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長くモデルチェンジされていない「長寿車」
新車は定期的にモデルチェンジします。定期的に新商品を出すことで話題性が生まれ、モデルのフレッシュさが保たれます。一般的に自動車は4年から6年周期でフルモデルチェンジしますが、中には例外的に10年を超えてモデルチェンジされない車種もあります。どのような車でしょうか、またどんな理由があるのでしょうか。
ハイエースは耐久性に特化した車と言えます。2017年には環境性能や安全性能を高めたマイナーチェンジがありましたが、これは必要に応じた修正といえます。もともとモデルチェンジの少ない車です。初代の発売からすでに50年以上を経過していながらも、フルモデルチェンジは4回。モデルチェンジしなければ部品の確保がしやすく、壊れてもすぐ直せます。これはヘビーユーザーにはたいへん心強いサポートと言えるのではないでしょうか。
また、GT-Rに採用されている「プレミアムミッドシップパッケージ(PMパッケージ)」と呼ばれるプラットフォームはガソリンエンジン以外にも応用できる作りとのこと。この先の電動化まで含めて現状のままで対応が可能といった話もあります。こういった理由から、そもそもの大きなモデルチェンジの必要性がないと言えます。それだけ未来を見越して設計された完成度の高い車と言えるでしょう。
この一方で、現代は動力源から安全性や自動運転技術までさまざまな変化が求められています。環境性能の悪い車や、安全技術を備えていない車には大きなハードルが課されるでしょう。これを実現するためには、現行車種も大きなモデルチェンジが必要になるかもしれません。もしかしたら、この荒波を乗り越えて生き残った車は、どこか私たちが求める車としての本質的な部分を維持しているのかもしれません。どういった車種が、またどういった部分が生き残るのか、この先数年の変化のなかで少しずつその姿は見えてくるでしょう。
ハイエースは2004年から現行モデル
商用バンとして不動の人気を誇るトヨタハイエースですが、現行型が発売されたのは2004年8月。ここからおよそ17年が経過しています。ハイエースは現行車の中でもっとも長くモデルチェンジされていない、つまり最も長寿な車となっています。海外で販売されていた新型ハイエース(300系)をベースとしたグランエースは2019年から販売されています。しかし、これは価格が600万円越えの高級ミニバン。300万円程度のハイエースとは方向性が異なります。ただし、現行のハイエース(200系)は2022年に新型が登場するという予想もあります。ハイエースは耐久性に特化した車と言えます。2017年には環境性能や安全性能を高めたマイナーチェンジがありましたが、これは必要に応じた修正といえます。もともとモデルチェンジの少ない車です。初代の発売からすでに50年以上を経過していながらも、フルモデルチェンジは4回。モデルチェンジしなければ部品の確保がしやすく、壊れてもすぐ直せます。これはヘビーユーザーにはたいへん心強いサポートと言えるのではないでしょうか。
日産GT-Rは2007年
日本を代表するスポーツカー、日産GT-Rも13年以上にわたってフルモデルチェンジしていません。ただしGT-Rは日本車の中ではやや特殊な「モデルイヤー制」を採用しています。これは、毎年マイナーチェンジを重ね、さまざまな性能がアップしていくというものです。こういったモデルチェンジの体制までを含めたものが、GT-Rという車の特徴だと言えます。また、GT-Rに採用されている「プレミアムミッドシップパッケージ(PMパッケージ)」と呼ばれるプラットフォームはガソリンエンジン以外にも応用できる作りとのこと。この先の電動化まで含めて現状のままで対応が可能といった話もあります。こういった理由から、そもそもの大きなモデルチェンジの必要性がないと言えます。それだけ未来を見越して設計された完成度の高い車と言えるでしょう。
残ったものに車の本質がある
ここにあげた2種類の車は、モデルチェンジの必要がないことから長寿車となっています。ほかにももちろん、売れなくなったことでモデルチェンジされずに消えていった車もあります。しかし消えていった車と同じパーツは、他の現行車に使われている場合もあります。こうしてパーツが供給され続けることで、数十年を経過した古い車種であっても、修理を重ねて走り回ることができます。こうして消えた車の作りは他の車に引き継がれて新たな役割を担い、活躍してきました。この一方で、現代は動力源から安全性や自動運転技術までさまざまな変化が求められています。環境性能の悪い車や、安全技術を備えていない車には大きなハードルが課されるでしょう。これを実現するためには、現行車種も大きなモデルチェンジが必要になるかもしれません。もしかしたら、この荒波を乗り越えて生き残った車は、どこか私たちが求める車としての本質的な部分を維持しているのかもしれません。どういった車種が、またどういった部分が生き残るのか、この先数年の変化のなかで少しずつその姿は見えてくるでしょう。
<参考サイト>
トヨタ新型「ハイエース」発売はいつ? 海外発売から2年 現行17年目突入の近況とは|くるまのニュース
https://kuruma-news.jp/post/367519
圧倒的な完成度の高さ。日産R35GT-Rが13年フルモデルチェンジしない理由とは|Motorz
https://motorz.jp/race/car/101423/
トヨタ新型「ハイエース」発売はいつ? 海外発売から2年 現行17年目突入の近況とは|くるまのニュース
https://kuruma-news.jp/post/367519
圧倒的な完成度の高さ。日産R35GT-Rが13年フルモデルチェンジしない理由とは|Motorz
https://motorz.jp/race/car/101423/
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