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DATE/ 2024.10.25

キーボードのCapsLockは何のためにある?

 キーボードにはたくさんのキーがありますが、中には使ったことがないキーもあるのではないでしょうか。いくつか思い当たりますが、CapsLock(キャップスロック)はその代表かもしれません。意識して使ったことがある人は少ないのではないでしょうか。ここではCapsLockキーをはじめとして、あまり使わないキーについていくつかみてみましょう。

CapsLockはアルファベットの大文字に固定する

 CapsLockキーの役割は、「アルファベットを入力する際、大文字に固定する」というものです。通常の入力モードであれば、アルファベットの大文字を入力するにはShiftキーを押した状態で文字を入力する必要があります。つまりデフォルトは小文字。このデフォルトを大文字の状態にしてくれるのがCapsLockキーです。

 大文字は英語で「Capital letter」、これを固定するのでCapsLockというキーになっているようです。英語では一般的に文章の頭や固有名詞の頭文字が大文字になるのですが、単語を強調する場合、その単語全部を大文字にすることがあります。こういった場合、いちいちShiftキーを押しながら文字を入力するより、一度固定してそのまま入力する方が早い、ということもわかります。つまり、英語圏ではそれなりに有用性の高いキーのようです。こういったことからUS配列のキーボードではCapsLockキーを押せば即座に大文字固定になります。一方、日本語配列キーボードの場合はShiftキーを押しながらCapsLockを押すことでこの機能が有効になります。

NumLockキーはテンキーのオンオフ

 NumLock(ナムロック)というキーも普段あまり使わないキーです。これはキーボードによっては入っていないものもあるようですが、テンキーのオンオフを切り替えるキー。テンキーの8、2、4、6はそのまま上、下、左、右というカーソルキーも兼ねていたりします。またテンキーのないノートパソコンなどでは、右手で入力するJキーがテンキーの1であったり、その上のUキーがテンキーの4であったりと、文字キーがそのままテンキーを兼ねているものもあります。

 こういったキーボードの割りあてを切り替えるキーがNumLockキーです。ただ、何気なく押してしまってテンキーがきかなくなったり、JやUなどが数字になってしまって困惑したりしたことのある人も多いのではないでしょうか。そういう時は焦らず、もう一度このNumLockキーを押せば大丈夫。ノートパソコンなどの場合fnキーとNumLockキーを一緒に押すことで切り替えるものもあります。

Insertキーは上書き入力モードにする

 また厄介なのがInsertキー(Insキー)。キーボードのデフォルトの入力形式は「挿入モード」です。通常、文章を書きながら途中で戻って内容を付け足す場合、挿入する場所にそのまま入力すれば以降の文字列は後ろに動いていきます。これが基本的な入力モード(挿入モード)なのですが、Insertキーを押すと「上書きモード」になります。つまり、付け足そうと思って途中で戻って入力した場合、もともとの文字列は上書きされてしまいます。

 このキーは多くのキーボードで、頻繁に使うbackspaceキーのすぐ右横にあるので、間違って押してしまうことが多いキーです。これを押して気づかないと、修正して付け足したはずなのに、上書きしてそのあとを消してしまっていた、ということが起こります。気づいた場合、もう一度insertキー(Insキー)を押せばもとに戻すことができます。これが有効な場面は、郵便番号や電話番号などを修正するといった、いわば文字数が決まっているところで修正を加えるような場面です。Insertキーを使いこなしている人は、とにかく合理的に作業したいSEに多いという話もあるようです。

 ここではCapsLock、NumLock、Insertキーを紹介しましたが、ほかにも一般人の普段使いには必要ないかなと思われるキーもあります。キーボードはあらゆる人の使いやすさを総合しながら合理化してきたインターフェースです。使えると実は便利な機能や、なるほどと思う機能が実はまだまだ詰まっているのかもしれません。
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