社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
キーボードのCapsLockは何のためにある?
キーボードにはたくさんのキーがありますが、中には使ったことがないキーもあるのではないでしょうか。いくつか思い当たりますが、CapsLock(キャップスロック)はその代表かもしれません。意識して使ったことがある人は少ないのではないでしょうか。ここではCapsLockキーをはじめとして、あまり使わないキーについていくつかみてみましょう。
大文字は英語で「Capital letter」、これを固定するのでCapsLockというキーになっているようです。英語では一般的に文章の頭や固有名詞の頭文字が大文字になるのですが、単語を強調する場合、その単語全部を大文字にすることがあります。こういった場合、いちいちShiftキーを押しながら文字を入力するより、一度固定してそのまま入力する方が早い、ということもわかります。つまり、英語圏ではそれなりに有用性の高いキーのようです。こういったことからUS配列のキーボードではCapsLockキーを押せば即座に大文字固定になります。一方、日本語配列キーボードの場合はShiftキーを押しながらCapsLockを押すことでこの機能が有効になります。
こういったキーボードの割りあてを切り替えるキーがNumLockキーです。ただ、何気なく押してしまってテンキーがきかなくなったり、JやUなどが数字になってしまって困惑したりしたことのある人も多いのではないでしょうか。そういう時は焦らず、もう一度このNumLockキーを押せば大丈夫。ノートパソコンなどの場合fnキーとNumLockキーを一緒に押すことで切り替えるものもあります。
このキーは多くのキーボードで、頻繁に使うbackspaceキーのすぐ右横にあるので、間違って押してしまうことが多いキーです。これを押して気づかないと、修正して付け足したはずなのに、上書きしてそのあとを消してしまっていた、ということが起こります。気づいた場合、もう一度insertキー(Insキー)を押せばもとに戻すことができます。これが有効な場面は、郵便番号や電話番号などを修正するといった、いわば文字数が決まっているところで修正を加えるような場面です。Insertキーを使いこなしている人は、とにかく合理的に作業したいSEに多いという話もあるようです。
ここではCapsLock、NumLock、Insertキーを紹介しましたが、ほかにも一般人の普段使いには必要ないかなと思われるキーもあります。キーボードはあらゆる人の使いやすさを総合しながら合理化してきたインターフェースです。使えると実は便利な機能や、なるほどと思う機能が実はまだまだ詰まっているのかもしれません。
CapsLockはアルファベットの大文字に固定する
CapsLockキーの役割は、「アルファベットを入力する際、大文字に固定する」というものです。通常の入力モードであれば、アルファベットの大文字を入力するにはShiftキーを押した状態で文字を入力する必要があります。つまりデフォルトは小文字。このデフォルトを大文字の状態にしてくれるのがCapsLockキーです。大文字は英語で「Capital letter」、これを固定するのでCapsLockというキーになっているようです。英語では一般的に文章の頭や固有名詞の頭文字が大文字になるのですが、単語を強調する場合、その単語全部を大文字にすることがあります。こういった場合、いちいちShiftキーを押しながら文字を入力するより、一度固定してそのまま入力する方が早い、ということもわかります。つまり、英語圏ではそれなりに有用性の高いキーのようです。こういったことからUS配列のキーボードではCapsLockキーを押せば即座に大文字固定になります。一方、日本語配列キーボードの場合はShiftキーを押しながらCapsLockを押すことでこの機能が有効になります。
NumLockキーはテンキーのオンオフ
NumLock(ナムロック)というキーも普段あまり使わないキーです。これはキーボードによっては入っていないものもあるようですが、テンキーのオンオフを切り替えるキー。テンキーの8、2、4、6はそのまま上、下、左、右というカーソルキーも兼ねていたりします。またテンキーのないノートパソコンなどでは、右手で入力するJキーがテンキーの1であったり、その上のUキーがテンキーの4であったりと、文字キーがそのままテンキーを兼ねているものもあります。こういったキーボードの割りあてを切り替えるキーがNumLockキーです。ただ、何気なく押してしまってテンキーがきかなくなったり、JやUなどが数字になってしまって困惑したりしたことのある人も多いのではないでしょうか。そういう時は焦らず、もう一度このNumLockキーを押せば大丈夫。ノートパソコンなどの場合fnキーとNumLockキーを一緒に押すことで切り替えるものもあります。
Insertキーは上書き入力モードにする
また厄介なのがInsertキー(Insキー)。キーボードのデフォルトの入力形式は「挿入モード」です。通常、文章を書きながら途中で戻って内容を付け足す場合、挿入する場所にそのまま入力すれば以降の文字列は後ろに動いていきます。これが基本的な入力モード(挿入モード)なのですが、Insertキーを押すと「上書きモード」になります。つまり、付け足そうと思って途中で戻って入力した場合、もともとの文字列は上書きされてしまいます。このキーは多くのキーボードで、頻繁に使うbackspaceキーのすぐ右横にあるので、間違って押してしまうことが多いキーです。これを押して気づかないと、修正して付け足したはずなのに、上書きしてそのあとを消してしまっていた、ということが起こります。気づいた場合、もう一度insertキー(Insキー)を押せばもとに戻すことができます。これが有効な場面は、郵便番号や電話番号などを修正するといった、いわば文字数が決まっているところで修正を加えるような場面です。Insertキーを使いこなしている人は、とにかく合理的に作業したいSEに多いという話もあるようです。
ここではCapsLock、NumLock、Insertキーを紹介しましたが、ほかにも一般人の普段使いには必要ないかなと思われるキーもあります。キーボードはあらゆる人の使いやすさを総合しながら合理化してきたインターフェースです。使えると実は便利な機能や、なるほどと思う機能が実はまだまだ詰まっているのかもしれません。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
物知りもいいけど知的な教養人も“あり”だと思います。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
トランプ関税はアダム・スミス以前の重商主義より原始的
第2次トランプ政権の危険性と本質(2)トランプ関税のおかしな発想
「トランプ関税」といわれる関税政策を積極的に行う第二次トランプ政権だが、この政策によるショックから株価が乱高下している。この政策は二国間の貿易収支を問題視し、それを「損得」で判断してのものだが、そもそもその考え...
収録日:2025/04/07
追加日:2025/05/17
大隈重信と福澤諭吉…実は多元性に富んでいた明治日本
デモクラシーの基盤とは何か(2)明治日本の惑溺と多元性
アメリカは民主主義の土壌が育まれていたが、日本はどうだったのだろうか。幕末の藩士たちはアメリカの建国の父たちに憧憬を抱いていた。そして、幕末から明治初期には雨後の筍のように、様々な政治結社も登場した。明治日本は...
収録日:2024/09/11
追加日:2025/05/16
【会員アンケート】談論風発!トランプ関税をどう考える?
編集部ラジオ2025(8)会員アンケート企画:トランプ関税
会員の皆さまからお寄せいただいたご意見を元に考え、テンミニッツTVの講義をつないでいく「会員アンケート企画」。今回は、「トランプ関税をどう考える?」というテーマでご意見をいただきました。
第2次トランプ...
第2次トランプ...
収録日:2025/05/07
追加日:2025/05/15
相互関税の影響は?…トランプが築く現代版の万里の長城
世界を混乱させるトランプ関税攻勢の狙い(1)「相互関税」とは何か?
トランプ大統領は、2025年4月2日(アメリカ時間)に貿易相手国に「相互関税」を課すと発表し、「解放の日」だと唱えた。しかし、「相互関税」の考え方は、まったくよくわからないのが実状だ。はたして、トランプ大統領がめざす...
収録日:2025/04/04
追加日:2025/04/10
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
「重要思考」で考え、伝え、聴き、そして会話・議論する――三谷宏治氏が著書『一瞬で大切なことを伝える技術』の中で提唱した「重要思考」は、大事な論理思考の一つである。近年、「ロジカルシンキング」の重要性が叫ばれるよう...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/01/24