敵に後れを取ったらどうすればいいか、形勢逆転のポイント
『孫子』を読む:虚実篇(2)形勢逆転への戦略と「無」の重視
戦争でもビジネスでも、いかに相手より有利な立場に立つかは基本中の基本。そのためには主導権を取ることが重要だが、すでに相手が主導権を握っている場合は不利な状況を強いられるしかない。しかし、こうした厳しい状況でも形...
収録日:2020/05/21
追加日:2022/01/10
「勢い」を考える上で鍵となる「分数・形名・奇正・虚実」
『孫子』を読む:勢篇(1)戦いにおける4つの要素
「形篇」と「勢篇」を合わせると形勢逆転の「形勢」となるが、これは、ただ軍隊がいるだけでは駄目で、そこに「勢い」というものがなければいけないということをいっているのである。では「勢い」において重要な要素は何か。孫...
収録日:2020/02/25
追加日:2020/12/30
戦略で間違える最大のポイントは希望的観測
『孫子』を読む:形篇(1)完璧に備える
『孫子』の兵法の中でも要となる「守備と攻撃」を説いた「形篇」を解説していくシリーズ講義。戦略で間違える最大のポイントは、「敵はここで失敗するだろう」という希望的観測である。孫子はそんな甘いことは考えない。できる...
収録日:2020/02/25
追加日:2020/12/02
「虚実篇」から学ぶ優秀なリーダーの役割と戦略の重要性
『孫子』を読む:虚実篇(1)いかに主導権を握るか
今回から開始となる『孫子』シリーズの第6編「虚実篇」。虚実とは空虚と充実であり、空虚とは手薄、充実とは手厚いことだと田口氏は説く。また、虚偽と真実という虚実もある。これらはいったい何を意味しているのか。虚実篇では...
収録日:2020/05/21
追加日:2022/01/03
光緒帝の皇后とその前で跪いた太った老人が泣いていた
20世紀前半の日中関係~この歴史から何を学ぶか(2)
本年2015年は戦後70年の節目の年。しかし、中国や韓国ではいまだに反日教育が行われ、日本においても特に現代史の教育の欠如は否めない。歴史認識という価値観以前に、事実理解のギャップに問題があると感じた島田晴雄氏...
収録日:2015/07/07
追加日:2015/08/06
カエサル君臨の経緯…クラッスス、ポンペイウスとの関係
ローマ帝国への道~ローマ史講座Ⅲ(3)三頭政治崩壊からカエサル独裁へ
堅固なシステムにもふとしたことでヒビが入る。際どいバランスを保ちつつ、三者がそれぞれの立場で競いあっていた「第1回三頭政治」はなおさらである。今回は、そのバランスが崩れ、カエサルが単独でローマに君臨する経緯につい...
収録日:2016/12/16
追加日:2017/03/29
ロシア・トルコ・イランの三国同盟が持つ意味
中東の新たな地政学的変動(4)新しい三国同盟
歴史学者・山内昌之氏がシリアを中心とした中東の新たな地政学的変動について解説する。今や中東、特にシリアにおけるロシアの影響力は計り知れないものがある。ロシアは圧倒的な外交力を武器に、アサド政権を支持するイラン、...
収録日:2017/03/01
追加日:2017/04/06
IS復活を阻むために必要なのは「失敗の要因」の分析
2017年湾岸とシリア(2)シリアの現状とISの今後
歴史学者・山内昌之氏がシリアの現状とISの今後について解説する。トランプ大統領の米露協調による緊張緩和地域拡大はシリア戦争収束に向けての一大方針といえるが、各国、各勢力がポスト・シリア戦争を見据える中、情勢は未だ...
収録日:2017/08/30
追加日:2017/09/25
日本外交の草分けとして新政府をリードした陸奥宗光
明治維新から学ぶもの~改革への道(8)陸奥宗光という人物
不平等条約解消の雄として名高い陸奥宗光は、若い頃は尊皇の志士として活動、海援隊にも参加した。外交の目が人並みすぐれた陸奥は、維新後の新政府でも頭角を表す。やがて薩長土肥中心の政府人事への不満、「廃藩置県」建白へ...
収録日:2018/11/13
追加日:2019/04/27
知らないうちに侵略される「ハイブリッド戦争」の事例とは
戦争の常識を覆すハイブリッド戦争にどう立ち向かうか
昨今、戦争は新しい時代に突入した。2014年のロシアによるウクライナ侵攻では、サイバー攻撃によっていつのまにか始まり、気づいた時にはウクライナ軍はすでに無力化されていた。こうした新しい「ハイブリッド戦争」に対処する...
収録日:2019/06/19
追加日:2019/10/10
孫子が最も重視する「計数」の教えを忘れてはいけない
『孫子』を読む:形篇(4)「計数」の重要性と「形」の意味
「形篇」の最後となる今回は、戦いにおいて敵の戦力と自軍の防御能力をどのように把握するかについて『孫子』から読み解いていく。その最大のポイントは、「計数」的な見地から希望的観測や曖昧な感情を全て排除して、厳しく捉...
収録日:2020/02/25
追加日:2020/12/23
時代設定は「紀元前412年春」…実はそこにも深い秘密が
プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(3)『ポリテイア』という対話篇〈下〉
『ポリテイア(国家)』で展開される対話はいつごろの設定なのか。長らく不明のままだったこの点に関して、冒頭部で舞台になっている「祭り」の記述を手がかりに、それを紀元前412年と確定したのは、2000年代前半、納富信留氏と...
収録日:2022/07/08
追加日:2022/12/01