歯科の健康づくり
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
噛み合わせや歯の健康が人間の健康にとっていかに大事か
歯科の健康づくり(1)「噛める」ようになると人が変わる
歯科といえば、一般的には虫歯など歯に問題が生じた際に行くところというイメージがあるが、今日では、歯の病気が全身の病気となるという認識が広まりつつある。噛み合わせや歯の健康は、人間の健康にとってとても重要で、これは脳や心の健康にも関わっている。その点について、河原英雄先生と上濱正先生に本講義の前にお話を伺った。(全4話中第1話)
※司会者(音声):川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:4分55秒
収録日:2019年11月14日
追加日:2020年6月1日
≪全文≫

●入れ歯を変えると元気になるという症例


―― 本日は、日本顎咬合学会元理事長でいらっしゃる河原英雄先生と、上濱正先生にお越しいただきまして、噛み合わせや歯の健康が、いかに人間の健康にとって大事なのかということについて、お話をいただこうと思います。

 一般の方からすると、歯の健康やお口の健康を保つことで、他の病気まで改善していくと言われても、まだあまりピンときません。これから、そのあたりを詳しくご発表いただきたいと思います。まず総論として、それぞれ少しお話いただけますでしょうか。

河原 私ははじめ、福岡で開業していました。その後、60歳になったので、田舎で魚釣りでもしながら、のんびりと過ごそうと思い、移住しました。しかし田舎に行ってみると、田舎のお年寄りの入れ歯が、あまりにも噛めないということに気づきました。さらに、お医者さんからも、入れ歯はなんでこうも噛めないのかという意見を聞きました。そこで、入れ歯というものをもう少し考えなければならないな、と思い至りました。

 そこで、たまたま、うちのスタッフが子どもの運動会で映像を撮っていたのですが、そのビデオカメラで新しい入れ歯で物を噛んでいる映像を撮ってきてくれました。スタッフがいうには、「うちのおじいちゃんが、こんなに物を嚙めるようになりました」ということでした。こうした試みは面白いなと思い、それからはそうした映像を撮っていくという取り組みを続けていきました。その結果、歩けない人が歩き出したりするような成果が得られました。

 その後、上濱正先生が、こうした成果を解説してくれるようになりました。

―― 最初は実践から入ったのですね。


●歯科は虫歯にとどまらない、全身の病気に関わっている


河原 まったくもって実践です。患者さんが噛めるようになると、見違えるように人が変わっていきました。このことをぴしっと理論付けてくださったのが、上濱先生なのです。

―― 上濱先生、これはどのような経緯で取り組まれたのでしょうか。

上濱 私は実は、変わった経緯の歯科医師でして、もともと薬学部出身で、日本を代表する製薬会社にいました。その後勉強して、このような噛み合わせに関する日本の世界的な研究者である、小林義典教授のもとで少しお仕事させていただいたり、論文を読ませていただきました。ただ、歯学部には入った時にはすでに製薬会...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「健康と医療」でまず見るべき講義シリーズ
歯科の健康づくり(1)「噛める」ようになると人が変わる
噛み合わせや歯の健康が人間の健康にとっていかに大事か
河原英雄
オートファジー入門~細胞内のリサイクル~(1)細胞と細胞内の入れ替え
ノーベル賞受賞「オートファジー」とは?その仕組みに迫る
水島昇
熟睡できる環境・習慣とは(1)熟睡のための条件と認知行動療法
熟睡のために――自分にあった「理想的睡眠」の見つけ方
西野精治
ウイルスの話~その本質と特性(1)生物なのか、そうではないのか
きわめて特異的な「ウイルスと宿主の関係」
長谷川眞理子
睡眠と健康~その驚きの影響(1)睡眠が担う5つのミッション
寝ないとよく食べる…睡眠不足が生活習慣病を招く理由
西野精治
最強の臓器「皮膚」のふしぎと最新医療(1)かゆみのサイエンス
「かゆみ」の正体を科学する!最新研究で迫る皮膚の仕組み
椛島健治

人気の講義ランキングTOP10
高市政権の進むべき道…可能性と課題(3)外交への懸念と経済復活への提言
「強い経済」へ――実現への壁は古い日本と同調圧力!?
島田晴雄
「Fukushima50」の真実…その素顔と誇り(1)なぜ日本人は突入できたのか?
福島第一原発事故…日本の危機と闘った吉田昌郎と現場の人々
門田隆将
編集部ラジオ2026(3)高市政権の行方と「明治維新」
高市政権の今後は「明治維新」の歴史から見えてくる!?
テンミニッツ・アカデミー編集部
インフレの行方…歴史から将来を予測する(4)10年後の物価…5つのシナリオ
5つのシナリオ分析…10年後の日本の物価水準はどうなる?
養田功一郎
経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本
成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ
松尾睦
明治維新から学ぶもの~改革への道(1)五つの歴史観を踏まえて
明治維新…官軍史観、占領軍史観、司馬史観、過誤論の超克
島田晴雄
戦前、陸軍は歴史をどう動かしたか(1)総力戦時代の到来
日英同盟の廃棄、総力戦…世界秩序の激変に翻弄された日本
中西輝政
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
いま夏目漱石の前期三部作を読む(8)『門』の世界観と日本の近代化
伊藤博文暗殺…日本近代化で本当にいいことがあったのか
與那覇潤
ポスト国連と憲法9条・安保(2)有志多国籍軍と西側同盟の可能性
国連改革は可能か…残されているのは「西側同盟」の可能性
橋爪大三郎