社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2021.02.04

フェイスパックを毎日使うのはNG?

 肌に潤いを与えてくれて、しっとりもちもち肌に仕上げてくれるフェイスパック。肌に欠かせないアイテムとして日々のスキンケアに取り入れている人も少なくないと思いますが、正しい使い方をしないと逆効果になることを知っていますか? 正しい使い方をするために気を付けたいポイントをご紹介しましょう。

やりがちなNGポイント

・決められた時間よりも長く使う

 「長い時間使えばそれだけ効果がありそう」というのは大間違い。パックが潤っているときは肌に水分を与えてくれますが、乾いてくると逆に肌から水分を奪ってしまうことも。せっかくパックをしたのに、逆に乾燥を引き起こす要因にもなってしまうので、決められた時間を守るようにしましょう。

・毎日パックをする

 毎日の使用は肌を甘やかしすぎてバリア機能を弱めてしまうともいわれています。多くのフェイスパックはスペシャルケアの位置づけなので、多くても週1くらいに留めるのが良いでしょう。

 ただし、製品によっては毎日の使用を推奨しているものもあります。こちらは軽い使用感で肌に負担が少ないのが特徴です。正しい使用頻度は製品によって異なりますので、パッケージに記載されている頻度を守るのが良いでしょう。

・お風呂の中で使う

 湯船に浸かりながら時短でパックをするのも、毛穴トラブルの原因になる可能性が。それは洗い流すはずの毛穴の老廃物が、パックのせいで毛穴に残ってしまう恐れがあるためです。また、お風呂に入ると汗を流すので、せっかくの美容成分も洗い流されて結局意味がなくなることも。お風呂の中でのパックはやめておくのが良いでしょう。

・冷蔵庫に縦置きで保存する

 ひんやりとした使い心地を楽しみたいと冷蔵庫で保存している人もいますが、商品によっては品質が劣化してしまう可能性もあるので、正しい保存方法を確認するのが良いでしょう。ただ、基本的には直射日光の当たらない、温度変化が少ない場所で保存するのが良いとされています。

 また、お店と同じようにパッケージを縦にして保存している人もいるかもしれませんが、美容液が偏ってしまうので横置きでの保存が理想です。使う前にはパッケージの上から軽く押し広げて、美容液が全体に行き渡るようにしてからパックを取り出すのが良いでしょう。

正しいフェイスパックの使い方

 フェイスパックを使うタイミングは、クレンジング・洗顔も完了して肌が清潔になったお風呂の直後にやるのが良いでしょう。多くのフェイスパックは美容液の役割を担っているので、パックをする前にまず化粧水で肌を整えます。商品によっては化粧水の役割を担っているものもあるので、その場合には化粧水は必要ありません。

 パックを貼る時間は約5~15分程度、商品ごとに決められた時間を守ることが大切です。上述の通り、パックが乾燥すると肌の水分を奪ってしまうので長時間の使用はしないようにしましょう。また、空気が乾燥している環境ではパックも乾燥しやすいので、少し短めで切り上げても良いでしょう。

 パックを終えると、水分がしっかり肌に残っているので、最後までしっかりと肌に浸透させてあげましょう。そのあとで乳液やクリームでしっかりフタをして保湿をすれば完了です。

正しい使い方で潤い肌を

 おおよそ正しい使い方をしている人が大半だと思いますが、もしNGな使い方をしているようであればぜひ見直してみてください。フェイスパックの効果を最大限に生かして、しっとりもちもちの潤い肌を作りましょう。

<参考サイト>
・lululun
https://lululun.com
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

デカルトが注目した心と体の条件づけのメカニズム

デカルトが注目した心と体の条件づけのメカニズム

デカルトの感情論に学ぶ(1)愛に現れる身体のメカニズム

初めて会った人なのになぜか好意を抱いてしまうことがある。だが、なぜそうした衝動が生じるのかは疑問である。デカルトが友人シャニュに宛てた「愛についての書簡」から話を起こし、愛をめぐる精神と身体の関係について論じる...
収録日:2018/09/27
追加日:2019/03/31
津崎良典
筑波大学人文社会系 教授
2

偉大だったアメリカを全否定…世界が驚いたトランプの言動

偉大だったアメリカを全否定…世界が驚いたトランプの言動

内側から見たアメリカと日本(2)アメリカの大転換とトランプの誤解

アメリカの大転換はトランプ政権以前に起こっていた。1980~1990年代、情報機器と金融手法の発達、それに伴う法問題の煩雑化により、アメリカは「ラストベルト化」に向かう変貌を果たしていた。そこにトランプの誤解の背景があ...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/11/11
3

なぜ空海が現代社会に重要か――新しい社会の創造のために

なぜ空海が現代社会に重要か――新しい社会の創造のために

エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(1)サイバー・フィジカル融合と心身一如

現代社会にとって空海の思想がいかに重要か。AIが仕事の仕組みを変え、超高齢社会が医療の仕組みを変え、高度化する情報・通信ネットワークが生活の仕組みを変えたが、それらによって急激な変化を遂げた現代社会に将来不安が増...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/12
4

『100万回死んだねこ』って…!?記憶の限界とバイアスの役割

『100万回死んだねこ』って…!?記憶の限界とバイアスの役割

何回説明しても伝わらない問題と認知科学(2)バイアスの正体と情報の抑制

「バイアスがかかる」と聞くと、つい「ないほうが望ましい」という印象を抱いてしまうが、実は人間が生きていく上でバイアスは必要不可欠な存在である。それを今井氏は「マイワールドバイアス」と呼んでいるが、いったいどうい...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/09
今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授
5

カーク暗殺事件、戦争省、ユダヤ問題…米国内戦構造が逆転

カーク暗殺事件、戦争省、ユダヤ問題…米国内戦構造が逆転

戦争と暗殺~米国内戦の予兆と構造転換(1)内戦と組織動乱の構造

2025年9月、アメリカのトランプ政権は、国防総省を「戦争省」へ名称を変更した。それは内戦の構造を根本的に反転させる、大きな変化を象徴する出来事だった。政府から国民に対して行われるトップダウンの内戦とはなにか。ゲリラ...
収録日:2025/09/24
追加日:2025/11/05
東秀敏
米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー