飽食時代の「選食」のススメ
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
ファスティングこそ究極のサプリメント!摂食・絶食の効果
飽食時代の「選食」のススメ(2)ファスティングの効用
堀江重郎(順天堂大学大学院医学研究科 特任教授)
食べる量と質による「選食」において、いかに“食べないか”もまた、何を食べるかということと同様に重要な実践なのである。食事を節制する「摂食」、あるいは食事を飛ばす「絶食」を行うと、体の機能を高めることにつながるという。そこで今回、大事なキーワードとして「ファスティング」を取り上げる。腸内細菌を豊かにする食材を紹介するとともに、一定の時間食事を控えるファスティングの効用を解説していく。(全4話中第2話)
時間:10分05秒
収録日:2023年5月23日
追加日:2023年8月31日
カテゴリー:
≪全文≫

●腸内細菌を豊かにする食材


 腸内細菌の多様性を高める食として手頃に手に入るものとして、「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」という2つの食品があります。

 プロバイオティクスというのは、皆さんがよく摂られている、いわゆる腸内細菌の中でも体に良い善玉菌です。代表的なものは乳酸菌ですが、納豆、ヨーグルト、チーズ、キムチ、ぬか漬けといった発酵食品を摂ることによって腸内細菌の多様性を高めることができます。

 もう1つは、菌そのものではなくて、菌が喜ぶ栄養物となるものです。例えばオリゴ糖であるとか、食物繊維です。スライドにある海藻、きのこ、豆類、あるいは穀類であれば大麦、こういったものは善玉菌を増やしてくれます。

 このようなプレバイオティクスと、プロバイオティクスを両方摂っていくと、腸内細菌の多様性が高まっていきます。

 腸内細菌を豊かにする食材ということで、まず食物繊維です。これは大麦であるとか、最近はスターバックスなどでもありますが、オーツムギです。それから全粒穀物、ナッツ、豆類です。こういったものに食物繊維が含まれています。

 そして、キムチであるとか、海外でいうコンブチャというのは、ちょっと日本のコンブチャと違うのですが、いうなれば昔流行った紅茶キノコのような、きのこのエキスのようなものをアメリカでコンブチャといっています。それからヨーグルトといった発酵食品です。

 またポリフェノールは植物の中にある機能性成分です。ダークチョコレート(カカオのこと)、ワイン、アーモンド、玉ねぎ、緑茶、ブルーベリー、ブロッコリー、ココア。こういったものも召し上がっている人は多いと思います。

 そして、インドのカレーに代表されるようなスパイスです。これも腸内細菌を豊かにしてくれます。

 そういった中で、例えば日本古来からある、こうした食物繊維を増やしてくれるものとして理想的なものが、実はサツマイモです。

 面白いことに、鹿児島ではこのサツマイモから絞って抽出した蜜(ハチミツに似ているのですが)、これを妊婦さんや出産後のお母さんに、毎日スプーン1さじ飲んでもらうということをしていると聞いています。

 この芋蜜は...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「健康と医療」でまず見るべき講義シリーズ
健診結果から考える健康管理・新5カ条(1)血管をより長く守ることが重要な時代
健康診断の結果が悪い人が絶対にやってはいけないこと
野口緑
うつ病治療最前線(1)うつ病の身体症状と治療の実際
隠れたうつ病を確定診断するポイントとは
渡部芳德
生活習慣病予防に~健診結果の正しい読み方(1)データから生活習慣を考える
内臓脂肪がなぜ増えた?データから考えるリスクファクター
野口緑
歯科の健康づくり(1)「噛める」ようになると人が変わる
噛み合わせや歯の健康が人間の健康にとっていかに大事か
河原英雄
驚異の味噌パワー
味噌で免疫力向上、がん抑制、放射能除去…発酵食品の効果
小泉武夫
飽食時代の「選食」のススメ(1)選食の提唱と「食の多様性」
肥満、認知症、低栄養…飽食の時代に大事な「選食力」3カ条
堀江重郎

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(28)自由喪失の危機に考えるハイエク-1
斎藤幸平氏に物申す…自由喪失の危機に読みたい自由主義の近現代史
テンミニッツ・アカデミー編集部
日本人が知らない自由主義の歴史~前編(1)そもそも「自由主義」とは何か
消極的自由と積極的自由?…なぜ自由主義がわかりづらいか
柿埜真吾
徳川将軍と江戸幕府~井伊直弼編(2)開国の是非と将軍継嗣問題
「尊王攘夷か佐幕か」…天皇絶対主義に結びつく厄介な問題
山内昌之
日本人が知らない自由主義の歴史~後編(1)ニューリベラリズムへの異議
ハーバート・スペンサーとダイシー…20世紀の危機の予言者
柿埜真吾
資本主義の再定義…哲学で考える(1)アダム・スミスの「市場と感情」
資本主義を哲学する…まずアダム・スミスの見えざる手と道徳感情論
中島隆博
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
組織心理学とは何か~『武器としての組織心理学』と概論
なぜ組織に「心理学」が必要か?多様化と個の時代の処方箋
山浦一保
近現代史に学ぶ、日本の成功・失敗の本質(6)東條内閣で行われた行政改革
悲惨な末路につながった東條英機内閣での兼職と省庁再編
片山杜秀
中国春秋戦国時代と始皇帝(序)映画『キングダム』の中国史監修
中国古代史の真実と『キングダム』…史実がわかれば物語はもっと面白い
鶴間和幸
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博