ビジョン講座「直観と論理をつなぐ思考法」
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
独自性を考えていくうえでのポイントは「見立て」
ビジョン講座「直観と論理をつなぐ思考法」(7)見立てで独自性を生み出す組替力
佐宗邦威(戦略デザインファームBIOTOPE 代表)
自分のビジョン、アイデアになかなか独自性が生まれない場合、どのように対処すれば良いのだろうか。その課題を解決するための鍵となるのは「組替力」である。今回はその力を身につけ、またそれを鍛えていくための方法を、豊富な具体例とともに提示する。(全8話中第7話)
時間:7分17秒
収録日:2020年11月4日
追加日:2021年1月4日
≪全文≫

●新たな見立てでいかに独自性を生み出すか


 次が新たな見立てでいかに独自性を生み出すかという、組替のステップになります。基本的には、生んだビジョンなり、アイデアなりに、なかなか独自性が生まれないという課題があります。

 独自性を生んでいくためにどうするのかについての一つのポイントが、自分の違和感から始めるということです。その違和感を突き詰めて、世の中にあるサービスや社会の構造のどこに違和感を持っているか、あるいは何が違和感なのか、逆にいうと、どういうものだったら違和感を持たないのか、というところを考えていくのが、組替力の思考の特徴になります。

 独自性と言っても、なかなか最初からは生まれてこないです。どうやって出すかということですが、独自性を考えていく上でのポイントは、自分なりに、これを何々のようなものだと思うという、「見立て」になります。

 いわゆる既存の常識を、自分の独自の世界観、見立てで定義し直すということです。

 アートの世界だと「モチーフ」という言葉があります。動機とか、主題という意味の言葉ですが、自分の表現の動機、きっかけとなった中心的な思想とか思いを、一言で込めたものがモチーフになります。例えば、「あなたが今考えているビジョンの、モチーフは何でしょうか」「それを一言でいうと何でしょうか」と言語化してみることがポイントになります。

 これが、当たり前を壊す、再定義のデザインになります。


●想像力で見えないものを補完して全体像を語るのが見立ての特徴


 見立ては英語でいうと、「Reframing」になります。スライドに枯山水の庭が写っていますけれども、枯山水の庭は、本物の池のある庭のようでもあり、かつ自分の宇宙のようでもある。そういうものが、この枯山水の庭に込められている世界観なのです。

 このように、実際にはそこにないものを想像していくという思考法が見立てになります。

 例えばスライドを見ていただくと分かると思いますが、これはまだ完成していません。左側は蛇で、右側は馬になるのですが、このように、一部が目に見えない状態のものをもとに、自分の想像力で補完して全体...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(1)人を真に活かす人事評価とは
ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう
水野道訓
ハラスメント防止に向けた風土づくり(1)ハラスメントの概要
増え続けるハラスメント…その背景としての職場の特徴
青島未佳
チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由
なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る
青島未佳
組織心理学~若者とのコミュニケーション(1)「Z世代」の特徴と接し方
Z世代は傷つきやすい!?…昔の世代との相違点、共通点とは
山浦一保
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
斎藤環
「発想力」の技法を学ぶ(1)発見と探究(前編)
“なぜ”を繰り返せ!『発想力の全技法』に学ぶ原因探究法
三谷宏治

人気の講義ランキングTOP10
「満洲」から考える日本とアジア(1)「満洲」を知る意義とは
「満洲史」はなぜ現代日本でタブー視されるのか?…王道楽土の夢とアヘンなどの裏面から見えてくる現代への教訓
宮脇淳子
編集部ラジオ2026(31)鶴見太郎先生の「公開収録」のご案内
【公開収録のご案内】鶴見太郎先生:ユダヤ人と世界史…その歴史の教訓とは
テンミニッツ・アカデミー編集部
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
モンゴル帝国の世界史(1)日本の世界史教育の大問題
なぜ日本の「世界史」はいびつなのか…東洋史と西洋史の違い
宮脇淳子
ギリシア神話の基本を知る(2) 5つの時代と歴史観
ヘシオドスの『労働と日々』で描かれた「5つの時代」とは
鎌田東二
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(6)漢字と理性と想像力
漢字と理性と想像力…いま日本人が考えるべきこととは?
橋爪大三郎
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
マルクス入門と資本主義の未来(1)マルクスとはどんな人物なのか
マルクスを理解するための4つの重要ポイント
橋爪大三郎
「ホメロス叙事詩」を読むために(1)ホメロスを読む
2700年前のホメロスの叙事詩が感動を与え続ける理由
納富信留
日本の財政の真実を検証する(3)金利上昇の深刻な影響
金利が上昇した未来を10年スパンで見てみると…何が起きるか?
宮本弘曉