●直感力を磨くと、夢が教えてくれるようになる
浅見 直感力を鍛えていくと、結構面白いミラクルなことが起こります。直感力を磨くとは、日々の中で本音の通りに選ぶということなのですが、それをずっと続けていくと、1~2年くらい経ったときにどうなるか。これは、今からもう数年前のことなのですが、寝ているときに見る夢がどんどんさえてきたのです。
夢の中というのは、考えてみると潜在意識100パーセントです。ですから、あの世界は、どこにアクセスしているか分かりません。何か偉大な知恵の宝庫のような所にアクセスしているかもしれないし、とにかく訳の分からないものなので、私はこれも実験をしようと思ったのです。
直感の通りに生きていると、まず寝ているときに見る夢の中の映像がどんどんクリアになっていきます。その映像に出てくる絵や本の言葉など、そういうものを本のタイトルや表紙に使うようになりました。すると、それがうまくいくわけです。それで、「あ、これは面白い」と思って、ますますそこに期待をします。
実はこの「期待をする」というのも、そこにまた引き寄せの力が働くので、夢を通して情報が来やすくなるのです。寝ていると、向こうから本が近づいてきて、そこにタイトルが書いてあり、ばっと後ろに通り過ぎるのを私が一生懸命目で追うとか、それくらいリアルに見えてしまうときもありました。私は基本的に、何かが見えるとか敏感とか、そういう体質では一切ありませんし、結構、疑ってかかる方なので、そういう特質があるわけではないのですが、とにかくそれが続くようになりました。
ある時、夢の中に、私のすごく好きな映画のシーンが出てきたことがありました。それがあまりに何回も出てくるので、起きてから、その映画のDVDをつけてみました。というのも、これはまさに情報なのです。同じものを3回見たというのは、一つも「偶然」ではなく、シンクロといえるでしょう。
そうしましたら、そのDVDの冒頭の、いつもならスキップして飛ばしてしまっていた予告編のようなところで、真っ暗な宇宙空間に真っ青な地球が出てくるという映像が始まりました。私はちょうどその時、『宇宙につながると夢はかなう』というタイトルの本を執筆中で、その表紙に何かいいものはないか、それこそ夢で見ないかなと考えていたのです。そこへその真っ暗な宇宙空間に青い地球が回...
(浅見帆帆子著、朝日新聞出版)