テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2021.12.04

バッテリー消費の多いアプリとは?

 どんなに高性能のスマホでも、バッテリーがなくなれば用をなしません。もちろん機種によってバッテリー持ちに差はありますが、工夫次第で長持ちさせられるのは同じ。バッテリーが多く消費されてしまう問題にはアプリが影響している場合も多いようです。ではどんなアプリがバッテリーを多く消費しているのでしょうか。

バッテリー消費が多いアプリの確認方法

 iPhoneでバッテリーの使用状況を確認するには「設定」から「バッテリー」を開きます。デフォルトでは、過去24時間以内でバッテリー消費が多かった順にアプリが一覧表示されています。表示を過去10日に変えれば、順位も過去10日での一覧に変わります。

 Androidではバージョンやメーカーにより操作に違いがあります。Android9.0であれば、「設定」から「電池」、右上に表示される「…」のマーク、「電池使用量」とタップして進むと電池使用量がグラフで表示されます。また、下にスクロールすると、アプリ別の電池使用量がパーセンテージで表示されます。

 一般的にここではよく使うアプリが上位に来るはずです。アプリの基本的な消費電力が少なかったとしても、何度も繰り返し使用していればもちろん消費量は多くなります。問題は、あまり使わないのに上位にいるアプリです。そのアプリはそもそもの消費電力の多いアプリと言えます。その場合、本当に必要なアプリかどうか見極めた方がいいかもしれません。

SNSアプリはバッテリーを消耗しやすい

 ではどのようなアプリでバッテリー消費が多いのでしょうか。大きく言ってしまえば、位置情報やカメラを使用するアプリや、大容量のデータをやり取りするアプリと言えます。この点に関して、スイスのクラウドストレージ企業pCloudが世界的に人気のあるアプリ100個を対象とした調査があります。どのアプリが最もスマホのメモリやバッテリーを消費するかというものです。

 調査に用いられた指標は3つ。一つ目は、カメラや位置情報サービスなどの標準アプリをバックグラウンドで使用しているかどうか。二つ目は、バッテリー消費の割合。三つ目は、ダークモードに対応しているかどうか、というものです。この結果のランキングは以下の通り。カッコ内はアプリのジャンルです。

1位 Fitbit(フィットネストラッキング)
2位 Verizon(アメリカ大手通信キャリア)
3位 Uber(配車)
4位 Skype(ビデオ通話)
5位 Facebook(SNS)
6位 Airbnb(宿泊手配)
7位 BIGO LIVE(ライブストリーミング)
8位 Instagram(SNS)
9位 Tinder(マッチング)
10位 Bumble(マッチング)

 1位Fitbitと2位Verizonは日本では馴染みが薄いですが、3位Uberや4位Skype、5位Facebook、8位Instagramなどは日本でも知られたアプリかもしれません。中でも第5位のFacebookは連絡先からユーザーの現在地までスマホのあらゆる機能を求めます。このことからFacebookはSNSの中では最もバッテリーの消耗を引き起こすアプリとコメントされています。また、一般的にSNSはほかのジャンルのアプリに比べてどれも、バッテリーを多く消耗すると考えていいようです。

<参考サイト>
バッテリー消費の多いアプリを発見する方法と、節約に役立つ設定|マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/iphone_kihon-361/
スマホを最も「消費」するアプリランキング!|iPhone Mania
https://iphone-mania.jp/news-371455/
20 apps killing your smartphone battery|MYBROADBAND
https://mybroadband.co.za/news/smartphones/398565-20-apps-killing-your-smartphone-battery.html

~最後までコラムを読んでくれた方へ~
物知りもいいけど知的な教養人も“あり”だと思います。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,100本以上。 『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

歴史における「運」とは?ソクラテスの「運」から考える

歴史における「運」とは?ソクラテスの「運」から考える

運と歴史~人は運で決まるか(1)ソクラテスが見舞われた「運」

歴史における「運」とはどういうものだろうか。例えば、富裕と貧困という問題について、「運」で決まるのか、あるいは「運」とは異なる努力、教養、道徳などの要素で決まるのかという点でも、思想家たちの考え方は分かれる。第1...
収録日:2024/03/06
追加日:2024/04/18
山内昌之
東京大学名誉教授
2

多神教の日本と民主主義…議論の強化と予備選挙の導入を

多神教の日本と民主主義…議論の強化と予備選挙の導入を

民主主義の本質(4)日本の民主主義をいかに強化するか

民主主義の発展において、キリスト教のような一神教的な宗教の営みがその礎にあった。では、そうした宗教的背景をもたない日本で、民主主義を育てるにはどうしたらいいのか。人数が多ければ正しいというのは「ポピュリズム」の...
収録日:2024/02/05
追加日:2024/04/16
橋爪大三郎
社会学者
3

急成長するインドネシアとトルコ、その理由と歴史的背景

急成長するインドネシアとトルコ、その理由と歴史的背景

グローバル・サウスは世界をどう変えるか(3)インドネシアの成長とトルコの外交力

グローバル・サウスの中でも高度経済成長を遂げているのがインドネシアだ。長期のスカルノ時代とスハルト時代を経てその後に民主化が進んだ、東南アジアで最大のイスラム教国である。また、トルコは多国間に接する地理的特性と...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/04/17
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授
4

ロシアによるウクライナ侵略で国際政治はどう変わったのか

ロシアによるウクライナ侵略で国際政治はどう変わったのか

ウクライナ侵略で一変した国際政治(1)歴史的経緯とNATOの存在

ロシアによるウクライナ侵略によって、国際政治は一変したといわれる。だが、具体的には何がどう変化したのか。この問題について大事なのは、両国のみならずヨーロッパとロシア、さらにアメリカも含めた各国の関係、その歴史的...
収録日:2022/05/10
追加日:2022/05/27
小原雅博
東京大学名誉教授
5

なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る

なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る

チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由

「心理的安全性」は近年もっとも注目されるビジネスバズワードの一つともいわれている。その背景には、コロナ禍におけるリモートワークの増大、社会全体が未来予測の難しい「VUCAの時代」に入ったことがある。職場環境が多様に...
収録日:2022/04/26
追加日:2022/07/23
青島未佳
一般社団法人チーム力開発研究所 理事