テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2022.08.29

LINEで「未読スルー」される理由

 コミュニケーションツールとして今やなくてはならない存在となったLINE。日々の連絡は電話やメールよりLINEをメインに使用している人も少なくありません。そんな中、相手が見てはいるのになかなか返信が来ない「既読スルー」でイライラした経験のある人も多いと思いますが、「未読スルー」となるとそれはまた別の「なぜ?」という気持ちが湧き、どう対処すべきか悩んでしまうものです。

未読スルーしがちな人は、どんな人?

 既読スルーと比べて未読スルーは頻度は少ないものの、未読スルーをしがちなタイプもいます。タイプ別にその理由を知っておきましょう。

・忙しい人
 単純に仕事が忙しく勤務中はスマホを見られない人もいますし、子育て中の主婦などはLINEを見ている暇もないという場合も。内容表示の一部を見て至急の要件ではなさそうなら、夜遅く返すよりも明日返信すればいいとなりがちです。

・マメじゃない人
 スマホを肌身離さずチェックしているタイプもいますが、手が空くまで放置しておいて時間のある時にまとめて確認するマメではない人もいます。受信したらすぐに見て返事をするのが当たり前ではないのです。

・整理整頓が苦手な人
 メールやLINEも未読メッセージを溜めやすく、スマホ内の不要なデータ等を削除しない情報整理下手の人はLINEメッセージも埋もれがち。見逃してしまっていることも多いです。

・忘れっぽい人
 今は忙しいから後で、と思っていてすっかり忘れてしまうタイプ。スマホゲームや動画等に夢中になっている最中に受信すれば後回しにして忘れがち。さかのぼって未読メッセージを探すようなことはあまりしません。

・LINEをあまり使わない人
  LINEは煩わしいから、と敢えてあまり使っていない人も中にはいます。「急ぎの用なら電話が来るだろう」と合理的に考えているので、スルーしたつもりもなく未読のまま放置時間が長い場合も。

 「すぐに見てリアルタイムで返信するもの」とライブ感をLINEに求めている人からすると、上記のような未読スルータイプは理解不可能かもしれませんが、それぞれの使い方や捉え方があります。まだ未読のままだと腹立たしく思うよりも、相手のタイミングを少し待つ余裕が欲しいところです。

あえての「未読スルー」は無言のアピール?

 一方、以下のように敢えて未読スルーをしている場合もあります。

・既読が付くと「見ているのになぜ返信が来ない」と思われるため、忙しい時は返信できるタイミングまで敢えて未読のままにしている。
・返信するつもりがないのでメッセージを読まず関わらないことにしている。
・相手に興味がない。
・相手をブロックしている。
・グループLINEの内容に自分が参加する必要性を感じないため開かない。

 既読スルーと比べると、相手と関わりたくない、コンタクトポイントを作る必要がない、といった拒絶の意識を持って未読にしている傾向もやや高いです。「なんでスルーなの?」「返信が遅い」と怒ったり、返事が来るまで内容の薄いメッセージを連打したりしてしまう人は、もしかしたら相手から関わりたくない無言のアピールとして「未読スルー」を使われている可能性もありそうです。

 LINEは使い勝手が良いため、つい他人には他人の都合もあるということを忘れがちになってしまいます。基本的には、LINEも他のツールと同様に、こちらから発信をしたら相手からのレスポンスをしばし待つしかありません。2、3日待っても返信がない時は一言「先日LINEを送った」旨をメッセージしてみても良いですが、それでも反応がないならそれ以上深追いは危険かもしれません。どうしても連絡を取る必要がある時は、未読スルーにイライラしてあれこれ思い倦ねるよりも、早々に電話に切り替えましょう。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,100本以上。 『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

繁華街・新宿のルーツ、江戸時代の遊女が働く飯盛旅籠とは

繁華街・新宿のルーツ、江戸時代の遊女が働く飯盛旅籠とは

『江戸名所図会』で歩く東京~内藤新宿(2)「夜の街」新宿の原点

歌舞伎町を筆頭に、東京でも有数の繁華街を持つ新宿だが、その礎は江戸時代の内藤新宿にあった。遊女が働く飯盛旅籠(めしもりはたご)によって、安価に遊興できる庶民の「夜の街」として栄えた内藤新宿の様子を、『江戸名所図...
収録日:2024/02/19
追加日:2024/04/28
堀口茉純
歴史作家
2

なぜ民主主義が「最善」か…法の支配とキリスト教的背景

なぜ民主主義が「最善」か…法の支配とキリスト教的背景

民主主義の本質(1)近代民主主義とキリスト教

ロシアや中華人民共和国など、自由と民主主義を否定する権威主義国の脅威の増大。一方、日本、アメリカ、西欧など自由主義諸国における政治の劣化とポピュリズム……。いま、自由と民主主義は大きな試練の時を迎えている。このよ...
収録日:2024/02/05
追加日:2024/03/26
橋爪大三郎
社会学者
3

日本は再エネが難しい!?再エネ比率が高い国との相違点

日本は再エネが難しい!?再エネ比率が高い国との相違点

日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(3)電力の部分最適と全体最適

サステナブルな電力の供給と消費が求められる現代社会。太陽光発電のように電力の生産拠点が多元化する中で、それぞれの電力需給と国全体の電力需給のバランス調整が喫緊の課題となっている。実はヨーロッパなどの「再エネ比率...
収録日:2024/02/07
追加日:2024/04/27
岡本浩
東京電力パワーグリッド株式会社取締役副社長執行役員最高技術責任者
4

陰の主役はイラン!?イスラエル・ハマス紛争の宗教的背景

陰の主役はイラン!?イスラエル・ハマス紛争の宗教的背景

グローバル・サウスは世界をどう変えるか(4)サウジアラビアとイランの存在感

中東のグローバル・サウスといえば、サウジアラビアとイランである。両国ともに世界的な産油国であり、世界の政治・経済に大きな存在感を示している。ただし、石油を武器にアメリカとの関係を深めてきたのがサウジアラビアであ...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/04/24
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授
5

重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ

重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ

「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス

「重要思考」で考え、伝え、聴き、そして会話・議論する――三谷宏治氏が著書『一瞬で大切なことを伝える技術』の中で提唱した「重要思考」は、大事な論理思考の一つである。近年、「ロジカルシンキング」の重要性が叫ばれるよう...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/01/24
三谷宏治
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授