テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義 ログイン 会員登録
DATE/ 2020.11.10

マスクでメガネが曇らないようにするには?

 メガネ使用者にとってマスク着用時の困りごとの一つに、「マスクでメガネが曇る」が挙げられると思います。ところでなぜ、マスクを着けているとメガネが曇ってしまうのでしょうか?

なぜマスクでメガネが曇るの?

 実は、マスクでメガネが曇る原因には、ガラスなど冷えた物体の表面に空気中の水蒸気が凝縮し水滴となって付着する、「結露」という現象があります。ですから、物理的にメガネを冷やさないようにしたり、メガネへの水蒸気の付着を防止できたりすれば、マスクでメガネが曇らないようにすることができるというわけです。

 しかし、マスクを着けた状態で呼吸をすると、マスクと顔との間にできた隙間から息に含まれた水蒸気が流れ出します。そして、息と外気の温度差が大きいと水蒸気が冷えて水に戻り、水滴となってレンズに付いて曇ってしまいます。

 ということは、マスクでメガネが曇らないようにするには、なるべくマスクと顔との間にできた隙間を防ぐ、メガネ自体に加工をして結露を防ぐ――、などの方策が考えられます。

 今回は大別して2通りとなる、マスクでメガネが曇らないようにする対策方法をみていきたいと思います。

対策方法その1・マスクに対策

1)マスクを加工する

 マスクに対策する際の基本は、「マスクと顔との間にできた隙間を防ぐ」ことです。一般的に「紙マスク」「使い捨てマスク」「不織布マスク」と呼ばれているマスクのうち、最も簡便な方法は「マスク上部を内側に折り曲げる」ことで、マスクと顔の間の隙間を防ぐことにつながります。

 さらに具体的にいえば、上部にあるワイヤーが入っているマスクの場合、「マスクの上部にあるワイヤー部分を内側に折り曲げて着用」すると効果的です。

2)マスクの内側に“何か”を仕込む

 まず試してほしい“何か”は、ティッシュです。具体的には、「1枚のティッシュを四つ折りにし、マスクの内側の上部に添えてから着用」してみてください。

 他にも、折りたたんだガーゼをマスクの内側に仕込む、マスク用の鼻パッド(ノーズクッション)をマスクの内側上部に貼り付ける――、などもオススメです。なお、あらかじめ鼻パッドが付いているマスクやメガネが曇りにくい加工がされているマスクも販売されています。

対策方法その2・メガネに対策

1)曇り止め加工されたレンズを使用する

 メーカーによっては、メガネのレンズ自体に特殊加工を施した“曇り止め加工レンズ”や“曇りにくいレンズ”を使用したメガネを販売しています。

 マスクもメガネも必須かつ、マスクでメガネが曇りやすい環境で困っている方は、根本的な解決につながる方法としてオススメです。

2)曇り止め剤でレンズをコーティングする

 レンズの加工が難しい場合は、メガネ用の「曇り止めスプレー」や「曇り止めコート」など、メガネ周りの便利グッズを活用してみてください。各メーカーから様々なグッズが販売されています。レンズの材質や自分の好みに応じて、チョイスしてみてください。

 また、より手軽に試すことができる、曇り止めが配合されたメガネふきシートやメガネふきクロスなどが、ドラッグストア・スーパー・コンビニエンスストアなどでも販売されています。気になるモノがあれば、ぜひ検討してみください。

 マスクもメガネも、必要時には欠かせない日常的なツールです。状況に応じて快適に使うための多様な方法を、心留めしつつアップデートしていただければと思います。

<参考文献・参考サイト>
・「結露」『デジタル大辞泉』(小学館)
・「マスク会話…お悩み「会話・呼吸、メガネの曇り、メイク落ち」を一発解決!」『プレジデント』(2020年8月14日号、プレジデント社)
・マスクを付けてもメガネが曇らない方法│警視庁
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/saigai/yakudachi/health/mask/1055586404808372225.html

あわせて読みたい