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DATE/ 2019.11.12

世界の「最も美味しいもの」ランキング

 世界一美味しい料理は何ですか。こう聞かれたら、みなさんは何と答えますか。日本の料理なら、寿司や天ぷらやラーメンが筆頭にあがることでしょう。

 大胆にも世界の「最も美味しいもの」のベスト50のランキングを作成したメディアがあります。世界に名だたるニュースメディアのCNNです。何が1位に輝いたのか、日本料理はランクインしているのか、その概略をご案内します。

「読者版」は35000票以上を集計

 CNNのウェブサイトには「travel」というカテゴリーがあり、世界各地の旅に役立つ情報を発信しています。そこで公開された記事が冒頭に書いた世界の「最も美味しいもの」ランキングベスト50です。

 このランキングは、編集部の独自の取材に基づいて作成した「編集部版」と読者の投票で決定した「読者版」の2種類あります。

 「読者版」はFacebookで投票を募り、集まった35000以上の票を集計して作成されました。「編集部版」と「読者版」の違いを見比べる楽しみもあります。

編集部版の1位はあのアジアンフード

 50の料理すべてを紹介することはできないので、11位まではざっとご案内して、トップ10は全料理名を記します。

編集部版では、みなさんもよく知っている料理をいくつか挙げていくと、たとえば50位にバターポップコーン(アメリカ)、43位タコス(メキシコ)、34位メイプルシロップ(カナダ)、28位フォー(ベトナム)、21位クロワッサン(フランス)という結果になっています。お菓子や調味料もランキングの対象になっています。日本料理は、32位にあん肝、29位に近江牛のステーキがランクイン。あん肝は意外ですね。

 トップ10は以下の通り、10位チキンムアンバ(ガボン)。これは鶏肉とナッツのトマト煮です。9位アイスクリーム(世界共通)、8位トムヤンクン(タイ)、7位ペナン・アッサムラクサ(マレーシア)。こちらはペナン島でよく食べられている海鮮ダシの甘酸っぱい麺料理です。

 6位はハンバーガー(ドイツ)、そして5位は北京ダック(中国)、4位に寿司(日本)、3位チョコレート(メキシコ)、2位ナポリタンピザ(イタリア)。堂々の第1位はなんとマッサマンカレー(タイ)でした。

50位から20位まで日本料理はランク外?

 さて、読者版は編集部版と比較しながらみていきましょう。編集部版で50位だったバターポップコーンはランク外。46位にメイプルシロップ、26位にフォー、27位にタコスが入っています。18位にクロワッサン、このあたりはだいたい似通っていますね。残念ながら、50位から20位までに日本料理は入っていませんでした。

 トップ10です。10位は編集部版で1位に輝いたマッサマンカレー。9位に北京ダック、8位にラーメン(日本)がランクインしました。7位は編集部版ではランク外だった飲茶(香港)。飲茶はヤムチャです。6位はソムタム(タイ)。ソムタムは編集部版では46位でした。

 いよいよトップ5です。5位はパッタイ(タイ)です。こちらも編集部版ではランク外。4位はトムヤンクン。3位に寿司です。寿司は編集部でも読者版でもトップクラスですね。2位は編集部版でランク外のナシゴレン(インドネシア)。そして1位は牛肉煮込みのルンダン(インドネシア)。こちらは編集部版では11位でした。

 いかがだったでしょうか。日本料理の特に寿司は世界中で受け入れられていることを改めて実感できますね。逆にいうと、寿司以外があまり受け入れられていないことが残念ではあります。編集版と読者版、みなさんはどちらに共感しますか。みなさんならどんなランキングにしたいですか。

<参考サイト>
・The world's 50 best foods│CNN travel
https://edition.cnn.com/travel/article/world-best-food-dishes/index.html
・Your pick: World's 50 best foods│CNN travel
https://edition.cnn.com/travel/article/world-best-foods-readers-choice/index.html
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