社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
脱サラに失敗する人の共通点と末路
「脱サラ」とは「脱サラリーマン」の略語です。ブラックな環境に見切りをつけて「いざ転職」であればそれほどリスクは少ないですが、「脱サラ」となると話が違ってきます。ただ会社を辞めることが「脱サラ」ではないんですね。この点が重要です。雇用されているという働き方を改め、独立して事業や商売を行い、新たな生活基盤を築いていくことを求められます。
サラリーマンを脱して、起業するということは、収入や給料が売上げとなることを意味します。給与はそれなりに保証されますが、売上げに保証はありません。今回はそんな、脱サラからの失敗についてフォーカスしてみましょう。
・自分の意志で時間を使えるようになる
・場所を選んで働くことができる
・固定された人間関係に悩まされることがなくなる
・収入制限がなくなり可能性が拡がる
・自分が本当にやりたい仕事に打ち込める
[脱サラするデメリット]
・経済的に不安定になる可能性
・あらゆる面で責任が問われ、自己責任が基本
・社会的な信用が乏しい状態からのスタート
・経理処理など全て自分で行わなければいけない
自己破産をすると、借金は全額免除されますが、20万円以上の生活必需品以外の資産は全て没収になります。また、金融機関から5年~7年程度借り入れができなくなります。
借金や保証人などで関わっている親族にも迷惑が及びます。配偶者や子どもがいる場合は離婚の原因ともなり、一家離散となる可能性もでてきます。
なお、会社で失敗する場合と違い、社会で失敗したという烙印によって信用が失われ、思うような再就職も難しくなるでしょう。
経済的不自由さは犯罪に手を染めるばかりでなく、自死に至るケースも少なくありません。
しっかりとした目標設定と入念な情報収集からの準備なくして、脱サラの成功は勝ち得ません。ちなみに、起業からの事業継続は難しく、1年で半分以上の事業が潰れてしまうというデータもあります。10年間続く事業は僅か6%といわれています。また、死にものぐるいで頑張るだけでは、どうにもならないことがあります。そんなどうにもならない時のために必要なのが脱サラ生活を撤退するボーダーラインです。最悪の事態に陥らないよう、ギリギリ踏みとどまり、次の転換ができるような準備もしておきたいところです。
サラリーマンを脱して、起業するということは、収入や給料が売上げとなることを意味します。給与はそれなりに保証されますが、売上げに保証はありません。今回はそんな、脱サラからの失敗についてフォーカスしてみましょう。
脱サラすることのメリット、デメリット
[脱サラするメリット]・自分の意志で時間を使えるようになる
・場所を選んで働くことができる
・固定された人間関係に悩まされることがなくなる
・収入制限がなくなり可能性が拡がる
・自分が本当にやりたい仕事に打ち込める
[脱サラするデメリット]
・経済的に不安定になる可能性
・あらゆる面で責任が問われ、自己責任が基本
・社会的な信用が乏しい状態からのスタート
・経理処理など全て自分で行わなければいけない
脱サラ失敗の末路
脱サラすることのメリットは、限りない自由です。その代償は、限りない不自由としての経済的な困窮にみまわれます。資金が底をついて「自己破産」という末路も。自己破産をすると、借金は全額免除されますが、20万円以上の生活必需品以外の資産は全て没収になります。また、金融機関から5年~7年程度借り入れができなくなります。
借金や保証人などで関わっている親族にも迷惑が及びます。配偶者や子どもがいる場合は離婚の原因ともなり、一家離散となる可能性もでてきます。
なお、会社で失敗する場合と違い、社会で失敗したという烙印によって信用が失われ、思うような再就職も難しくなるでしょう。
経済的不自由さは犯罪に手を染めるばかりでなく、自死に至るケースも少なくありません。
なぜ失敗するのか、失敗する人の共通点
会社を辞めることをゴールにするようなケースは失敗の一里塚です。現状のサラリーマン環境から逃避的に脱サラする場合、雇用が打ち切られるなどやむをえない状況からといった消極的な理由からの脱サラは失敗する可能性が高いです。上述したデメリットからのリスクを軽減するための準備が足りないことが失敗の要因になるからです。失敗する人の共通点としては、独立への意志だけでなく、計画と準備の不足があげられます。しっかりとした目標設定と入念な情報収集からの準備なくして、脱サラの成功は勝ち得ません。ちなみに、起業からの事業継続は難しく、1年で半分以上の事業が潰れてしまうというデータもあります。10年間続く事業は僅か6%といわれています。また、死にものぐるいで頑張るだけでは、どうにもならないことがあります。そんなどうにもならない時のために必要なのが脱サラ生活を撤退するボーダーラインです。最悪の事態に陥らないよう、ギリギリ踏みとどまり、次の転換ができるような準備もしておきたいところです。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
各々の地でそれぞれ勝手に…森林率が高い島国・日本の特徴
「集権と分権」から考える日本の核心(5)島国という地理的条件と高い森林率
日本の政治史を見る上で地理的条件は外せない。「島国」という、外圧から離れて安心をもたらす環境と、「山がち」という大きな権力が生まれにくく拡張しにくい風土である。特に日本の国土は韓国やバルカン半島よりも高い割合の...
収録日:2025/06/14
追加日:2025/09/15
外政家・原敬とは違う…職業外交官・幣原喜重郎の評価は?
外交とは何か~不戦不敗の要諦を問う(2)外交と軍事のバランス
国際関係においては外交と軍事(内政)のバランスが重要となる。著書では、近代日本において、それらのバランスが崩れていった過程を3つのステージに分けて解説しているが、今回はその中の、国のトップが外政家・原敬から職業外...
収録日:2025/04/15
追加日:2025/09/12
狩猟採集生活の知恵を生かせ!共同保育実現に向けた動き
ヒトは共同保育~生物学から考える子育て(3)共同保育を現代社会に取り戻す
ヒトは、そもそもの生き方であった狩猟採集生活でも子育てを分担してきた。それは農業社会においても大きくは変わらなかったが、しかし産業革命以降、都市化が進み、貨幣経済と核家族化と個人主義が浸透した。ヒトが従来行って...
収録日:2025/03/17
追加日:2025/09/14
フーリエ解析、三角関数…数学を使えば音の原材料が分かる
数学と音楽の不思議な関係(3)音と三角関数とフーリエ級数
音が波であることは分かっても、それが三角関数で支えられていると言われてもピンとこないという方は少なくないだろう。そこで、その話を補足するのが倍音や周波数という概念であり、そのことを目で確認できるとっておきのイメ...
収録日:2025/04/16
追加日:2025/09/11
トランプ・ドクトリンの衝撃――民主主義からの大転換へ
トランプ・ドクトリンと米国第一主義外交(1)リヤド演説とトランプ・ドクトリン
アメリカのトランプ大統領は、2025年5月に訪れたサウジアラビアでの演説で「トランプ・ドクトリン」を表明した。それは外交政策の指針を民主主義の牽引からビジネスファーストへと転換することを意味していた。中東歴訪において...
収録日:2025/08/04
追加日:2025/09/13