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自分の本音の通りに生きることは、実はとても楽なこと

感じる力~直感で夢を実現する(3)「本音」は未来からの情報――日常生活で実験を!

情報・テキスト
『だから、本音がいちばん! 本音こそ直感、宇宙からのメッセージ』
(浅見帆帆子著、朝日新聞出版)
直感力を磨くと、求めている答えを「夢が教えてくれるようになる」という。なぜそうなるのか。直感の実践はあなたに何をもたらすのか。作家・浅見帆帆子氏が語る。
時間:15:50
収録日:2015/01/27
追加日:2015/03/15
≪全文≫

●直感力を磨くと、夢が教えてくれるようになる


浅見 直感力を鍛えていくと、結構面白いミラクルなことが起こります。直感力を磨くとは、日々の中で本音の通りに選ぶということなのですが、それをずっと続けていくと、1~2年くらい経ったときにどうなるか。これは、今からもう数年前のことなのですが、寝ているときに見る夢がどんどんさえてきたのです。

 夢の中というのは、考えてみると潜在意識100パーセントです。ですから、あの世界は、どこにアクセスしているか分かりません。何か偉大な知恵の宝庫のような所にアクセスしているかもしれないし、とにかく訳の分からないものなので、私はこれも実験をしようと思ったのです。

 直感の通りに生きていると、まず寝ているときに見る夢の中の映像がどんどんクリアになっていきます。その映像に出てくる絵や本の言葉など、そういうものを本のタイトルや表紙に使うようになりました。すると、それがうまくいくわけです。それで、「あ、これは面白い」と思って、ますますそこに期待をします。

 実はこの「期待をする」というのも、そこにまた引き寄せの力が働くので、夢を通して情報が来やすくなるのです。寝ていると、向こうから本が近づいてきて、そこにタイトルが書いてあり、ばっと後ろに通り過ぎるのを私が一生懸命目で追うとか、それくらいリアルに見えてしまうときもありました。私は基本的に、何かが見えるとか敏感とか、そういう体質では一切ありませんし、結構、疑ってかかる方なので、そういう特質があるわけではないのですが、とにかくそれが続くようになりました。

 ある時、夢の中に、私のすごく好きな映画のシーンが出てきたことがありました。それがあまりに何回も出てくるので、起きてから、その映画のDVDをつけてみました。というのも、これはまさに情報なのです。同じものを3回見たというのは、一つも「偶然」ではなく、シンクロといえるでしょう。

 そうしましたら、そのDVDの冒頭の、いつもならスキップして飛ばしてしまっていた予告編のようなところで、真っ暗な宇宙空間に真っ青な地球が出てくるという映像が始まりました。私はちょうどその時、『宇宙につながると夢はかなう』というタイトルの本を執筆中で、その表紙に何かいいものはないか、それこそ夢で見ないかなと考えていたのです。そこへその真っ暗な宇宙空間に青い地球が回っているシーンが出てきたので、これを参考に絵を描きました。

 当時、女性エッセイの本というのは、やはりピンクや黄色といった華やかな色の表紙が好まれていて、書店さんには真っ黒な表紙はかなりNGだったそうです。ですが、私を担当してくれている編集者さんは、私の直感を信頼してくれているので、「これでいきましょう」と出版してみたら、その表紙が結構ヒットしたのです。ピンクや赤や白の表紙が多い中で、逆にその真っ暗な表紙がものすごく目立ったそうです。

 書店さんからは「なぜこの黒という大胆な発想をしたのですか?」と聞かれて、まさか「それは夢の中で見たからです」とは言えませんので、「直感の力で、なんとなくそれがいいと思ったからです」という答え方をしましたが、そういうふうに、自分にとって必要な情報が、日常生活でどんどんやって来るようになるのです。

 ですから、直感を実践し始めると、毎日が面白く、いろんなところに答えがくるのですよ。

── 宇宙の法則にうまくつながるという、そういう感覚ですよね。それとつながる方法があるのに、さえぎるのはもったいないということですね。

浅見 もったいないですね。例えば、その映像を見た時に、頭で考えたら、「いや、でもこの業界では黒い表紙がNGなのだから」だとか、「今まで通りにピンクとか赤とかでいけばいいじゃないか」という顕在意識がまずあり、それが世間の常識でもあるわけです。ですから、世間の常識や枠を広げて、「何でもありだな」と思うと、直感は入ってくるようになる気がします。


●収縮と弛緩を繰り返し、弛緩のときに入ってくる


── 松下幸之助さんも同じようなことを言っていますね。いかに宇宙根源の法則につながるか、といったようなことです。彼は不眠症で、3、4時間以上は眠れなかったそうです。ですが、ずっと考え続けていると、ある日、宇宙から声が聞こえてくるというようなことをおっしゃっています。そして、そこまでくると人は必ず成功するというのです。

浅見 やはりそうなのですね。

── 私は、松下政経塾にいた時にそういう話を聞かせてもらって、やはり面白いなと感じました。要するに、天地自然の法則とか、宇宙根源の法則とか、そういう法則があって、そこにアクセスできるようになることだというのです。やはり競争の厳しい事業の世界では、家電製品で一つヒットを出すのも大変なこと...
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