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DATE/ 2015.07.22

梅雨明けも油断大敵~湿度の高い日の洗濯術

 東京が梅雨明けしたとは言え、今後も台風の到来などで日によっては洗濯物に発生しがちないやなニオイ。特にタオルや下着などに残っていたら居たたまれない。生地の抗菌性や、乾燥機つきの洗濯機や専用洗剤などで改善されているものの、部屋干しなどでいつともなく発生するあの生乾き臭に悩まされることが多いのではないだろうか。

 洗濯物のいやなニオイには原因がある。ご存じの通り、いわゆる雑菌の繁殖がニオイの原因になっている。洗剤も乾燥機もそうした殺菌効果が期待されるものの、完全な殺菌ができていないようで、いつのまにか臭いが復活してしまう。

 衣類にとりつく雑菌は、汗や皮脂やタンパク質などを栄養に湿り気と時間さえあれば何度でも復活してくる。少しでも菌が残っていると、汗をかいたり雨に当たったりすると、残っていた雑菌がその水分を糧にして繁殖し、ニオイが復活するのだ。

 この解決は、意外と簡単でパーフェクトな殺菌と雑菌が繁殖しにくい状態をこころがければ、専用洗剤を使うまでもない。いやな生乾き臭は、ちょっとした一手間で完全にサヨナラすることができる。

◎洗濯機の除菌・清掃

 洗濯機に雑菌が繁殖していたら元も子もないので、まず洗濯機の洗濯槽を熱湯と専用クリーナーで清掃と除菌。

◎熱湯による殺菌

 雑菌は熱に弱い。熱湯による色落ちなど衣類の注意事項を確認して問題なければ、大きめのタライなどにニオイのする衣類をいれ、熱湯を注いでヒタヒタのつけ置き状態にする。温度は、手を入れられないレベル=50度程度をキープして30分放置。あとは、洗濯機で普通に洗濯する。

◎熱風による殺菌

 熱に強くシワが気にならない衣類であれば、洗濯から間を開けず、乾燥機の熱風で乾燥殺菌する。

◎部屋干しは風通しよく

 ベランダなど室外の天日干しが理想ではあるが、部屋干しをせざるを得ない場合、風通しをよくすることが大切なポイント。その場合、換気扇がついているお風呂場などが最適となる。衣類はしっかりと伸ばしてハンガーに掛け、服と服の間にスペースを空けて風通りをよくする。風呂場など換気扇がない部屋では、空調機器や扇風機などで空気が循環するような乾燥環境を整えたい。
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