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DATE/ 2018.03.24

新入社員にありがちな「非常識」な行動

 春といえば、学生から社会人、会社人デビューの季節。そしてよく聞かれるのが、新入社員の非常識を問う「学生気分が抜けなくて...」という先達の声です。

 今回は、そんな先輩社員があきれてしまう、新入社員の非常識な行動についてアンケート取材してみました。

非常識な感覚もアップデート!

 20代後半から40代前半のサラリーマンを対象に聞き込みした結果、近年の新入社員に感じた非常識な行動は以下のマトメとなりました。

・指導されたなど不快なことがあればパワハラと騒ぎ立てる
・チーム仕事でどんなに忙しくても定時に帰ってしまう
・仕事に関することをTwitterやフェイスブックで書き散らす
・連絡や報告はLINEなど普段使いのSNSですます
・クライアントとの商談で普段使いの言葉を連発
・仕事中、会議中に平気でスマホを操作する
・会議のメモを私用スマホで残す
・重要な書類などUSBメモリーなどで持ち帰る
・外回り中に平気で私用を済ます
・お茶をお願いすると、業務内容じゃないと断られる
・きつく叱った翌日に出社せず、親からクレームの電話を受けた
・注意すると逆ギレする

 時代が変われば常識も変化するものです。新入社員といえばデジタルネイティブな世代、先輩や上司となる社員にとってはスマホの扱いが気になってしまうようです。

 学生であればそれほど問題とはなりませんが、報告、連絡、相談といった会社内のコミュニケーションにおいて、プライベートなSNS使いの境界が課題として浮上しているようです。仕事=ONとプラベート=OFFの感覚は世代を違わず、キッチリわけることは社員としても責務となります。

 また、会社のブラック性や個人のメンタルな障害など、デリケートな問題を逆手にとるという行動も今の社会を反映しているといってよいでしょう。

定番ともいえる非常識な行動

 2017年4月、東洋経済ONLINEの記事では、「さすがに非常識すぎる行動」として7つのNG行動を取り上げています。それぞれを反面教師とした指摘したものが以下になります。

・研修中に寝たり、お菓子をつまんだりしない
・休憩中に大声ではしゃがない
・タメ口をきかない
・仕事中、私物のスマホをチェックしない
・会計している様子を後ろでジロジロ見ない
・会社支給の携帯やパソコンをなくさない
・親に欠勤の電話をさせない

 キビシイ就職戦線をくぐりぬけてきただけに、当然わきまえていることばかりであると思うのですが、これまでの習慣がついつい出てしまったと思われる行動が少なくありません。学生時代には大目にみてもらえたことも、会社では厳しくダメ出しされます。上司と部下という学生にはない新たな人間関係、緊張感を持って行動する戒めとして留意しましょう。

<参考サイト>
・東洋経済ONLINE:新入社員の「さすがに非常識すぎる」行動7選
http://toyokeizai.net/articles/-/165387
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西野精治
スタンフォード大学医学部精神科教授