テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2019.07.11

スマホは何歳から持たせるべきなのか?

 子どもに何かあったら?幼い子を塾や習い事に通わせている親にとっては気が気でなりません。加えて、私立の小学校への越境入学させる場合など、すぐに連絡を取れるように、また、位置や行動がわかるようにGPS機能付きキッズケータイを持たせる親御さんも多いことでしょう。そこで悩むのが、いつからキッズケータイを卒業させて、より高機能なスマホを持たせるかという問題です。今回は、スマホは何歳から持たせるべきなのか、そんな市井の声を取材してみました。

タイミングとしては高校から!

・我が子は高校入学から。そういうお母さんは多いようですよ。(50代女性)

・スマホは、少なくとも小学生には必要無いと思う。(40代女性)

・子どもチャレンジなどの教材でタッチパネルになれた子が、スマホを悪戯するようになって、一度落として画面が割れたことがあって、やっぱり持ち物としては、幼稚園や小学生にわたすにはリスクが大きいかな(40代男性)

・GPS携帯を小5から持たせてるけど、スマホは高校生くらいかな(30代女性)

・機種変でお店にいったときに、本体1円でと営業されて、スマホは小学校5年から持たせてます(30代男性)

・幼稚園の頃から、タブレットのゲームや動画に夢中になるのを見て、依存症が気になり、スマホを持たせるなら、高校生になってからと子どもに話してます。(40代女性)

・子ども用のやつ(電話とショートメールとGPSぐらいの)は小学校入ったら持たせてもいいと思うけど、ネットとかが出来るスマホは中学校入ったらぐらいかなと…(30代女性)

・高校生くらいが持つのにいいタイミングじゃないかなー?(40代男性)

・中学2年生から、持たせてるけれど、本当は我が子には持たせたくないです。(40代女性)

・周りが持っているからとねだられて、中1から持たせたのですが、ゲームにはまりすぎて、高校受験に失敗したので、後悔。高校からにしておけばよかったと。(50代女性)

・子どもが中学受験の塾に通わせるタイミングでキッズケータイを検討していたのだけれど、いざお店にいってみるとスマホプランが魅力的で、契約してしまいました(30代女性)

 総じて、時期的にスマホを持たせるなら小学生未満には持たせるべきではなく、高校生からという声が大きいようです。

小学生未満にとっては機能と大きさがネックか!

 学習教材などタブレットで、幼少より動画やゲームを楽しんできた子どもたちにとって、自然と扱えるスマホではありますが、大きさ的には扱いにくく、落としたり無くしたりするリスクが大きいようです。

 また、機能的には、小学校からのプログラミングや、調べ学習での利用には、効果が期待できそうという見方もある反面、SNSやアダルトサイトなど、子どもに触れさせたくない情報へのアクセス、ゲーム依存などを問題視する声もあります。

 なお、幼児からの子育てで、動画やゲームなどによるスマホ育児させている30代の親御さん層は、比較的、小学生から持たせることに寛容な傾向があるようですが、40代以上の親御さん層は、小学生未満のスマホ使用についてはネガティブに受け取っているようです。

 持たせるきっかけは、そうした意義や意味だけでなく、回線契約のプロモーションや格安SIMでは主要キャリアのキッズケータイは契約できないという理由も。キッズスマホという選択肢もありますが、基本的なスマホ所持については、小学生未満は要注意検討、中学生はグレーゾーン、高校生からのスマホという意見が主流となっているようです。

気になる親御さんは、子どもの成長をよく考えてご検討いただけますように。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
“社会人学習”できていますか? 『テンミニッツTV』 なら手軽に始められます。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,300本以上。 『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

55年体制は民主主義的で、野党もブレーキ役に担っていた

55年体制は民主主義的で、野党もブレーキ役に担っていた

55年体制と2012年体制(1)質的な違いと野党がなすべきこと

戦後の日本の自民党一党支配体制は、現在の安倍政権における自民党一党支配と比べて、何がどのように違うのか。「55年体制」と「2012年体制」の違いと、民主党をはじめ現在の野党がなすべきことについて、ジェラルド・カ...
収録日:2014/11/18
追加日:2014/12/09
2

5Gはなぜワールドワイドで推進されていったのか

5Gはなぜワールドワイドで推進されていったのか

5Gとローカル5G(1)5G推進の背景

第5世代移動通信システムである5Gが、日本でもいよいよ導入される。世界中で5Gが導入されている背景には、2020年代に訪れるというデータ容量の爆発的な増大に伴う、移動通信システムの刷新がある。5Gにより、高精細動画のような...
収録日:2019/11/20
追加日:2019/12/01
中尾彰宏
東京大学 大学院工学系研究科 教授
3

マスコミは本来、与野党機能を果たすべき

マスコミは本来、与野党機能を果たすべき

マスコミと政治の距離~マスコミの使命と課題を考える

政治学者・曽根泰教氏が、マスコミと政治の距離を中心に、マスコミの使命と課題について論じる。日本の新聞は各社それぞれの立場をとっており、その報道の基本姿勢は「客観報道」である。公的異議申し立てを前提とする中立的報...
収録日:2015/05/25
追加日:2015/06/29
曽根泰教
慶應義塾大学名誉教授
4

BREXITのEU首脳会議での膠着

BREXITのEU首脳会議での膠着

BREXITの経緯と課題(6)EU首脳会議における膠着

2018年10月に行われたEU首脳会議について解説する。北アイルランドの国境問題をめぐって、解決案をイギリスが見つけられなければ、北アイルランドのみ関税同盟に残す案が浮上するも、メイ首相や強硬離脱派はこれに反発している...
収録日:2018/12/04
追加日:2019/03/16
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授
5

健康経営とは何か?取り組み方とメリット

健康経営とは何か?取り組み方とメリット

健康経営とは何か~その取り組みと期待される役割~

近年、企業における健康経営®の重要性が高まっている。少子高齢化による労働人口の減少が見込まれる中、労働力の確保と、生産性の向上は企業にとって最重要事項である。政府主導で進められている健康経営とは何か。それが提唱さ...
収録日:2021/07/29
追加日:2021/09/21
阿久津聡
一橋大学大学院経営管理研究科国際企業戦略専攻教授