ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
新規ビジネスの立ち上げ方、伸ばし方、見切り方の具体例
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(4)新規事業成功のポイント
水野道訓(元ソニー・ミュージックエンタテインメント代表取締役CEO)
「君が世界を面白くするんだ」――新規ビジネスを始めるには勇気と覚悟がいるが、そこで大事になってくるのは、自分自身で「世界を面白くしたい」という思いとその行動力である。敗者復活戦ありで下意上達という社風の中で生まれたのが、YOASOBIだった。ただ、難しいのは、多角化として新規ビジネスを立ち上げる際の経営判断である。今回はそうした状況の中での成功例と失敗例を挙げて解説する。(全5話中第4話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)
時間:10分36秒
収録日:2025年5月8日
追加日:2026年2月16日
≪全文≫

●「君が世界を面白くするんだ」――下意上達と新陳代謝の重要性


―― 子どものような質問になりますが、下意上達を考えたとき、多くの企業のやりがちなのは「あなたの提案、募集します」みたいな……。

水野 やっていますね。

―― そんな形だとなかなか集まってこないから、「1回やってみようよ」みたいにやるケースもあったりします。実際のところソニー・ミュージックの中で上がってくるのは、どのように上がってきたものですか。

水野 何もしなくても意見として上がってくるケースもあれば,(そうでないケースもある)。先ほどの電子書籍の立ち上げ(の話)では、今のYOASOBIを立ち上げたプロデューサーが「モノガタリードットコム」という名前を付けたのです。「応募型電子小説のサイトを作りたい」と。

 これは新規ビジネスの募集の中で出てきたのです。それで「これは電子書籍と一緒にできるね」と言って、同じようなチームの中で、それが生まれてきたのです。だから、正確に何年に1回という形ではないですけれど、だいたい見ると3年に1回ぐらいは新規ビジネスの募集はやっています。

 その中で、当の本人の真剣さがどうかという部分で最近の風潮の中でちょっと怪訝に思うのは、最終的に絞り込んだ(あと、最初に)新規ビジネスの提案をしてきた人間と面談みたいなこともするわけです。そこで「君はどの程度までの規模のビジネスにしたいと思うんだ?」と言うと、「えっ、僕がやるんですか? 僕はビジネス提案はしましたけど、誰か他の人にやってもらいたいと思っている」と。そういうことを言う人間が多いのです。あり得ないですよね(笑)。

―― そうですよね。「おまえがやるんだぞ」と。

水野 そうです。そこが先ほどの話ですが、「世界を君が面白くするんだよ」と。そういう人間を探すのも大事ですね。

―― 逆にいうと、どれを選ぶかというとき、その覚悟があるかなしか。

水野 そうです。

―― 「私がやります」と。

水野 これは勇気が要ることですけれどね。だから先ほど言ったように、失敗をしても、それで一生スポイルするなんてことは、やっちゃいけないのです。もう1回敗者復活して、「あいつ、今度はこっちで輝くことをやり出したね」といったことがあっていいわけです。

 それと先ほど言った新規ビジネスの募集をするのは、「絶えずそういうものを募集してるんだよ、この会...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由
なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る
青島未佳
ウォーレン・バフェットの成功哲学(1)「世界一の投資家」の実像
世界一の投資家ウォーレン・バフェット…賢人と呼ばれる理由
桑原晃弥
生き続ける松下幸之助の経営観(1)今も生きている幸之助
松下幸之助の考え方には今と昔を貫くものがある
江口克彦
組織心理学~若者とのコミュニケーション(1)「Z世代」の特徴と接し方
Z世代は傷つきやすい!?…昔の世代との相違点、共通点とは
山浦一保
重職心得箇条~管理職は何をなすべきか(1)時代に請われ、時代に応えた佐藤一斎
リーダーの心得…幕末の偉人たちを育てた佐藤一斎に学べ!
田口佳史
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
斎藤環

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(14)小宮山宏先生:知識の構造化のために
【10min名作探訪】テンミニッツ・アカデミーの意義と発想法
テンミニッツ・アカデミー編集部
イラン戦争と終末論(1)イラン戦争の戦略的背景と米国の政策
なぜイラン戦争がこのタイミングなのか?戦略的背景に迫る
東秀敏
知識の構造化のために(1)テンミニッツTVの問題意識
「知識の爆発」の時代、不可欠なのは世界の全体像の把握
小宮山宏
小澤開作と満洲事変・日中戦争(2)朝鮮人への迫害と闘う
「万宝山事件」朝鮮人を迫害から救うべく決起し、満洲事変へ
小澤俊夫
ロシアのハイブリッド戦争と旧ソ連諸国(1)ロシアの勢力圏構想とNATO拡大
「ハイブリッド戦争」の実像…ロシアが考えていることとは何か?
廣瀬陽子
昭和の名将・樋口季一郎…ユダヤ人救出編(5)陸軍悪玉論の中の名将たち
武力を持ったエリート官僚たち…陸軍悪玉論と個々人の決断
門田隆将
イノベーションの本質を考える(3)イノベーション事例
カシオのデジカメが起こしたイノベーション
楠木建
「逆・タイムマシン経営論」で見抜く思考の罠(1)同時代性の罠を乗り越える
『逆・タイムマシン経営論』が訴える「同時代性の罠」とは
楠木建
ウェルビーイングを高めるDE&I(1)人と組織を取り巻く環境変化:前編
人材はコストではない!人的資本経営が注目されている背景
青島未佳
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(4)ユダヤ人と金融
金融業にユダヤ人が多い理由、そして大国興亡史の裏面のユダヤ人
鶴見太郎