テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2021.02.03

スマホ画面が反応しづらい場合の対処法

 スマホは大画面化とともにバッテリーの寿命も延び、以前にもましてさまざまなシーンで活躍しています。ただタッチパネルの反応が悪いという声は時折聞かれるようです。AndroidおよびiPhone 8 Plusまでのタッチパネルは「静電容量方式」が使われています。この方式のタッチパネルは、指が液晶画面に触れたときの静電気を、指とスマホ(Android)画面にある膜(導電膜)で感知します。この発生位置により操作を行う方式です。ではなぜ反応が悪くなるのでしょうか、その理由と対処法までを見てみましょう。

指の乾燥

 指が適度に汗などで湿っていると適度な静電気が起こります。つまり、指が乾燥していたり、水滴がつくくらいに濡れていたりすると静電気が発生せず、タッチパネルが反応しなくなります。このため冬場で空気が乾燥していたり、もともと乾燥肌のひとであったりするとタッチパネルが反応しにくいのです。この場合、スマホに触れる指に息を吹きかければだいじょうぶ。近くにおしぼりがあれば、軽く触って指を湿らせるのもよさそうです。

画面の汚れ

 タッチパネルは指で直接さわるのでどうしても皮脂がつきます。これが重なると反応が鈍くなったり、タッチしていないところで反応してしまったりします。清潔を保ちましょう。眼鏡クロスやスマホクリーナーなどで拭くと皮脂は落ちやすいです。ただしウェットティッシュで拭くことはあまりお勧めされていません。ウェットティッシュの場合、成分によってはコーティングをはがしてしまうものもあるようなので避けたほうがいいかもしれません。

保護シートの下に汚れや空気が入っている場合も

 スマホの画面保護シートは長く使うと一部が浮き上がってしまったり、汚れがシートの下に侵入したりします。また、こうした部分から空気が入っていることもあります。こうなるとタッチパネルの反応は悪くなります。古くなった保護シートは新しいものに交換しましょう。また保護シートをはがしたら必ず画面を丁寧に拭きましょう。保護シートの厚みがありすぎてもタッチパネルの感度は落ちます。目安の厚さは「0.2mm~0.25mm」くらいのものがいいようです。

アプリの立ち上げすぎかも

 一度にたくさんのアプリを立ち上げるとスマホのメモリを占有したり、バッテリーを一気に消費したりと、スマホに負担がかかります。こういった場合アプリを終了しましょう。使っていなくてもバックグラウンドで動かしていれば負荷がかかっています。アプリを使ったら、そのあと必ず終了させる操作を普段から意識しておきましょう。また、ブラウザのタブを開きすぎていたり、アプリやブラウザのキャッシュがたまりすぎていたりして、動きが遅くなることもあるようです。ブラウザのタブもこまめに消しましょう。キャッシュは設定からクリアしましょう。

日ごろからバックアップはとっておこう

 全く反応しないということであれば、まずは、電源ボタンを押して、いったん画面をOFFにしてみましょう。これでリセットされてうまくいくこともあるようです。これでもダメなら強制再起動です。Androidの場合、電源を長押しして再起動できる場合が多いようです。iPhoneは電源ボタンとホームボタンを同時に長押しすると強制再起動されます。それでもだめなら、修理です。ただし、修理にだすと基本的にはデータが消えてしまうと考えておきましょう。日ごろからしっかりバックアップを取っておくことは忘れずに。

<参考サイト>
スマホのタッチパネルが反応しない!を解決できる6つの対処法|モバレコ
https://mobareco.jp/a68445/
iPhone X、感圧センサーに新方式を導入|日経XTECH
https://xtech.nikkei.com/dm/atcl/feature/15/110400146/122200006/
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,300本以上。 『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

厳格なルールを作ることがコンプライアンスの本質ではない

厳格なルールを作ることがコンプライアンスの本質ではない

「ものがたり」のあるコンプライアンス(2)モグラたたき

国広総合法律事務所パートナーで弁護士の國廣正氏が、NHKのインサイダー取引事件を例に、コンプライアンスの失敗について解説する。当時NHKでは、過去3,000万件の伝票がチェックされるなど、コンプライアンスが徹底されていた。...
収録日:2017/08/24
追加日:2017/10/13
國廣正
弁護士・国広総合法律事務所パートナー
2

白物家電を軍事転用!?…深刻な「制裁の抜け道」問題

白物家電を軍事転用!?…深刻な「制裁の抜け道」問題

ロシアのハイブリッド戦争と旧ソ連諸国(4)制裁の効果と抜け道の問題

ウクライナへのハイブリッド戦争を繰り広げるロシアにとって誤算だったのは、ヨーロッパの国々からの強い制裁である。しかし、ロシアはその制裁に対し、これまでの通商の姿勢を変えて厳しい状況に順応し、国力を維持させている...
収録日:2024/07/25
追加日:2024/10/09
廣瀬陽子
慶應義塾大学総合政策学部教授
3

誤解された『タテ社会の人間関係』…日本社会の本質に迫る

誤解された『タテ社会の人間関係』…日本社会の本質に迫る

『タテ社会の人間関係』と文明論(1)誤解を招いた「タテ社会」の定義

『タテ社会の人間関係』は戦後日本の社会構造を的確に分析した社会人類学者・中根千枝氏の著書で、当時ベストセラーとして大変注目を集めた名著である。日本を「タテ社会」と定義して鋭い視点で切り込んでいるのだが、その定義...
収録日:2024/05/27
追加日:2024/08/08
4

いまだ残る「馬車の時代」の制度…アメリカ最大の課題とは

いまだ残る「馬車の時代」の制度…アメリカ最大の課題とは

アメリカの理念と本質(8)連邦と州の問題

独立宣言と独立戦争を経てアメリカ合衆国を構成したのは13の植民地だった。入植の経緯も文化もバラバラな13の州は、当時それぞれ独立した国として機能していたため、国家間の条約として「アメリカ合衆国憲法」を起草する。その...
収録日:2024/06/14
追加日:2024/10/08
中西輝政
京都大学名誉教授
5

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で追う近現代史

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で追う近現代史

なぜ働いていると本が読めなくなるのか問答(1)読書と教養からみた日本の近現代史

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆著、集英社新書)では、日本人の本の読み方の変遷を追うとともに、明治以降、日本人が読んできた本を知ることで、日本の世相や文化史を克明に伝えている。本講義では2回にわ...
収録日:2024/08/26
追加日:2024/10/06
三宅香帆
文芸評論家