などもあり、くじけそうになりながらも、ニコレットやニコチンパッチと併用して、2年が経過、峠は越えているようです。(51歳、男性)

健康不安から孤高のチャレンジ!

・職場や家族のプレッシャーから禁煙を試みるも、見てなければよいかという感じで隠れ喫煙モード。50代にはいって急激に息切れやめまいなど体力の衰えを感じて、自主的に禁煙に取り組むことを決意。ここからが本気で、前段階で本数を減らせていたことがよかったのか、禁煙外来などを活用してようやく完全禁煙状態にもっていくことができた。食欲もでてきたので、ダイエットにも注意しなければならないのがちょっとしたデメリットか。(58歳、男性)

・山頂の一服がたまらないという感じで、夏と秋の登山が趣味。さすがにここ10年くらいの間で、アウトドアの喫煙が厳しい目でみられるようになってきたことを感じつつも、禁煙は考えなかった。ところが、2年前くらいからジョギングでも呼吸が苦しくなってきてから、医者の勧めもあってようやく禁煙を決意。食後や呑んだ後など、一服したい危うい瞬間に思い出せるように、禁煙アラームをスマホで鳴るように設定している。いまのところ半年経過といったところです。(62歳、男性)

禁煙のカギは切実な自覚から

 禁煙失敗のエピソードによると、やはり、周囲のプレッシャーや雰囲気から、なんとなくチャレンジして失敗、というケースが多いようでした。今回の成功もしくは禁煙継続中のコメントから分かるのは、家族のためにという動機づけや、自覚する健康不安からの切実さがカギになっているようです。
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一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授