前原レポート:米国から見た日本
この講義シリーズの第1話は
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
TPP、日韓関係、ウクライナ―オバマ来日前に難問山積み
前原レポート:米国から見た日本(2)アベノミクスと財政、オバマ来日の主要テーマ
前原誠司(衆議院議員)
前原誠司氏による、ワシントン訪問記第二弾。前半の安全保障問題に加えて、いまアメリカから見た日本の問題点が広く集まった。オバマ首相4月来日に向けて、カウントダウンの今、日本は何を決断して動くべきか。
時間:12分10秒
収録日:2014年3月20日
追加日:2014年4月17日
≪全文≫

●中国のプロパガンダを気にせず良好な関係の構築を


今回の訪米では知日派、あるいは今の政権に対するアドバイザーをしている多数の人と会ってきました。その中で、誰がどう発言したかはお約束があって言えませんが、まず概括を申し上げましょう。
(1)の冒頭で申し上げたように、日韓関係がおかしいことについてはやはり多くの人が懸念していました。そして、慰安婦問題については、戦略的な観点からの判断が必要であると言っていました。これは、ほぼ全員の意見が一致しているといっても過言ではありません。
それから、中国との関係はこれ以上悪くしてはならない。ワシントンでも中国が種々プロパガンダを行っているけれども、誰も信用していないということです。例えば、「日本は国家主義を強化して、過去の歴史を見直そうとしている」などと吹聴しているが、そんなことは誰も思っていないから心配するな、と言われました。しかし、だからと言って中国との関係をこれ以上悪くはしないような努力を日本としても行ってほしいというのが、多くの方の意見でした。

●ウクライナ問題では結果よりプロセスが大切


ウクライナ問題では、おもしろかったことがあります。特定の個人というよりも複数の方からの話なのですが、「クリミアは仕方がない」と誰もが思っていたと言うのです。ただ、そこに至るプロセスや理屈が大事である。それを崩した形でロシアが強行しようとしたときには、その責めはロシアに負わせなくてはならない、ということでした。
しかし同時に、もしもクリミア半島だけではなくて、東部にまで影響力を及ぼしたり、編入を強行しようとしたときには、これはまったく話が違ってきます。つまり、クリミアもそうですが、ロシア語を喋っているというだけで保護対象にしたら、多くの国々が自分の領土よりはるかに大きな主権を担うことになってしまうので、そんなことは許されてはいけないということです。
ですから、クリミアについては片目をつぶる。そうは言ってもプロセスが大切。しかし、ほかの所に行こうとしたときにはもう次元の違う問題であるから、激しい対応にならざるを得ない。こう言っていたのが、非常に印象的でした。

●オバマ政権にとってのTPPと国際戦略的インパクト


TPPについては、「オバマは必ずやる」と聞きました。なぜなら、これは彼の「レガシー(遺産)」すなわち大統領として残す...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「政治と経済」でまず見るべき講義シリーズ
紛争が絶えない世界~私たちは何ができるか(1)「戦争の世紀」から再び戦争の時代へ
再び戦争の時代へ――私たちは何を考え、どう動くべきか
小原雅博
地政学入門 歴史と理論編(1)地政学とは何か
地政学をわかりやすく解説…地政学の「3つの柱」とは?
小原雅博
プーチンのロシア―その思想と戦略―(1)プーチン政治の特徴
ロシア皇帝のように悪者を叱る人…プーチンの思想と歴史観
山添博史
お金とは何か?…金本位制とビットコイン(1)お金の機能とその要件
お金の「3大機能」とは何か? そしてお金のルーツとは?
養田功一郎
経済社会と「隠れた価値」の行方(1)経済の中の価値
人間の幸福と「価値」…お金以外の「隠れた価値」をどう考えるか
吉川洋
日本の財政の真実を検証する(1)膨らむ借金の知られざる実態
日本の財政の「真実」をデータで徹底検証…国際機関の分析は?
宮本弘曉

人気の講義ランキングTOP10
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(4)認知症と共生社会の実現に向けた対策
その物忘れ、認知症かも…加齢による物忘れとの違いと一番大事なこと
小川純人
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
「進化」への誤解…本当は何か?(1)進化の意味と生物学としての歴史
実は生物の「進化」とは「物事が良くなる」ことではない
長谷川眞理子
現代人に必要な「教養」とは?(1)そもそも教養とは何か
教養とは…本質を捉える知、他者を感じる力、先頭に立つ勇気
小宮山宏
「満洲」から考える日本とアジア(8)日貨排斥と満洲事変の原因
なぜ満洲事変が起きたか…激烈な日本排斥と朝鮮人迫害、さらに一方的な条約無効化に直面した日本人の決断と失敗
宮脇淳子
進化生物学から見た「宗教の起源」(1)宗教の起源とトランス状態
私たちにはなぜ宗教が必要だったのか…脳の働きから考える
長谷川眞理子
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(1)神とは何か、そして天皇とは?
日本と世界の「神と信仰」の違いは?…そして天皇の大切な役割
橋爪大三郎
大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(1)ルーズベルトに与ふる書
奇跡の史実…硫黄島の戦いと「ルーズベルトに与ふる書」
門田隆将
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ