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DATE/ 2018.12.25

職場で嫌われる「おじさんの行動」とは?

 いつまでも若いつもりでいても、気がつけば自分も「おじさん」世代になっているアラフォー、アラフィフ男性。20代の新入社員から見たら、40代男性は立派なおじさんですし、早ければ30代半ばからおじさん化している男性も少なくないのでは。「あんなおじさんは嫌だな」と感じていたおじさんに「自分がなっているかも?」と不安になることはありませんか?

 そこで今回は、もっとも人間関係に左右される職場に的をしぼって、若手の男性社員や女性達に、職場で嫌われる「おじさんの行動」についてアンケートしてみました。

職場で嫌われている「〇〇おじさん」は、こんな人達です。

1:根性論・精神論が大好きなおじさん
 ゆとり世代やサトリ世代の、いわゆる無理をしないマイペースな若手社員にやる気を出させようとする時、ついつい「意識を変えさせよう」と根性論や精神論で語ってしまうことはありませんか?「死ぬ気でやればできる、とかじゃなくて、もっと的確に指示を出してほしい」、「仕事はお前にとって何だ?と聞いて来るタイプのおじさんがいて、そんな精神論を語り合う暇があったらとっとと仕事を終わらせたい」など、今どきの若者は結構合理的。気持ちで何とか出来るという言動をすると、面倒くさいおじさんと嫌われてしまいます。

2:マナーがなっていないおじさん
 最近の若い子のマナーはなってない、とおじさん達は嘆きますが、「おじさん社員こそマナーがひどい」と嫌われることも多いよう。おじさんの思うマナーは礼儀や挨拶やビジネスマナーのことですが、若者から見たおじさんの悪いマナーは「社内の喫煙所を汚しまくり、空き缶も放置していく」「コーヒーマシンを詰まらせても、自分で直さず知らないふりをする」という共有スペースでの迷惑行為や、「ランチ後にニンニク臭くてもケアをせず匂いをまき散らす」「席で歯間ブラシでシーハーしている」と周りの気分を生理的に害する行為。マナーの意味をもう一度考え改めることも必要ですね。

3:自分の話ばかりするおじさん
 年下や部下がいる中で、自分の話ばかりをするおじさんは嫌われています。「上司の話を遮るわけにもいかないだけなのに、自分の話を皆聞きたがって楽しんでいると勘違いして話し続けるおじさん」や「すぐ、俺の頃は、あの案件の時は、と部下の話を自分の武勇伝や思い出話にすり替えるおじさん」など、話を聞いてもらえる立場に胡座をかいていると鬱陶しいと思われがち。「おじさんになったら、俺が俺がじゃなくて、若い子や部下の話を引き出すくらいの聞き役に回れるようになってほしい」と言う女性の声も。皆に話を振れる余裕のあるおじさんが、好感度は高いようです。

4:セクハラ境界線おじさん
 世の中これだけセクハラが話題になっても、まだ下ネタや人との距離を間違うおじさんも。「際どい発言をしておいて、これってセクハラって言われちゃうかな?と微妙にフォローするおじさんが増えていてイラっとする」、「大丈夫か?元気出せ!など、さりげなく肩や頭にタッチするおじさん。セクハラまでは言われないのを分かってやってる気もする」など、そのギリギリを計算している態度もバレているよう。「女性の部下が多いおじさんは気も使うし管理が大変だろうけど、旦那とはどう?とか、生理なら無理するなとか、プライベートに踏み込み過ぎると嫌われる」と、やり過ぎは禁物です。

好かれる/嫌われる おじさんの境目はどこにある?

 今回のアンケートでわかった、4つの職場で嫌われるおじさんの行動。あなたはいずれかに当てはまっていませんでしたか?2のマナーが悪いおじさん以外は、ある意味「良かれと思って」してしまっている行動だというケースもあるのが、怖いところです。

 熱い想いを部下に伝えたいという仕事熱心さゆえの言動であったり、場を盛り上げようというサービス精神や雰囲気作りであったり。また、部下思いで理解を深めたいという気持ちであったり、やり方さえ間違えなければ好感度の高いおじさんになれることもありますし、「おじさん」だからこそ若い人達に対してできることもあるはずです。

 しかし、おじさんの悪いマナー同様に、周りの気持ちや迷惑を想像できない「独りよがり」という点が加わると、どんなに「良かれと思って」いても、それは嫌われるおじさんに。嫌われるかどうかの境目が分からない時は、どんな行動も「独りよがり」になっていないかを自己確認してみるといいかもしれませんね。
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テンミニッツTV編集部
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