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白物家電を新しく買い替えるタイミングは〇〇!
あなたの家の洗濯機や冷蔵庫など、いわゆる白物家電は古くなっていませんか?壊れたらでいいやと古い型を使い続けている方も多いはず。しかし、新しい家電製品は電力的に省エネ設計になっているため、総合的に見てもコストが安いというのです。そこで今回は新しい家電製品を購入するときのポイントについて話を進めていきます。
「じゃあ型落ちになってから買えばいいじゃないか」と思うかもしれません。しかし、そのときには在庫数もかなり少ないはず。目をつけていた製品が売られているとは限りません。型落ちで買えたらラッキーというくらいに考えておいた方がいいでしょう。
もう少し古い製品で、例えば2015年に発売された製品を見てみると、やはり2015年末にいったん下がり、その後の下がり方はかなり穏やかであることがわかります。
ということで、あくまでこれらの情報を参考にするとですが、縦置き型洗濯機の買い時は年末年始ということになるでしょうか。
新しい技術が生まれ、古い製品がリサイクルによって再資源化されれば、そこに産業が生まれます。この再資源化がうまく回れば、循環型社会ももっと発展するかもしれません。
古いものを大事にするのは美徳ですが、新製品への買い替えは、快適、節約、循環という、ある意味現実的かつ経済的な今の社会のあり方につながっていると考えてみてもいいのではないでしょうか。
型落ちまで待てば安く買える?!
問題は「いつ買うか」です。発売したての製品は高い、ということは分かりますよね。発売されてから大体2カ月くらいは高値を維持するようです。その後、少しずつ下がり始め、新製品が出ると型落ちとなり最安値を迎える、という流れになります。「じゃあ型落ちになってから買えばいいじゃないか」と思うかもしれません。しかし、そのときには在庫数もかなり少ないはず。目をつけていた製品が売られているとは限りません。型落ちで買えたらラッキーというくらいに考えておいた方がいいでしょう。
洗濯機の買い時は年末年始?!
例として、縦置き型全自動洗濯機を考えてみます。価格.comで調べると、2017年1月現在の売れ筋は、日立、パナソニック、東芝製のものが並んでいます。どれもそろって昨年6月に発売されたものです。価格推移を見ると、どれも1カ月後の7月には値下がりし始め、日立とパナソニックの製品に関しては2017年1月現在、年末年始の価格が最安値となっています。もう少し古い製品で、例えば2015年に発売された製品を見てみると、やはり2015年末にいったん下がり、その後の下がり方はかなり穏やかであることがわかります。
ということで、あくまでこれらの情報を参考にするとですが、縦置き型洗濯機の買い時は年末年始ということになるでしょうか。
冷蔵庫は11月が買い時?!
日本テレビ『スッキリ!!』のコメンテーターを務める坂口孝則さんによると、冷蔵庫は11月まで下落が続き、逆に12月になると上昇するそうです。これには年末年始に家族が集まることによる需要が関係しているとのこと。この情報を参考にすると、冷蔵庫の買い時は11月ということになるでしょうか。冷暖房製品はシーズンオフになりかけの時
冷暖房製品に関してはシーズンオフがあるので、使うシーズンに入る直前に少し高くなり、たとえばヒーターは2月3月で在庫処分が始まるとのこと。また、エアコンは夏の需要が高い一方、冬も一定の需要のあるため、春に新商品が出て、半年後の10月11月のシーズンオフで値下がりするそうです。そうすると、シーズンオフの秋(10~11月)、あるいは春(2~3月)が狙い目ということでしょうか。循環型社会へ向けて
2001年の家電リサイクル法施行と同時期に、各メーカーは省エネ性能を追求してきました。これにより、2001年以降の家電は省エネ性能が格段にアップしています。また、炊飯器は2005年に電気釜式からIH式への転換が起こっています。新しい技術が生まれ、古い製品がリサイクルによって再資源化されれば、そこに産業が生まれます。この再資源化がうまく回れば、循環型社会ももっと発展するかもしれません。
古いものを大事にするのは美徳ですが、新製品への買い替えは、快適、節約、循環という、ある意味現実的かつ経済的な今の社会のあり方につながっていると考えてみてもいいのではないでしょうか。
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