サム・アルトマンの成功哲学とOpenAI秘話
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
イーロン・マスクと対立…ChatGPT大ブームまでの紆余曲折
サム・アルトマンの成功哲学とOpenAI秘話(2)ChatGPT開発秘話
桑原晃弥(経済・経営ジャーナリスト)
仕事をはじめさまざまな生活シーンで多様な役割をこなすチャットボットとなった「ChatGPT」。OpenAIが公開したこのサービスが世界中を驚かせるまでには、その創業に携わったサム・アルトマンとイーロン・マスクの対立など紆余曲折があった。AI技術の発展を願いつつ、その暴走への危機感を手放さなかったサム・アルトマンの手腕を解説する。(全8話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:8分46秒
収録日:2024年3月13日
追加日:2024年4月26日
≪全文≫

●危機感から生まれたOpenAI、紆余曲折を経て世界的な大ブームへ


―― いよいよ2015年に、Yコンビネーターの代表になって、翌年にイーロン・マスクらとOpenAIを設立です。

桑原 これはまた後ほど、詳しくご説明しますけれど、ちょうど2010年代に入って、AIの開発が非常に進んできました。その頃から、AIがチェスに勝ったとか、将棋とか碁と戦ったりと、分かりやすいところでAIがどんどん進化してきているという段階なのです。

 ただ、AIが(何かやっているのか)まだ見えない状況で企業がそれをやっているということで、このままではいずれ暴走してしまうのではないかというような危機感がありました。これは危ないのではないかと思ったのが、テスラなどをやっているイーロン・マスクです。

 サム・アルトマンも同じように、もう少し透明な状態で発展したほうがいいのではないかということを考えていました。その時に、サム・アルトマンの周りに、いわゆる「ペイパルマフィア」といわれる、イーロン・マスク、ピーター・ティール、リード・ホフマンといった、シリコンバレー、スタンフォードで育ってきたような人たちがいて、みんなで集まって作ったのがOpenAIです。

 「Open」とついているように、AIは進化しなければいけないがそれは人間の役に立つものでなければいけないし、誰かが独占するものではいけないということで、あえて「Open」という名前を使っています。こういうものができたけれど、いきなりチャットができたわけではなくて、最初は何をやっていいか、方向性が見えませんでした。

 AIの非常に優秀な人たちは集まっているのですけれど、なかなか結果が出ず困っているところに、2017年にトランスフォーマーに関する論文が発表されます。これは、言語の1つの文脈の中で、どれが大事な言葉なのかということに注目していこうという考え方で、それによって、一気にChatGPTに発展していくのです。

 そのきっかけがあって、一気にAIが進んだことによって、今度はイーロン・マスクが当然のように、OpenAIはテスラの傘下に入ったほうがいいのではないかということを言い出しました。ただ、本来は1つの企業が独占するものではないということでスタートしたわけですから、それに対してイーロン・マスクとサム・アルトマンが非常に対立をするということで、イー...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
オリエント 東西の戦略史と現代経営論に学ぶ(1)ビジネスのヒントは歴史にあり
『失敗の本質』、中国古典…ビジネスのヒントを歴史に学ぶ
三谷宏治
経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本
成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ
松尾睦
生成AI「Round 2」への向き合い方(1)生成AI導入の現在地
生成AIの利活用に格差…世界の導入事情と日本の現状
渡辺宣彦
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
斎藤環
野獣の経営、家畜の経営(1)経営センスが育つ土壌
ファーストリテイリングで経営者が育つ理由
楠木建
営業の勝敗、キリンの教訓(1)やる気のない社員になる理由
なぜ「やる気のある社員」が日本では6%しかいないのか?
田村潤

人気の講義ランキングTOP10
「満洲」から考える日本とアジア(1)「満洲」を知る意義とは
「満洲史」はなぜ現代日本でタブー視されるのか?…王道楽土の夢とアヘンなどの裏面から見えてくる現代への教訓
宮脇淳子
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
モンゴル帝国の世界史(1)日本の世界史教育の大問題
なぜ日本の「世界史」はいびつなのか…東洋史と西洋史の違い
宮脇淳子
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本
成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ
松尾睦
「ホメロス叙事詩」を読むために(1)ホメロスを読む
2700年前のホメロスの叙事詩が感動を与え続ける理由
納富信留
ギリシア悲劇への誘い(1)ギリシア悲劇を観る
二千年の時を超えて読めるギリシア「三大悲劇詩人」の作品
納富信留
編集部ラジオ2026(31)鶴見太郎先生の「公開収録」のご案内
【公開収録のご案内】鶴見太郎先生:ユダヤ人と世界史…その歴史の教訓とは
テンミニッツ・アカデミー編集部
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(6)漢字と理性と想像力
漢字と理性と想像力…いま日本人が考えるべきこととは?
橋爪大三郎
日本人が知らない自由主義の歴史~前編(1)そもそも「自由主義」とは何か
消極的自由と積極的自由?…なぜ自由主義がわかりづらいか
柿埜真吾