サム・アルトマンの成功哲学とOpenAI秘話
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
「バカげたアイデア」が成功する!? カギは不満と情熱と改善
サム・アルトマンの成功哲学とOpenAI秘話(5)スタートアップ成功の秘訣:前編
桑原晃弥(経済・経営ジャーナリスト)
Yコンビネーターで経験を重ね、紆余曲折を経てOpenAIの事業を成功させたサム・アルトマン。彼のように、革新的で、多くのユーザーに愛されるサービスを生み出すためには、どのようなマインドセットが必要なのだろうか。「素晴らしいアイデア」とは決して斬新なアイデアでも、誰もが絶賛するアイデアでもない。大事なのは、アイデアのまま終わらせず、まず形にしてみることである。今回は、サム・アルトマンの言葉からスタートアップ成功の秘訣を学ぶ。(全8話中第5話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:11分25秒
収録日:2024年3月13日
追加日:2024年5月17日
≪全文≫

●不満の解消と「もっといいものを」という思いから素晴らしいアイデアへ


―― 続きまして、いよいよサム・アルトマンが考えるスタートアップ成功の秘訣です。

 自分自身が、起業してYコンビネーターで経験を積み重ねたのですけれど、まず最初の秘訣としては「素晴らしいアイデア」ということですね。

桑原 そうですね。サム・アルトマンに限らず、Yコンビネーターがそうなのですけれど、アイデアというのは世界初である必要はないわけです。よく「世界初のアイデア」とかいうではないですか。誰も考えていないアイデアとか、そういうことに対してはそれほど強いこだわりはないのです。

 ただし、それは例えばグーグルの検索エンジンであれば、それ以前に検索エンジンはいっぱいあるわけです。フェイスブックの交流サイトについても当時はいっぱいありました。それこそ10何番目ぐらいのサービスだと、ともにいわれているのですけれど、それが完璧とは限らないわけです。

 そこに対するものすごく強い不満が出て、もっといいものを作りたい。だから、よくいわれるのですけれど、スティーブ・ジョブズのiPhoneにしても、別に世界初ではないのです。同じようなものはあったのだけれど、ジョブズから見ると、それはクズだったということです。

 その部分の、もっと良いもの、使いやすいものを、本当にそれを使って作る。だから、個々の素晴らしいアイデアというと、本当に誰も考えていないものというイメージがとても強いのですけれど、サム・アルトマンがいっているように、それは誰も思いつかないアイデアとかみんなが絶賛するアイデアとは限らないのです。

 そうではなくて、本当に普通の人が、今のサービスには不満で、それを全部解消してくれるようなすごくいいもの、使いやすいものを求めているのだ、それが素晴らしいアイデアなのだということです。この部分は、誤解されている人も意外に多いのかなと思うのです。

―― 今までないものでなければいけないとか、画期的なものでないといけないとか、必ずしもそうではないということですね。

桑原 そういうことですね。

 ですから、先ほど(前回話に)出たエアビーアンドビーですが、部屋を貸すというのはなんてことのないアイデアなのですけれど、それ...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由
なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る
青島未佳
そこまでやるか
当たり前のことを徹底してやった時、初めて人の心は動く
上甲晃
運と歴史~人は運で決まるか(1)ソクラテスが見舞われた「運」
歴史における「運」とは?ソクラテスの「運」から考える
山内昌之
ウォーレン・バフェットの成功哲学(1)「世界一の投資家」の実像
世界一の投資家ウォーレン・バフェット…賢人と呼ばれる理由
桑原晃弥
企業改革の核心は何か(1)組織の危機をいかに克服するか
V字回復のためには社員に「個人の痛み」を迫る覚悟を持て
三枝匡
ハラスメント防止に向けた風土づくり(1)ハラスメントの概要
増え続けるハラスメント…その背景としての職場の特徴
青島未佳

人気の講義ランキングTOP10
高市政権の進むべき道…可能性と課題(1)高市首相の特長と政治リスク
歴史的圧勝で仕事人・高市首相にのしかかるリスク要因
島田晴雄
インフレの行方…歴史から将来を予測する(1)インフレの具体像を探る
270年の物価の歴史に学べ…急激な物価上昇期の特徴と教訓
養田功一郎
平和の追求~哲学者たちの構想(7)いかに平和を実現するか
国際機関やEUは、あまり欲張らないほうがいいのでは?
川出良枝
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(1)人を真に活かす人事評価とは
ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう
水野道訓
大谷翔平の育て方・育ち方(8)目標に向かう力
なぜ毎日練習したくなるのか?大谷翔平の目標に向かう力
桑原晃弥
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
危機のデモクラシー…公共哲学から考える(6)政治と経済をつなぐ公共哲学
どのような経済レジームを選ぶか…倫理資本主義の可能性
齋藤純一
いま夏目漱石の前期三部作を読む(8)『門』の世界観と日本の近代化
伊藤博文暗殺…日本近代化で本当にいいことがあったのか
與那覇潤
「江戸のメディア王」蔦屋重三郎の生涯(8)大首絵の成功と蔦重の最期
謎の絵師・東洲斎写楽を「役者絵」で起用した蔦重の思惑
堀口茉純
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(4)全てをつなぐ密教の世界観
密教の世界観は全宇宙を分割せずに「つないでいく」
鎌田東二