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DATE/ 2018.09.27

「仕事がデキる人」5つの共通点とは?

 「仕事がデキる」という褒め言葉は、社会人として働く皆さんにとって、最も誇れることのひとつです。職場やビジネスの場で出会った相手に対して、まずは「この人、仕事ができそうだな」とか、あるいは「仕事ができなそうだな」と、無意識に感じていることもあるのではないでしょうか。

 そこで今回は「仕事がデキる」と感じる人の共通点や、仕事ができない人との決定的な違いなどをアンケートし分析。デキる人になるために意識したいポイントをご紹介していきます。

「仕事がデキる人」の5つの共通点とは

1) レスポンス対応が早い

 折り返しの電話が早い、メールや問い合わせへの返信が早い、といったレスポンスの早い人は「仕事がデキる」と思われています。「メールの返信として“受け取りました”というレスポンスだけでも、必ずその日中に送ってくれる人はデキる人」とか、「返事待ちって結構ストレスですし、たった1日返信が遅くても仕事の進捗に関わる事もある。なので、返事が早い人はムダがなく、仕事がデキる人だなと思う」など、多くの方から意見が集まりました。

2) フットワークが軽やか

 面倒くさがらず、やるべきことをすぐに実行するフットワークの軽さもデキるビジネスマンの重要なポイント。「慎重になることも時には必要ですが、仕事は進めることがまず第一。すぐ動いてくれる人は頼りになる」、「頼み事をすると即座にやってくれるアシスタントは”すぐやる課”と呼ばれ尊敬さえされている」というように、どの業界でも重宝されるのがフットワークの軽い人。人の役に立つことも、仕事がデキるかどうかの評価に繋がります。

3) 忙しくても余裕がある

 仕事がデキればデキるほど、忙しくなるのは当然のことです。しかし「仕事がデキる人ほど遊んでいる!」という声や、「デキる上司は、忙しいはずなのにイライラしたり疲れた顔を見せずいつも楽しそう」と、余裕があるという意見も。要領が良く、自分で体力や精神のバランスが取れる人は、仕事に向かうモチベーションを自らアップさせられるよう。徹夜のデスクワークで壮大な企画書を作っても「仕事がデキる」とは思われないものかもしれませんね。

4) 情報量が多く、視野が広い

 ルーティンワークが完璧にこなせる人でも「仕事がデキる人」とはあまり思われず、新しい課題やトラブルが噴出した時にはオロオロしてしまうこともあるのでは。しかしその状況を一新するような、見方を変えられる人や、斬新なアイディアを提案できるような幅の広さを持ち合わせた人は「仕事がデキる」と評価されます。「常に情報収集を怠らず持ち札を増やしている人は、他の多くの人と差がつけられますから、仕事がデキると思われる」という方も。

5) 理解力が高く、話しが早い

 「1から10まで説明しないと分からない部下もいますが、仕事がデキる子はすぐに話が通じる」という声や、「話す前に要点をまとめてくる人。考えや業務内容が頭に入っているから話が早い。デキる人はムダが少ない」など、簡潔な会話が出来る人は仕事がデキると思われています。元々理解力があり頭の回転が早いということだけでなく、自分で能動的に考え、整理できているかどうかが影響しているのではないでしょうか。

仕事がデキる・デキないを決める、3つの分かれ目

 いかがでしたか?「仕事がデキる」と思われている人の共通項を見ていると、仕事がデキない人との違いを決定的にする、いくつかのポイントが具体的に見えてきます。

 そのポイントをまとめると、「スピード」「自発性」「柔軟性」、この3つに集約されます。仕事が早く、自ら動き、想定外のことや新しいことにも対応できる幅のある人は、同僚や仕事相手からも信頼されるのではないでしょうか。

 仕事を寝かせ、言われたことだけをやり、意見や新しい提案は出せない…、そんな3つのポイント全てが足りない人は、間違いなく「ザ・仕事がデキない人」と思われても不思議ではありません。
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今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授