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なぜ家の中に「蜘蛛」が出るのか?
ふと気づくと家の中にいる蜘蛛。苦手な人にとっては、なるべく遭遇したくない相手ですよね。
蜘蛛はなぜ家屋に現れるのでしょうか? 今回は家の中に現れる蜘蛛の種類や生態、そして対処法について解説します!
蜘蛛が苦手な方も、この記事を読めばちょっぴり蜘蛛が愛おしく……なるかも?
けれども屋内に現れる蜘蛛のうち、毒に警戒したほうがいいのはその「セアカゴケグモ」くらい。ほとんどの蜘蛛には毒なく(あっても人体に影響がない程度)、また総じておとなしかったり臆病だったりするため、特別危険とまではいえません。
日本には約1200種類もの蜘蛛がいますが、家屋に出やすい蜘蛛は5~9種類程度といわれています。
今回は、その中でも比較的メジャーな蜘蛛たち6種を紹介します。
【1】ハエトリグモ
毒:なし
巣:つくらない
体長:1cmほど
黒、または茶の体に白いしま模様が特徴の小さな蜘蛛です。目が大きく、ぴょんぴょんと跳びはねる姿からペットとして愛玩する人も。巣は作りませんが、糸を出して移動することがあります。その名の通りハエやコバエを捕食するほか、ダニやゴキブリの幼虫など小型の昆虫も食べます。
家で見かける小さな蜘蛛のほとんどがハエトリグモだといわれており、「アダンソンハエトリ」「チャスジハエトリ」などさまざまな種類がいます。
【2】アシダカグモ
毒:なし
巣:つくらない
体長:10cmほど
名前の通り足が非常に長く、太さもある蜘蛛です。上から急にぶらんと現れようものなら腰を抜かしてしまいそうなほどインパクト大の風体ですが、性格は臆病で、人間が近づくと逃げだします。ゴキブリや蛾のほか、ネズミまで食べることがある大食漢で、益虫として知られています。
【3】イエユウレイグモ
毒:なし
巣:つくる
体長:1cmほど
全体的に白っぽく、細長い足とひょろりとした体を持つ蜘蛛です。薄暗い場所を好み、ふらつきながら歩く姿がまさしく幽霊のよう。コバエなどの小さな虫を食べます。毒は持たず人間を襲うことはありませんが、その見た目と巣の大きさから毛嫌いされがちです。
【4】ヒラタグモ
毒:なし
巣:つくる
体長:8mm~1cmほど
平べったい体に、黒の斑点と白いふちどりの腹部が特徴の蜘蛛です。平らな壁に、ふんわりと盛り上がった巣をつくると、そこで張りつくようにじっとしています。コバエなど小さな昆虫を食べます。
【5】ジョロウグモ
毒:あり
巣:つくる
体長:6mm~3cmほど
日本に生息する毒蜘蛛のうち、もっとも身近な毒蜘蛛がジョロウグモです。黒とイエローのしま模様を持ち、庭のような草木の多い場所に生息して巣を張ります。オスは1cmほどですが、メスは3cm近くまで大きくなります。噛まれた時の毒の量は微量といわれますが、それでも人によっては強い痛みを感じることもあり、素手で触るのは危険です。混同されやすい種に「コガネグモ」がいますが、こちらはおとなしく無害な蜘蛛です。コガネグモの巣には特徴的なX状の帯が見られます。
【6】セアカゴケグモ
毒:あり
巣:つくる
体長:1.5 cmほど
光沢のある黒い体と、腹部の赤い縦ラインが目立つ外来種の毒蜘蛛です。こちらからちょっかいを出さなければ襲うことはありませんが、怖いのはその毒の強さ。噛まれると激痛が走り、全身に麻痺症状が残るとも(現在日本での死亡例はなし)。温かい場所の物陰やくぼんだ場所を好み、エアコンの室外機の下やベランダのサンダルの中、自動販売機の下などはよくよく注意が必要です。もしも遭遇したら決して素手で触らず、靴で踏み潰すか殺虫剤で駆除しましょう。熱湯をかけるのも有効です。
蜘蛛の侵入経路はドアや窓の隙間、換気扇や排水溝などですが、中でも見落としやすいのが段ボール。運搬中の段ボールと一緒に付着しているケースが多いためです。また保温保湿効果とほどよい隙間のある段ボールは、そもそもそれ自体がダニやゴキブリにとって非常に居心地の良い場所。それらをエサとする蜘蛛も繁殖しやすいといわれています。ついつい段ボールをため込みがちな人は十分注意しましょう。
「蜘蛛が良い虫なのは分かった。でもやっぱり気持ち悪い!」……蜘蛛嫌いの人にとっては、できるだけ視界に入れたくないというのが本音ですよね。
どうしても駆除したい場合は、蜘蛛用の殺虫剤を使うか、外に誘導して逃がすかして対処しましょう。ホームセンターでは蜘蛛が巣をつくりづらくなるスプレーなども売っています。
そもそもエサとなる虫がいなければ蜘蛛が棲み着くことはありません。蜘蛛を遠ざけるためには虫除け対策を万全に、部屋を常に清潔を保つことを念頭に置きましょう。
蜘蛛はなぜ家屋に現れるのでしょうか? 今回は家の中に現れる蜘蛛の種類や生態、そして対処法について解説します!
蜘蛛が苦手な方も、この記事を読めばちょっぴり蜘蛛が愛おしく……なるかも?
毒はある? 巣はつくる? 日本の家屋に出やすい蜘蛛6種
今では海外からやってきた毒蜘蛛「セアカゴケグモ」に関する報道等の影響から「蜘蛛には毒があって怖い」というイメージを持つ人が増えているようです。けれども屋内に現れる蜘蛛のうち、毒に警戒したほうがいいのはその「セアカゴケグモ」くらい。ほとんどの蜘蛛には毒なく(あっても人体に影響がない程度)、また総じておとなしかったり臆病だったりするため、特別危険とまではいえません。
日本には約1200種類もの蜘蛛がいますが、家屋に出やすい蜘蛛は5~9種類程度といわれています。
今回は、その中でも比較的メジャーな蜘蛛たち6種を紹介します。
【1】ハエトリグモ
毒:なし
巣:つくらない
体長:1cmほど
黒、または茶の体に白いしま模様が特徴の小さな蜘蛛です。目が大きく、ぴょんぴょんと跳びはねる姿からペットとして愛玩する人も。巣は作りませんが、糸を出して移動することがあります。その名の通りハエやコバエを捕食するほか、ダニやゴキブリの幼虫など小型の昆虫も食べます。
家で見かける小さな蜘蛛のほとんどがハエトリグモだといわれており、「アダンソンハエトリ」「チャスジハエトリ」などさまざまな種類がいます。
【2】アシダカグモ
毒:なし
巣:つくらない
体長:10cmほど
名前の通り足が非常に長く、太さもある蜘蛛です。上から急にぶらんと現れようものなら腰を抜かしてしまいそうなほどインパクト大の風体ですが、性格は臆病で、人間が近づくと逃げだします。ゴキブリや蛾のほか、ネズミまで食べることがある大食漢で、益虫として知られています。
【3】イエユウレイグモ
毒:なし
巣:つくる
体長:1cmほど
全体的に白っぽく、細長い足とひょろりとした体を持つ蜘蛛です。薄暗い場所を好み、ふらつきながら歩く姿がまさしく幽霊のよう。コバエなどの小さな虫を食べます。毒は持たず人間を襲うことはありませんが、その見た目と巣の大きさから毛嫌いされがちです。
【4】ヒラタグモ
毒:なし
巣:つくる
体長:8mm~1cmほど
平べったい体に、黒の斑点と白いふちどりの腹部が特徴の蜘蛛です。平らな壁に、ふんわりと盛り上がった巣をつくると、そこで張りつくようにじっとしています。コバエなど小さな昆虫を食べます。
【5】ジョロウグモ
毒:あり
巣:つくる
体長:6mm~3cmほど
日本に生息する毒蜘蛛のうち、もっとも身近な毒蜘蛛がジョロウグモです。黒とイエローのしま模様を持ち、庭のような草木の多い場所に生息して巣を張ります。オスは1cmほどですが、メスは3cm近くまで大きくなります。噛まれた時の毒の量は微量といわれますが、それでも人によっては強い痛みを感じることもあり、素手で触るのは危険です。混同されやすい種に「コガネグモ」がいますが、こちらはおとなしく無害な蜘蛛です。コガネグモの巣には特徴的なX状の帯が見られます。
【6】セアカゴケグモ
毒:あり
巣:つくる
体長:1.5 cmほど
光沢のある黒い体と、腹部の赤い縦ラインが目立つ外来種の毒蜘蛛です。こちらからちょっかいを出さなければ襲うことはありませんが、怖いのはその毒の強さ。噛まれると激痛が走り、全身に麻痺症状が残るとも(現在日本での死亡例はなし)。温かい場所の物陰やくぼんだ場所を好み、エアコンの室外機の下やベランダのサンダルの中、自動販売機の下などはよくよく注意が必要です。もしも遭遇したら決して素手で触らず、靴で踏み潰すか殺虫剤で駆除しましょう。熱湯をかけるのも有効です。
蜘蛛はどこから出てくる?
家にいる蜘蛛の主な生息地は、家具の裏や天袋、押し入れ、水回りなどです。エサとなる虫が出やすい場所=蜘蛛の生息地と考えてよいでしょう。蜘蛛の侵入経路はドアや窓の隙間、換気扇や排水溝などですが、中でも見落としやすいのが段ボール。運搬中の段ボールと一緒に付着しているケースが多いためです。また保温保湿効果とほどよい隙間のある段ボールは、そもそもそれ自体がダニやゴキブリにとって非常に居心地の良い場所。それらをエサとする蜘蛛も繁殖しやすいといわれています。ついつい段ボールをため込みがちな人は十分注意しましょう。
どうしても蜘蛛と共存したくない人は
いかがでしたか? 実は蜘蛛のほとんどが、不快な虫を食べる「益虫」であることがお分かりいただけたかと思います。「蜘蛛が良い虫なのは分かった。でもやっぱり気持ち悪い!」……蜘蛛嫌いの人にとっては、できるだけ視界に入れたくないというのが本音ですよね。
どうしても駆除したい場合は、蜘蛛用の殺虫剤を使うか、外に誘導して逃がすかして対処しましょう。ホームセンターでは蜘蛛が巣をつくりづらくなるスプレーなども売っています。
そもそもエサとなる虫がいなければ蜘蛛が棲み着くことはありません。蜘蛛を遠ざけるためには虫除け対策を万全に、部屋を常に清潔を保つことを念頭に置きましょう。
<参考サイト>
・家にいるクモは殺さないほうがいい?(くらしのマーケットマガジン)
https://curama.jp/magazine/465/
・家の中のクモはどうすれば?あぶない蜘蛛や対処方法・予防方法を詳しく説明!(賃貸のマサキ)
https://www.chinmasa.com/blog/entry-217655/
・気をつけて!危険な外来生物 セアカゴケグモ(東京都環境局)
https://gairaisyu.tokyo/species/danger_01.html
・家にいるクモは殺さないほうがいい?(くらしのマーケットマガジン)
https://curama.jp/magazine/465/
・家の中のクモはどうすれば?あぶない蜘蛛や対処方法・予防方法を詳しく説明!(賃貸のマサキ)
https://www.chinmasa.com/blog/entry-217655/
・気をつけて!危険な外来生物 セアカゴケグモ(東京都環境局)
https://gairaisyu.tokyo/species/danger_01.html
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