この講義シリーズの第1話は
登録不要で無料視聴できます!
イラン戦争とトランプ大統領の戦争指導
MAGA連合に亀裂!?イラン戦争が及ぼす大統領選への影響
イラン戦争とトランプ大統領の戦争指導(3)戦争終結シナリオと大統領選挙の行方
東秀敏(米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー)
イラン戦争の泥沼化は世界に何をもたらすのか。戦争終結には3つのシナリオが想定されているが、はたしてどうなるのか。トランプ政権の支持率低下で懸念される2026年中間選挙の行方と、MAGA連合の亀裂が露呈した2028年の大統領選挙への構造的変化、そして米中地政学的競争など、多角的な視点から今後のアメリカ、そして世界の未来を読み解く。(全3話中第3話)
時間:14分32秒
収録日:2026年3月16日
追加日:2026年4月17日
収録日:2026年3月16日
追加日:2026年4月17日
≪全文≫
●イラン戦争終結シナリオ~3つの分岐点~
こういった戦略リーダーシップの評価に基づいて、今後の未来予測を少しやってみましょう。
まず今後のイラン戦争終結のシナリオですが、どのように今後、行われていくのか。そして、トランプ大統領のリーダーシップのスタイルがどのように今後の戦争の流れに影響を及ぼすのか。これらを見ていきたいと思います。
3つのシナリオがあると思います。第1に「速やかな政権移行」。これは確率として35パーセントで、期間は2ヶ月から4ヶ月ぐらい。(つまり)60日から120日以内で政権移行がもし実行されるのであれば、(それぐらいで)行われるだろうというタイムスパンです。
まずイランの現状としていえるのが、イランの軍事能力は深刻に損傷しているということです。特にイラン革命防衛隊の指揮系統が寸断されて今、分散化されています。最高指導者は、後継(者)が選ばれたといわれているのですが、後継者のモジュタバ・ハメイニ氏自身が負傷しているということなので、テヘラン政権はかなり壊滅的な状態にあります。
ここで1つのリスクとしていえるのが、戦後計画をアメリカは今、持っていないということです。イランの権力の真空状態が想定されるわけなのですけれど、これは昔アメリカが攻めたところでリビアとイラクがあるのですが、これを合わせた以上の地域不安を生む可能性があるということです。
第2のシナリオは「長期非対称戦」です。期間は6ヶ月から18ヶ月も続くかなり長期的なものになるといわれているのですが、これは50パーセントぐらいの確率であり、一番起こり得るシナリオと私は判断します。
まず、イランは分散型ドローン・ミサイルの生産、そしてイラン革命防衛隊が今、分散化してゲリラ戦を行っています。レバノン、イラク、イエメンの代理ネットワークも温存していますので、だんだんとイランというより地域全体のゲリラ戦に移行しているというわけです。
ペンタゴンも数ヶ月の継続を想定しています。ここでリスクとしてあるのが出口なき戦争疲弊で、これが絶対起こり得るだろうと(いうことです)。また、経済コストが増大、そして中間選挙への政治的悪影響も不可避になってくるというわけです。
第3のそのシナリオとしてあるのが「...
●イラン戦争終結シナリオ~3つの分岐点~
こういった戦略リーダーシップの評価に基づいて、今後の未来予測を少しやってみましょう。
まず今後のイラン戦争終結のシナリオですが、どのように今後、行われていくのか。そして、トランプ大統領のリーダーシップのスタイルがどのように今後の戦争の流れに影響を及ぼすのか。これらを見ていきたいと思います。
3つのシナリオがあると思います。第1に「速やかな政権移行」。これは確率として35パーセントで、期間は2ヶ月から4ヶ月ぐらい。(つまり)60日から120日以内で政権移行がもし実行されるのであれば、(それぐらいで)行われるだろうというタイムスパンです。
まずイランの現状としていえるのが、イランの軍事能力は深刻に損傷しているということです。特にイラン革命防衛隊の指揮系統が寸断されて今、分散化されています。最高指導者は、後継(者)が選ばれたといわれているのですが、後継者のモジュタバ・ハメイニ氏自身が負傷しているということなので、テヘラン政権はかなり壊滅的な状態にあります。
ここで1つのリスクとしていえるのが、戦後計画をアメリカは今、持っていないということです。イランの権力の真空状態が想定されるわけなのですけれど、これは昔アメリカが攻めたところでリビアとイラクがあるのですが、これを合わせた以上の地域不安を生む可能性があるということです。
第2のシナリオは「長期非対称戦」です。期間は6ヶ月から18ヶ月も続くかなり長期的なものになるといわれているのですが、これは50パーセントぐらいの確率であり、一番起こり得るシナリオと私は判断します。
まず、イランは分散型ドローン・ミサイルの生産、そしてイラン革命防衛隊が今、分散化してゲリラ戦を行っています。レバノン、イラク、イエメンの代理ネットワークも温存していますので、だんだんとイランというより地域全体のゲリラ戦に移行しているというわけです。
ペンタゴンも数ヶ月の継続を想定しています。ここでリスクとしてあるのが出口なき戦争疲弊で、これが絶対起こり得るだろうと(いうことです)。また、経済コストが増大、そして中間選挙への政治的悪影響も不可避になってくるというわけです。
第3のそのシナリオとしてあるのが「...