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「排水溝に絶対流してはいけない」もの5選
ごみ清掃員芸人の活躍や一人暮らしのごみ屋敷化など、コロナ禍以降は家にいる時間が増えたせいか、ごみに関する話題を目にすることが増えました。今日は家庭と川や海をつなぐ生活排水について、ちょっと見直してみましょう。「排水溝に絶対流してはいけない」ものと、その理由を調べてみました。
注意したいのは天ぷらを揚げた後の油だけでなく、油を使ったシーチキンの缶汁、インスタントラーメンの汁にも思ったよりたくさんの油が含まれていること。油類は、以下のように処理しましょう。
新聞紙やペーパータオルなどに吸わせて袋に入れるか、100均やドラッグストアで売っている凝固剤で固めて可燃ごみとして処理します。油が熱いうちなら凝固剤、冷めてしまってからであれば、牛乳パックに新聞紙やペーパータオルを詰め、注ぎ入れるのが楽ちんです。
生活排水は、川や海の水質汚染に直結します。天ぷら油20ミリリットルを水で薄めて、魚がすめるぐらいまで水質を回復するには……なんと、約6000リットル(風呂おけ約20杯)の水が必要です。
ちなみに水質汚染ランキングのワースト5は植物油、マヨネーズ、中濃ソース、濃口ソース、日本酒。ちょこっとペーパーで拭き取るなど、日々の皿洗い方法を注意すると、水質汚染は改善できるのです。
古いマンションや団地など、鉄管を使っているところもあるものの、最近の建造物のほとんどは排水管に塩化ビニールを使っています。塩化ビニール管の耐熱温度は45度~70度。耐熱加工をしていても90度が限度だといいます。
限度以上の熱湯では排水管が変形したり破損したりすることがある、と覚えておきましょう。とくに大量の熱湯を使う麺類の調理では、湯切りした熱湯をそのまま流さず、少し冷めてから流すよう意識を変えていきましょう。
「たまにシンクに流す方がいますが、高吸収性ポリマーといっておむつの中身と一緒です。流しが詰まっちゃいますよ~!」
2022年12月12日に更新された、マシンガンズ滝沢秀一さんのツイッターでの発言です。お笑い芸人として活動する傍らごみ清掃員として働き、ごみ関係の著書が12冊に上る滝沢さんならではの目のつけどころ。
保冷剤の中身でシンクを掃除するというアイデアもありますが、流す可能性のある場合はやめておいたほうが無難。高吸水性ポリマーだけに水を吸うと膨らみ、排水管を詰まらせる恐れがあるからです。
もちろん紙おむつをそのまま水洗トイレで流すのはとんでもない迷惑行為ですね。
小麦粉や片栗粉にはグルテンが含まれているため、水に混ざるとネバネバし、排水管にくっつき固まってしまいます。キッチンペーパーなどでふきとり、袋に入れて可燃ごみに出しましょう。
野菜の皮やくずも排水管が詰まる原因になります。これらがたまると悪臭の原因にも。生ごみとして水気をしっかり取り、可燃ごみに出します。
意外なのが果物などに貼られているシール。耐水性があるため、水に溶けません。配管に貼り付いたり、たまったごみとくっついてトラブルの原因になります。バナナやリンゴのシールははがした時点で可燃ごみに出しましょう。
レギュラー・コーヒーの粉は水に溶けず、油分もあるため、流してしまうとつまりの原因になります。そのまま可燃ごみに捨ててもOKですが、捨てる前によく乾燥させると、脱臭剤や肥料にも使えます。
お風呂や洗面所では「髪の毛・ひげ」が排水管の大敵です。とくに髪の毛には油脂が含まれているため、配管にへばりついてトラブルに。洗面所・バスルームのごみため部分にはネットをつけるなどして、たまった髪の毛やヒゲを可燃ごみに出しましょう。
油は水に溶けません
絶対流してはいけないNo.1は油。「水と油」というように、油の成分は水に溶けません。排水溝の下に続く配管部分にベタっとくっついた油は、後から流れてくるごみを吸着して詰まりの原因にもなります。さらに付着した油は時間とともに酸化して、配管をいためてしまいます。注意したいのは天ぷらを揚げた後の油だけでなく、油を使ったシーチキンの缶汁、インスタントラーメンの汁にも思ったよりたくさんの油が含まれていること。油類は、以下のように処理しましょう。
新聞紙やペーパータオルなどに吸わせて袋に入れるか、100均やドラッグストアで売っている凝固剤で固めて可燃ごみとして処理します。油が熱いうちなら凝固剤、冷めてしまってからであれば、牛乳パックに新聞紙やペーパータオルを詰め、注ぎ入れるのが楽ちんです。
生活排水は、川や海の水質汚染に直結します。天ぷら油20ミリリットルを水で薄めて、魚がすめるぐらいまで水質を回復するには……なんと、約6000リットル(風呂おけ約20杯)の水が必要です。
ちなみに水質汚染ランキングのワースト5は植物油、マヨネーズ、中濃ソース、濃口ソース、日本酒。ちょこっとペーパーで拭き取るなど、日々の皿洗い方法を注意すると、水質汚染は改善できるのです。
熱湯は流してはいけない
パスタやそばを茹でた後の熱湯をシンクに流すと、ボコッと音がします。ステンレスの熱膨張による音なので、それ自体は問題ありませんが、シンクの先の排水管(塩化ビニール管)にとっては大問題だといいます。古いマンションや団地など、鉄管を使っているところもあるものの、最近の建造物のほとんどは排水管に塩化ビニールを使っています。塩化ビニール管の耐熱温度は45度~70度。耐熱加工をしていても90度が限度だといいます。
限度以上の熱湯では排水管が変形したり破損したりすることがある、と覚えておきましょう。とくに大量の熱湯を使う麺類の調理では、湯切りした熱湯をそのまま流さず、少し冷めてから流すよう意識を変えていきましょう。
保冷剤の中身は紙おむつと同じ
「保冷剤は、中身を出さないで可燃ごみで出してください(不燃の所もあり」「たまにシンクに流す方がいますが、高吸収性ポリマーといっておむつの中身と一緒です。流しが詰まっちゃいますよ~!」
2022年12月12日に更新された、マシンガンズ滝沢秀一さんのツイッターでの発言です。お笑い芸人として活動する傍らごみ清掃員として働き、ごみ関係の著書が12冊に上る滝沢さんならではの目のつけどころ。
保冷剤の中身でシンクを掃除するというアイデアもありますが、流す可能性のある場合はやめておいたほうが無難。高吸水性ポリマーだけに水を吸うと膨らみ、排水管を詰まらせる恐れがあるからです。
もちろん紙おむつをそのまま水洗トイレで流すのはとんでもない迷惑行為ですね。
キッチンでついつい、お風呂でやっぱりのNGは
油、熱湯、保冷剤の中身は「絶対流してはいけない」ワースト3ですが、キッチンでついつい流してしまいがちなものに小麦粉や片栗粉などの粉類、野菜の皮やくず、果物などに貼られたシール、コーヒー粉があります。小麦粉や片栗粉にはグルテンが含まれているため、水に混ざるとネバネバし、排水管にくっつき固まってしまいます。キッチンペーパーなどでふきとり、袋に入れて可燃ごみに出しましょう。
野菜の皮やくずも排水管が詰まる原因になります。これらがたまると悪臭の原因にも。生ごみとして水気をしっかり取り、可燃ごみに出します。
意外なのが果物などに貼られているシール。耐水性があるため、水に溶けません。配管に貼り付いたり、たまったごみとくっついてトラブルの原因になります。バナナやリンゴのシールははがした時点で可燃ごみに出しましょう。
レギュラー・コーヒーの粉は水に溶けず、油分もあるため、流してしまうとつまりの原因になります。そのまま可燃ごみに捨ててもOKですが、捨てる前によく乾燥させると、脱臭剤や肥料にも使えます。
お風呂や洗面所では「髪の毛・ひげ」が排水管の大敵です。とくに髪の毛には油脂が含まれているため、配管にへばりついてトラブルに。洗面所・バスルームのごみため部分にはネットをつけるなどして、たまった髪の毛やヒゲを可燃ごみに出しましょう。
<参考サイト>
・東京都水道局:東京都水道局
https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/business/b3/corner/yakuwari/2/index.html
・東京都水道局:東京都水道局
https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/business/b3/corner/yakuwari/2/index.html
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