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30歳で800万以上?出身大学別年収ランキング
1位:東京大学/810.9万円
2位:一橋大学/739.6万円
3位:京都大学/727.6万円
4位:慶応義塾大学/726.6万円
5位:東京工業大学/708.2万円
いきなりですが、上は何の金額なのかすぐにお分かりいただけますでしょうか?
そうです。出身大学別年収、しかも30歳時の年収です。トップ5校の4校までが国公立、うち3校は首都圏の大学というのが特徴的ですね。トップの東大は2位の一橋大に60万円の差をつけ、1校だけ800万円超の高収入を記録しています。
ただ、これは就職・転職サイト「OpenWork」を運営するオープンワーク株式会社(東京都渋谷区)が独自に集計したもの(2019年7月30日発表)。同社に登録のあった年収及び出身大学データのうち、50件以上データのあった大学100校、18651人を対象データとしているそうです。大学院は除外し、各大学出身者の年収と年齢の分布から30歳時想定年収が算出されています。
6位:早稲田大学/654.3万円
7位:神戸大学/651.0万円
8位:大阪大学/640.3万円
9位:国際基督教大学/635.5万円
10位:上智大学/633.7万円
6位にランクインした早稲田は、よく並び称される慶應に70万円の差をつけられてしまいました。さらに関西では京大に次ぐポジションを自認してきた阪大が、神戸大にまさかの逆転。
このような例外はありますが、TOP30全体の傾向としては入試の難易度や偏差値との相関関係がみられる結果となっています。国公立大はTOP30内に18校、東阪名の経済圏に拠点を置く大学が大半を占めるなか、11位東北大学(626.2万円)、16位北海道大学(607.6万円)、17位九州大学(598.4万円)など、「旧帝大」系はさすがの強さを発揮しているのが分かります。
11位:東北大学/626.2万円
12位:横浜国立大学/624.8万円
13位:東京理科大学/619.2万円
14位:名古屋大学/611.6万円
15位:筑波大学/608.0万円
16位:北海道大学/607.6万円
17位:九州大学/598.4万円
18位:横浜市立大学/596.8万円
19位:中央大学/596.4万円
20位:同志社大学/595.7万円
21位:明治大学/587.1万円
22位:大阪市立大学/585.1万円
23位:立教大学/584.1万円
24位:千葉大学/581.0万円
25位:電気通信大学/579.5万円
26位:大阪府立大学/578.2万円
27位:首都大学東京/575.9万円
28位:青山学院大学/574.5万円
29位:芝浦工業大学/569.6万円
30位:関西学院大学/567.0万円
ちょっと古いデータですが、DODAが発表した「国内・海外全160校出身大学別年収ランキング」(2011年1月~2012年12月31日の期間にDODA転職支援サービスに登録したホワイトカラー系職種の男女100,000件のデータをもとに集計)によると、1位から3位は京都薬科大学(815万円)、岐阜薬科大学(772万円)、明治薬科大学(732万円)と薬学系の単科大学が上位を独占していました。ただし、こちらは21~59歳のデータが元なので、上の30歳時の想定年収と単純に比較はできません。
今年も就活生のキーワードは「安定」だったようですが、かつて羽振りのよかった広告・メディア系業界などは、今や人気を失っています。いずれにせよ、大きな浮き沈みの波も乗り切るのは、本人次第というしかないでしょう。
2位:一橋大学/739.6万円
3位:京都大学/727.6万円
4位:慶応義塾大学/726.6万円
5位:東京工業大学/708.2万円
いきなりですが、上は何の金額なのかすぐにお分かりいただけますでしょうか?
そうです。出身大学別年収、しかも30歳時の年収です。トップ5校の4校までが国公立、うち3校は首都圏の大学というのが特徴的ですね。トップの東大は2位の一橋大に60万円の差をつけ、1校だけ800万円超の高収入を記録しています。
ただ、これは就職・転職サイト「OpenWork」を運営するオープンワーク株式会社(東京都渋谷区)が独自に集計したもの(2019年7月30日発表)。同社に登録のあった年収及び出身大学データのうち、50件以上データのあった大学100校、18651人を対象データとしているそうです。大学院は除外し、各大学出身者の年収と年齢の分布から30歳時想定年収が算出されています。
6位から10位は首都圏のトップ私立と関西のトップ国立が横並び
1位東大と5位東工大の間で100万円もの差がついたのには驚きですが、5位と6位の間では、また50万円もの差があります。続いて6位以下のランキングを見ていきましょう。6位:早稲田大学/654.3万円
7位:神戸大学/651.0万円
8位:大阪大学/640.3万円
9位:国際基督教大学/635.5万円
10位:上智大学/633.7万円
6位にランクインした早稲田は、よく並び称される慶應に70万円の差をつけられてしまいました。さらに関西では京大に次ぐポジションを自認してきた阪大が、神戸大にまさかの逆転。
このような例外はありますが、TOP30全体の傾向としては入試の難易度や偏差値との相関関係がみられる結果となっています。国公立大はTOP30内に18校、東阪名の経済圏に拠点を置く大学が大半を占めるなか、11位東北大学(626.2万円)、16位北海道大学(607.6万円)、17位九州大学(598.4万円)など、「旧帝大」系はさすがの強さを発揮しているのが分かります。
30歳年収550万円超は、現代のエリート
11位~30位のランキングは以下のようになります。30~34歳の平均年収は310.5万円(平成30年賃金構造基本統計調査)ですから、ここにランキングされた人たちはエリートと言っていいでしょう。11位:東北大学/626.2万円
12位:横浜国立大学/624.8万円
13位:東京理科大学/619.2万円
14位:名古屋大学/611.6万円
15位:筑波大学/608.0万円
16位:北海道大学/607.6万円
17位:九州大学/598.4万円
18位:横浜市立大学/596.8万円
19位:中央大学/596.4万円
20位:同志社大学/595.7万円
21位:明治大学/587.1万円
22位:大阪市立大学/585.1万円
23位:立教大学/584.1万円
24位:千葉大学/581.0万円
25位:電気通信大学/579.5万円
26位:大阪府立大学/578.2万円
27位:首都大学東京/575.9万円
28位:青山学院大学/574.5万円
29位:芝浦工業大学/569.6万円
30位:関西学院大学/567.0万円
10年後、20年後の飛躍を目指して、がんばれ就活生
このランキングは就職・転職サイトによる調査のため、30歳で年収1,000万円と言われる医師をはじめ薬剤師、弁護士など専門職のデータは入っていません。ちょっと古いデータですが、DODAが発表した「国内・海外全160校出身大学別年収ランキング」(2011年1月~2012年12月31日の期間にDODA転職支援サービスに登録したホワイトカラー系職種の男女100,000件のデータをもとに集計)によると、1位から3位は京都薬科大学(815万円)、岐阜薬科大学(772万円)、明治薬科大学(732万円)と薬学系の単科大学が上位を独占していました。ただし、こちらは21~59歳のデータが元なので、上の30歳時の想定年収と単純に比較はできません。
今年も就活生のキーワードは「安定」だったようですが、かつて羽振りのよかった広告・メディア系業界などは、今や人気を失っています。いずれにせよ、大きな浮き沈みの波も乗り切るのは、本人次第というしかないでしょう。
<参考サイト>
・働きがい研究所:30歳時点の想定年収を算出、出身大学別の年収差は?
https://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_61
・DODA:国内・海外全160校出身大学別年収ランキング
https://doda.jp/careercompass/ranking/daigaku_nenshu.html
・厚生労働省:平成30年賃金構造基本統計調査
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html
・働きがい研究所:30歳時点の想定年収を算出、出身大学別の年収差は?
https://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_61
・DODA:国内・海外全160校出身大学別年収ランキング
https://doda.jp/careercompass/ranking/daigaku_nenshu.html
・厚生労働省:平成30年賃金構造基本統計調査
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html
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追加日:2019/03/16
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追加日:2021/09/21