テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2017.10.22

人に嫌われる「自慢話」ワースト5

 「自慢が多い男は嫌い」という女性の意見はよく聞きますが、男女間だけでなく同性同士でも、自慢が過ぎる人が煙たがられるのは周知の事実です。学歴や人脈、仕事が出来る自慢など色々な自慢話がありますが、なかでも、どんな自慢を聞かされるのが他人にとって一番の苦痛なのでしょうか?

 今回は男女各20人に「こんな自慢は許せない!」という、聞かされて最もイラ立つ自慢について本音を語ってもらいランキング形式でご紹介していきます。

第5位「過去の武勇伝」自慢

 過去の栄光を話せば話すほど、現在と比較されてしまうこともあり、昔の武勇伝は諸刃の剣。昔はすごかったと言って今もすごいわけではない、過去の思い出自慢にはどう反応していいか困るし無意味、と辛辣な意見が聞かれました。

・会社の先輩は甲子園に出場した高校球児だったことを、ことあるごとに自慢してきます。確かにすごい話ですが、何度も聞かされるとそのすごさも目減りし、「またその話かよ」と皆で苦笑いです。(男性42歳)

・バブル期に青春を過ごした歳上の女友達は、俳優や野球選手と付き合って貢がせた話をして「あなたも地位のある男と付き合わないとダメよ」と暗に私の彼氏の稼ぎが悪いことを匂わせる。今はバブルもはじけて地味なお局のくせに、と思ってうんざりします。(39歳女性)

第4位「他人からの評価」自慢

 自ら「すごいでしょ?」と言うのは恥ずかしい、でも自慢したい。そんな心理からか、誰かに褒められた自分、誰かに必要とされている自分をアピールすることで遠回しに自慢してくる人も嫌われています。

・「お前がいなかったら成功していなかった、と社長に握手を求められ感動しました」みたいなことをSNSに投稿する男。社長も認める俺ってすごい、的なのが遠回しでウザいです。(43歳男性)

・「ミニスカートは痛いかな、と思ったのだけど」と言いつつ「でもみんなに足がキレイだから似合うって言われちゃって」と、他人の言葉を借りてスタイル自慢をする女友達。毎回自分ではそう思ってないが周りが褒めてくれる形式の自慢、こっちも褒めないといけないから面倒です。(32歳女性)

第3位「家族・身内」自慢

 自分自身のことではなく、家族や仲間、身内に関する自慢も度が過ぎると鬱陶しいと思われてしまいます。すごいのはあなたじゃないでしょ、という意見から、結局良い人間関係を築いて恵まれている自分自身の自慢だ!という声も。

・友達のA子は夫と子どもの話ばかり。「夫がセリーヌのバッグを突然プレゼントしてくれた」「子どもがもう3歳でアルファベットを読める」とか、自分がいかに幸せかを語り、独身の私に結婚を薦めてきます。悪気はないかもしれませんが、彼氏もいないこっちの立場も考えて自慢は控え目にしてほしい。(35歳女性)

・「これから愛する家族のもとに帰ります」と海外出張から帰る夫がFacebookに投稿すれば、「いつもありがとう、ご苦労さま」と妻が料理と子どもの写真をアップする、家族ぐるみで幸せ自慢をする知人夫妻。見せられている方は、家庭内でやって!とイラつきます。(42歳女性)

第2位「グチに見せかける」自慢

 グチかと思ってよくよく聞いてみたら、実は自慢だった!というパターンは結構あるよう。堂々と自慢しにくいことでも、ネガティブな話題に見せかけて自慢をしのばせてこられると、聞いている方の後味の悪さも倍増です。

・「忙しくなっただけで大して給料も上がらないから大変だよ」と言う、いち早く部長に出世した同期。面倒くさそうに「明日も役員に誘われてゴルフだ」と言いますが、本当は嬉しくて自慢しているに決まっている。(41歳男性)

・イケメンの彼氏が自慢で、「今日もこんなだらしない格好で寝ながらアイス食べてる」と彼氏の写真を送ってくる女。いつも「それでもイケメン!」とか言ってきましたが、一度「だらだらされると嫌よね」と返したら返信が来ませんでした。(35歳女性)

そして第1位は…「モテ」自慢

 男女ともに一番多かったのが、モテる自慢です。その「モテ」は勘違いや深読みや自作自演では?と思ってしまう自慢も多く、そんな根拠の見えない自慢をする人自体がくだらない、という嫌われっぷり。

・「またナンパされた」と、いい女感を出してくる女。軽そうだからだよ、と思って、話はほとんど聞き流しています。(32歳男性)

・主婦の友達のS子さんは、独身の女子たちが恋愛話で盛り上がっていると「結婚してるって言っているのに、誘ってくる男が時々いるんだよね」などと言い出し、モテ自慢を始めます。痛くて聞いてられません。(33歳女性)

・「3股掛けている」とか「しつこい女が多くて」とか、女に不自由していない自慢をする友達。さらに「まあアイツは金目当てだよ」と、モテ自慢に財力自慢まで加わるので、聞いていて虚しい。笑えるくらいの話にできないなら自慢するなと思います。(38歳男性)

自慢じゃないふりをして自慢する、技巧派が増えている?

 いかがでしたか?今回のアンケートでは「わたしってすごいでしょ!?」という分かりやすい自慢より、遠回しだったり他人の弁を借りたり、より巧妙になった自慢話が嫌われているのだという印象を受けました。

 SNS上での自慢への批判の声が多く集まったのも、見せたい自分を完璧に自己演出できてしまう反面、さりげない自慢を見抜くほど見る側の目も鍛えられているのだと言えます。言ってみれば「自慢していると思わせずに自慢する」、そんな小賢しい計算が見え隠れする自慢こそ、自分を良く見せたいという願望の強さを晒してしまうことになるのかもしれませんね。心当たりのある方、気を付けましょう。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
「学ぶことが楽しい」方には 『テンミニッツTV』 がオススメです。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,100本以上。 『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

なぜ民主主義が「最善」か…法の支配とキリスト教的背景

なぜ民主主義が「最善」か…法の支配とキリスト教的背景

民主主義の本質(1)近代民主主義とキリスト教

ロシアや中華人民共和国など、自由と民主主義を否定する権威主義国の脅威の増大。一方、日本、アメリカ、西欧など自由主義諸国における政治の劣化とポピュリズム……。いま、自由と民主主義は大きな試練の時を迎えている。このよ...
収録日:2024/02/05
追加日:2024/03/26
橋爪大三郎
社会学者
2

イーロン・マスクと対立…ChatGPT大ブームまでの紆余曲折

イーロン・マスクと対立…ChatGPT大ブームまでの紆余曲折

サム・アルトマンの成功哲学とOpenAI秘話(2)ChatGPT開発秘話

仕事をはじめさまざまな生活シーンで多様な役割をこなすチャットボットとなった「ChatGPT」。OpenAIが公開したこのサービスが世界中を驚かせるまでには、その創業に携わったサム・アルトマンとイーロン・マスクの対立など紆余曲...
収録日:2024/03/13
追加日:2024/04/26
桑原晃弥
経済・経営ジャーナリスト
3

運も実力のうち!?小早川の寝返りを生んだ黒田長政の好運

運も実力のうち!?小早川の寝返りを生んだ黒田長政の好運

運と歴史~人は運で決まるか(2)運に恵まれるにはどうすればいいか

普通の人間の「運」については、どう考えればいいのだろうか。例えば、日本において消費文化が花開いた江戸時代、11代将軍・徳川家斉の治世には、庶民が「運がめぐってこない」ことを皮肉った狂詩があった。運には「めぐりあわ...
収録日:2024/03/06
追加日:2024/04/25
山内昌之
東京大学名誉教授
4

陰の主役はイラン!?イスラエル・ハマス紛争の宗教的背景

陰の主役はイラン!?イスラエル・ハマス紛争の宗教的背景

グローバル・サウスは世界をどう変えるか(4)サウジアラビアとイランの存在感

中東のグローバル・サウスといえば、サウジアラビアとイランである。両国ともに世界的な産油国であり、世界の政治・経済に大きな存在感を示している。ただし、石油を武器にアメリカとの関係を深めてきたのがサウジアラビアであ...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/04/24
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授
5

起業の極意!サム・アルトマンと松下幸之助

起業の極意!サム・アルトマンと松下幸之助

編集部ラジオ2024:4月24日(水)

ChatGPTを開発したことで一躍有名となったOpenAI創業者のサム・アルトマン。AIの発展によって社会は大きく、急速に変化しており、その中心的な人物こそが彼であるといっても過言ではありません。

そんなアルトマンが...
収録日:2024/04/15
追加日:2024/04/24
テンミニッツTV編集部
教養動画メディア