ビジョン講座「直観と論理をつなぐ思考法」
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
絵の上手・下手は手の力よりもむしろ観察力の問題
ビジョン講座「直観と論理をつなぐ思考法」(6)ビジョンの解像度を上げる知覚力
佐宗邦威(戦略デザインファームBIOTOPE 代表)
フワッとしたやりたいことを具体化していくために必要なのが知覚力だが、知覚力アップのポイントは、よく観察することによって、複雑なものを複雑なままに表現することだという。それはどういうことなのか。具体的に「知覚力」を鍛えるために有用な思考法、エクササイズについて論じていく。(全8話中第6話)
時間:8分24秒
収録日:2020年11月4日
追加日:2020年12月28日
≪全文≫

●知覚力のポイントは複雑なものを複雑なまま表現すること


 次が知覚力になります。

 フワッとしたやりたいことを具体化していくのが知覚力になります。

 知覚力のポイントは、セザンヌの絵がここに描いてありますが、よく観察することによって、複雑なものを、複雑なままに、自分自身が感じてそれを表現することです。

 スライドの絵は、私が昔、自画像を描くワークショップに参加したときに、5日間のワークショプの前と後それぞれで描いた絵です。ワークショップに参加した前後でこれだけの絵のクオリティーの変化が出てくるということを、私自身が体験しました。

 ポイントは何かというと、実は絵が上手い下手というのは、手の力というよりも、観察する力だということです。物事をどれだけ詳しく、細部まで詳細に感じられているか、見ているか。そのようにして見ていくと、実は絵はより描けるようになります。


●イメージ脳で観るための方法


 いわゆる、左脳・右脳ということが世の中でいわれていますけれども、言語脳とイメージ脳、この中でもイメージ脳で詳細まで細かく見ていくという、モノの見方をすると、実は絵が描けるようになりますし、ビジョンの解像度もより上がるようになります。左脳は、さらっと上の方から全体を見る、鳥瞰するという、鳥の目のようなものですが、右脳、すなわちイメージ脳は、虫の目のようなもので、ズームアップして、細かいところを詳細に見ていくという特徴になります。

 このイメージ脳で観るための方法としては、スライドのような有名な絵を、反対にして、意味が分からなくなった状態で、その線を真似るなどがあります。

 また、スライドのような絵があったときに、花の形を描くような絵の描き方もあるのですけれども、外側を黒く鉛筆で全部塗って、外側の部分を消していく、これをネガスペースと言いますが、ここで結果的に残ったものが自分が描きたかったものである、こういう思考法も、実はイメージ脳の思考法です。


...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
野獣の経営、家畜の経営(1)経営センスが育つ土壌
ファーストリテイリングで経営者が育つ理由
楠木建
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(1)人を真に活かす人事評価とは
ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう
水野道訓
Microsoft Copilot~AIで仕事はどう変わるか(1)「生成AI」の画期性
「生成AI」実装の衝撃…人工知能の歴史と特長
渡辺宣彦
「発想力」の技法を学ぶ(1)発見と探究(前編)
“なぜ”を繰り返せ!『発想力の全技法』に学ぶ原因探究法
三谷宏治
組織改革の要諦~活性化と人材活用(1)準備、スピード、タイミング
組織改革は最初に全体像と将来像を示すのが重要
秋池玲子
「ものがたり」のあるコンプライアンス(1)その本質とは
なぜ企業はコンプライアンスの本質から外れてしまうのか?
國廣正

人気の講義ランキングTOP10
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(4)認知症と共生社会の実現に向けた対策
その物忘れ、認知症かも…加齢による物忘れとの違いと一番大事なこと
小川純人
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
「進化」への誤解…本当は何か?(1)進化の意味と生物学としての歴史
実は生物の「進化」とは「物事が良くなる」ことではない
長谷川眞理子
現代人に必要な「教養」とは?(1)そもそも教養とは何か
教養とは…本質を捉える知、他者を感じる力、先頭に立つ勇気
小宮山宏
「満洲」から考える日本とアジア(8)日貨排斥と満洲事変の原因
なぜ満洲事変が起きたか…激烈な日本排斥と朝鮮人迫害、さらに一方的な条約無効化に直面した日本人の決断と失敗
宮脇淳子
進化生物学から見た「宗教の起源」(1)宗教の起源とトランス状態
私たちにはなぜ宗教が必要だったのか…脳の働きから考える
長谷川眞理子
仏教とキリスト教が照らし出す日本の宗教(1)神とは何か、そして天皇とは?
日本と世界の「神と信仰」の違いは?…そして天皇の大切な役割
橋爪大三郎
大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(1)ルーズベルトに与ふる書
奇跡の史実…硫黄島の戦いと「ルーズベルトに与ふる書」
門田隆将
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ