貯金がゼロの人はどれくらいいるのか?
見通しがつかない世の中にあって、ある程度の貯蓄は必要となります。しかし意外にも、貯金がゼロの人も少なからずいるという実態が、金融広報中央委員会の世論調査で明らかになっています。ご自身の預貯金をチェックしつつ、世の中の動向をみてみましょう。
世代別にみていくと、このようになります。
年代:単身世帯 / 二人以上世帯
20代:43.2% / 16.0%
30代:31.1% / 8.2%
40代:35.5% / 13.5%
50代:41.0% / 13.3%
60代:29.4% / 18.3%
単身世帯で預貯金ゼロの割合の高さはオドロキです。宵越しの金は持たない的なライフスタイルか、預貯金にまわす収入不足か気になるところであります。
年収:単身世帯 / 二人以上世帯
収入はない:64.4% / 38.1%
300万円未満:39.0% / 30.4%
300~500万円未満:27.0% / 17.9%
500~750万円未満:18.1% / 8.8%
750~1,000万円未満:18.8% / 5.0%
1,000~1,200万円未満:23.1% / 4.0%
1,200万円以上:25.0% / 5.4%
年収が1000万を超えていても、5%前後の人が預貯金ゼロ。ここでの預貯金は「運用」目的で蓄えているという定義からすると、普通口座もしくはタンス預金で管理しているのか気になるところです。
平均的な金融資産保有額
「家計の金融行動に関する世論調査 2020年」によると、二人以上世帯の金融資産保有額(貯蓄額)は平均1,436 万円、中央値は 650万円でした。一方、単身世帯の平均値は653万円。中央値は50万円です。こうした、金融広報中央委員会が定義する金融資産は、事業性金融資産や手もとの現金や貴金属等は含まない家計が保有する金融資産全般とし、預貯金は定期性預金・普通預金等の区分にかかわらず、「運用」目的で蓄えている部分のみとのこと。預貯金ゼロの人の割合は?
同調査によると、金融資産をもたない、つまりは預貯金ゼロの人の割合は、単身世帯で36.2%、二人以上世帯で16.1%でした。平均して、10人中多くて4人、少なくて1人は預貯金ゼロ、金融資産を持たないということになります。世代別にみていくと、このようになります。
年代:単身世帯 / 二人以上世帯
20代:43.2% / 16.0%
30代:31.1% / 8.2%
40代:35.5% / 13.5%
50代:41.0% / 13.3%
60代:29.4% / 18.3%
単身世帯で預貯金ゼロの割合の高さはオドロキです。宵越しの金は持たない的なライフスタイルか、預貯金にまわす収入不足か気になるところであります。
年収別にみた預貯金ゼロの人の割合は?
では、年収別にみた預貯金ゼロの割合をみてみましょう。年収:単身世帯 / 二人以上世帯
収入はない:64.4% / 38.1%
300万円未満:39.0% / 30.4%
300~500万円未満:27.0% / 17.9%
500~750万円未満:18.1% / 8.8%
750~1,000万円未満:18.8% / 5.0%
1,000~1,200万円未満:23.1% / 4.0%
1,200万円以上:25.0% / 5.4%
年収が1000万を超えていても、5%前後の人が預貯金ゼロ。ここでの預貯金は「運用」目的で蓄えているという定義からすると、普通口座もしくはタンス預金で管理しているのか気になるところです。
預貯金ゼロの人の共通点は?
預貯金ゼロ、つまり金融資産を持たない人の共通点は、低年収だけではないことがこの世論調査からみえてきます。低金利の銀行に預けておくかどうかという見方もありますが、この調査では金融資産になりますので、何かしらの運用さえしていない人の割合としてみてもよいデータになります。高収入でも、給与振り込み口座にそのままにして、運用や節約を鑑みない、そんなプロフィールが見えてきます。<参考サイト>
・知るぼると:家計の金融行動に関する世論調査
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/
・知るぼると:家計の金融行動に関する世論調査
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/