テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2023.05.15

車内に虫が入ってきたときの正しい対処法

 ドアの開け閉めや換気のために窓を開けていたりすると、車の中に虫が入ってくるなんてことは珍しくありません。ハチやアブなどの危険な虫が飛んでくることもあれば、目障りな羽虫が入ってくることも。そんな車の中に入ってきた厄介な虫はどう対処するのが正解なのでしょうか。

潰すのはNG!

 虫を見つけたら潰してしまう!という人も少なくないと思いますが、実はこれは間違った対処法。というのも、車内の壁についた虫をティッシュなどで潰してしまうと、潰された虫の体液や羽についていた鱗粉が壁側に付着してしまいます。窓ガラスやダッシュボードなどすぐ拭き取れる場所ならまだ良いのですが、車内の樹脂やファブリック、レザーに付着してしまうと、シミ汚れになる恐れもあります。まずは、虫を見つけたらすぐ潰すのは得策ではない、ということを覚えておきましょう。

正しい対処法

 飛んでいる虫の場合、基本的には車内から出ていくのを待つことをオススメします。走行中であれば、窓をすべて全開にすることで、車内で風の流れを作ることができます。虫がその風に乗ってくれれば何をすることなく追い出せます。停車中も然りで、虫が車内にいるのを確認したら、窓を全開してうちわや雑誌などであおいで、風の流れを作って窓から出ていくのを待ちましょう。

 飛ばない虫の場合には、ビニール袋でそっと捕まえて窓から逃すのが良いでしょう。その時、どうしても虫の体液や鱗粉が付着することもあるので、逃したあとにウェットティッシュで拭けば完了です。

 どうしても虫を退治したい場合には、殺虫スプレーよりも虫退治用の冷却スプレーを使うことをオススメします。冷却スプレーには殺虫成分が含まれていないため、密室になりやすい車内でも安心して使うことができます。ただし、スプレー缶を車内に放置するのは危険なので取り扱いには十分な注意が必要です。

虫を寄せ付けない対策

 虫が車内に入ってこないために、さまざまな虫除けグッズが販売されています。虫除けネットであれば、窓に取り付けるタイプや、スライドドア用、バッグドア用などさまざまなものがあります。どの車種でも使える汎用タイプのものから、車種に合わせてフィットしたものもあるので、自分の車に合ったものを選ぶようにしましょう。

 また、家庭でも使うような虫除けを活用するのも有効です。置くタイプの虫除けを車内で使っても効果が期待できますし、現在では車内用にサンバイザーに取り付ける虫除けも登場しています。いずれも比較的安価で購入できて数ヶ月効果も期待できるので、車内の虫が気になる人はぜひ試してみてください。

 虫は食べカスなどに寄ってくる習性も持っています。そのため、車の中で飲食をすることが多い場合には、掃除機をかけたり粘着テープで汚れをとったり、こまめに掃除することも大切です。

危険な虫には触らないのがベスト

 車内にはハチやアブなど触るには危険な虫が入ってくることもあります。その場合は下手に退治しようとすると刺されてしまうこともあるので、窓を開けて自然に出ていくのを待つようにしましょう。

 最近では車中泊を楽しむ方も増えているため、車内に虫を入れないためのグッズもさまざま発売されています。車内に入る虫に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

・「ギャ! 車内に虫が入ってきた!」 でも潰しちゃダメ!? 虫を無視せず上手に対処する方法とは | くるまのニュース
https://kuruma-news.jp/post/636985
・車内に虫が入ってきた場合の正しい対処法を解説|目に見えないダニやノミの対策も伝授! | 中古車なら【グーネット】
https://www.goo-net.com/magazine/knowhow/carlife/43181/
・虫の季節!車内に入り込んでくる虫対策! | お役立ち情報 | コバックニュース|車検のコバック 豊栄店
https://enjoy-kobac.com/news/value/20200512-118/
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,100本以上。 『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

なぜアメリカはロシア、中国より圧倒的に地理的優位なのか

なぜアメリカはロシア、中国より圧倒的に地理的優位なのか

地政学入門 歴史と理論編(3)地政学でみたアメリカ・ロシア・中国

国や地域がどこに位置するかという普遍的な要素から、国際政治の歴史や情勢を分析する地政学。今回はアメリカ、ロシア、中国という3つの大国を例にとり、地図を俯瞰しながらどのような分析が可能になるかを具体的に見ていく。ラ...
収録日:2024/03/27
追加日:2024/05/14
小原雅博
東京大学名誉教授
2

なぜ「父祖の遺風」がローマと江戸に共通する価値観なのか

なぜ「父祖の遺風」がローマと江戸に共通する価値観なのか

ローマ史と江戸史で読み解く国家の盛衰(1)父祖の遺風

1200年に及ぶ古代ローマ史と、260年以上続いた江戸時代。この二つの歴史は、国家や組織について学ぼうとする者には宝の山である。本シリーズは、古代ローマ史がご専門の本村凌二氏と江戸時代を中心に執筆活動を行う中村彰彦氏の...
収録日:2019/08/06
追加日:2019/12/19
3

全てが悟りに至る道…日本は茶や花や野球にも「道」がある

全てが悟りに至る道…日本は茶や花や野球にも「道」がある

石田梅岩の心学に学ぶ(6)禅から茶道へ

道元の『辨道話』には「修証一等」の言葉がある。修行も悟りも同じことであり、修行は特別なことではないことを説く。坐禅だけでなく茶をふるまうのも花を活けるのも、生きることそのものが修行になる。ただし、ただ生きるのと...
収録日:2022/06/28
追加日:2024/05/13
田口佳史
東洋思想研究家
4

法曹界の『人間観』は間違い?脳の働きから考える「善悪」

法曹界の『人間観』は間違い?脳の働きから考える「善悪」

ヒトはなぜ罪を犯すのか(1)「善と悪の生物学」として

“ヒトの罪とは何か”――この問題について、法学や哲学的アプローチでなく、進化生物学・進化心理学的視点から考察するのが今回の講義の趣旨である。ヒトが社会的動物として集団生活を送る中で個人間に利害対立が生じ、これを調整...
収録日:2023/12/11
追加日:2024/02/25
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長
5

ノーベル賞受賞「オートファジー」とは?その仕組みに迫る

ノーベル賞受賞「オートファジー」とは?その仕組みに迫る

オートファジー入門~細胞内のリサイクル~(1)細胞と細胞内の入れ替え

2016年ノーベル医学・生理学賞の受賞テーマである「オートファジー」とは何か。私たちの体は無数の細胞でできているが、それが日々、どのようなプロセスで新鮮な状態を保っているかを知る機会は少ない。今シリーズでは、細胞が...
収録日:2023/12/15
追加日:2024/03/17
水島昇
東京大学 大学院医学系研究科・医学部 教授