社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
モバイルバッテリーの失敗しない選び方
今や外出に欠かせないツールになったスマホ。何かと頼りにしているだけに、思いがけない場所でバッテリー切れになると、あわててしまいますね。日々欠かさず充電している人がほとんどでしょうが、つい忘れてしまったり、接続が外れてしまったりすることもあれば、使いすぎて気づけばレッド・ゾーンということも。モバイルバッテリーさえあれば、いつ低電力のアラートが出ても安心です。各社から多機種が発売されているモバイルバッテリーを選ぶ際に注意するポイントはどんなところでしょうか。
旅行や出張のときに役立つのはもちろんですが、外出時に欠かさず持ち歩く人も増えています。ふだんスマホはあまり使わないという方も、地震や災害など非常時の充電に役立つアイテムとして、1台持っていると安心です。
モバイルバッテリーのデメリットとしては、「持ち物が増える」ことがあげられます。また、大容量になればサイズが大きくなり重たくなります。どのタイプがストレスなく持ち運べるのか、ご自身の使い方と照らしあわせて、比較ポイントを見ていきましょう。
また、選ぶときに必ずチェックしておきたいのが安全性。モバイルバッテリーは本来電気用品安全法の規制対象ではありませんでしたが、発火事故が増えたため、PSEマークの対象となりました。現在ではPSEマークのついていないモバイルバッテリーは販売禁止ですが、売れ残り品や個人的な譲渡では注意しておく必要があります。
比較するポイントは、使い方にもよりますが、容量、ケーブルタイプやポート数、急速充電機能対応かどうかの三つを順に見ていきましょう。なお、スマホやタブレット以外のデジタル・デバイスも携行する方は、それぞれの容量と必要なケーブル、どのぐらいの頻度で充電するのかを確認しておくのがお勧めです。
iPhoneにしてもアンドロイドにしても、5G対応機種になると、バッテリー容量は相当増えています。たとえばiPhone13シリーズでは、最も少ないiPhone13 miniが2406mAh、標準的なiPhone13が3227mAh、iPhone13 Proが3095mAh、iPhone13 Pro Maxが4352mAhなどです。アンドロイドの場合は、Galaxy 20 5Gが4000mAh、Xperia 10 IIIやGalaxy 20 +5Gが4500mAh、AQUOS sense5Gが4570mAh、Galax S20 Ultra 5Gが5000mAhと、iPhoneより多めの大容量をうたうものが増えています。
事前に自分の使っているスマホのバッテリー容量を確かめて、サイズや重さで折り合いのつくものを選ぶようにしましょう。スマホ以外にタブレットを充電したい方の場合は、10000mAh以上の大容量を選ぶのがお勧めです。
同じスマホでもiPhoneはライトニングケーブル、AndroidはUSB-Cとmicro USBが混在しているため、店頭で迷うことも多かったはず。しかし、EUが2024年以降、USB-C非対応のスマホを販売禁止にすると決めたため、2023年以内には解決していく見通しが立ちました。これにより、Appleの独自規格であるライトニングケーブルは廃止されていく可能性が高まっています。
iPhoneユーザーで、現在はライトニング一択という方も、これからモバイルバッテリーを購入するのであれば、USB-C対応はマストです。複数ポートを搭載しているタイプも多いですが、1ポートあたりの最大出力値や全ポートの合計出力値が決まっていることがあります。同時に複数の機器を充電するケースが多いのかどうかなど、ご自身のニーズと照合してみましょう。
さらに最近ではワイヤレス(非接触)で充電できるQi(チー)という規格が登場しています。iPhone8以降のiPhoneやGoogle Pixel 7、Galaxy S20など、多くのスマホがQi対応となっています。
Qi方式のモバイルバッテリーは、スマホケースと一体になったタイプも多く、ケースの外側にある電源スイッチをオンにすることで、充電が行われます。ケーブルを持ち歩かなくていいのは大いなるストレス減。ただし、モバイルバッテリー分の重量が増えることは覚悟しなければなりません。
注目されている商品としてソーラーパネルつきのタイプもあり、太陽光でモバイルバッテリー本体の充電が行えます。こちらも災害への備えとしてチェックしてみたいですね。
モバイルバッテリーの寿命は、充電回数で約300~500回、毎日充電する人で1~2年といったところ。本体がふくらんできた、購入当初より充電に時間がかかる、モバイルバッテリーの充電がすぐなくなるといった状態になれば、買い替えどきです。
使用済みのモバイルバッテリーは、新しいものを買ったときにお店に渡すこともできますし、「小型家電リサイクルBOX」など、各自治体指定の場所へ持ち込むようにしましょう。
最後になりますが、モバイルバッテリーは「買わない」という選択をする人も増えました。コンビニや商業施設など、全国3万箇所にスマホ充電器レンタルの「チャージスポット」が設置され、「今困った!」という需要に対応しているからです。30分未満で165円でサブスクプランもあり、大規模災害時には48時間無料で貸し出し可能なシステムです。
また、頻繁に充電しなければならないのは、スマホ自体のバッテリーが消耗しているため。いっそ買い替えてしまうという手で乗り切る方法もあります。
モバイルバッテリーの選び方
モバイルバッテリーは、携帯できる電源。スマホだけでなく、タブレットや無線LANルーター、ゲーム機など、多くの種類、しかも必要なW数がそれぞれ異なるモバイル機器の充電ができます。旅行や出張のときに役立つのはもちろんですが、外出時に欠かさず持ち歩く人も増えています。ふだんスマホはあまり使わないという方も、地震や災害など非常時の充電に役立つアイテムとして、1台持っていると安心です。
モバイルバッテリーのデメリットとしては、「持ち物が増える」ことがあげられます。また、大容量になればサイズが大きくなり重たくなります。どのタイプがストレスなく持ち運べるのか、ご自身の使い方と照らしあわせて、比較ポイントを見ていきましょう。
また、選ぶときに必ずチェックしておきたいのが安全性。モバイルバッテリーは本来電気用品安全法の規制対象ではありませんでしたが、発火事故が増えたため、PSEマークの対象となりました。現在ではPSEマークのついていないモバイルバッテリーは販売禁止ですが、売れ残り品や個人的な譲渡では注意しておく必要があります。
比較するポイントは、使い方にもよりますが、容量、ケーブルタイプやポート数、急速充電機能対応かどうかの三つを順に見ていきましょう。なお、スマホやタブレット以外のデジタル・デバイスも携行する方は、それぞれの容量と必要なケーブル、どのぐらいの頻度で充電するのかを確認しておくのがお勧めです。
まずは容量とサイズで選ぶ
モバイルバッテリーにより、一度に充電できる容量が違います。ただしバッテリー容量とサイズや重さはほぼ比例するため、大容量のものほど、重くてかさばるのも事実です。iPhoneにしてもアンドロイドにしても、5G対応機種になると、バッテリー容量は相当増えています。たとえばiPhone13シリーズでは、最も少ないiPhone13 miniが2406mAh、標準的なiPhone13が3227mAh、iPhone13 Proが3095mAh、iPhone13 Pro Maxが4352mAhなどです。アンドロイドの場合は、Galaxy 20 5Gが4000mAh、Xperia 10 IIIやGalaxy 20 +5Gが4500mAh、AQUOS sense5Gが4570mAh、Galax S20 Ultra 5Gが5000mAhと、iPhoneより多めの大容量をうたうものが増えています。
事前に自分の使っているスマホのバッテリー容量を確かめて、サイズや重さで折り合いのつくものを選ぶようにしましょう。スマホ以外にタブレットを充電したい方の場合は、10000mAh以上の大容量を選ぶのがお勧めです。
ケーブルタイプとポート数
iPhoneやアンドロイド、パソコン、ゲーム機など、それぞれにUSB端子とコネクターが異なります。同じスマホでもiPhoneはライトニングケーブル、AndroidはUSB-Cとmicro USBが混在しているため、店頭で迷うことも多かったはず。しかし、EUが2024年以降、USB-C非対応のスマホを販売禁止にすると決めたため、2023年以内には解決していく見通しが立ちました。これにより、Appleの独自規格であるライトニングケーブルは廃止されていく可能性が高まっています。
iPhoneユーザーで、現在はライトニング一択という方も、これからモバイルバッテリーを購入するのであれば、USB-C対応はマストです。複数ポートを搭載しているタイプも多いですが、1ポートあたりの最大出力値や全ポートの合計出力値が決まっていることがあります。同時に複数の機器を充電するケースが多いのかどうかなど、ご自身のニーズと照合してみましょう。
さらに最近ではワイヤレス(非接触)で充電できるQi(チー)という規格が登場しています。iPhone8以降のiPhoneやGoogle Pixel 7、Galaxy S20など、多くのスマホがQi対応となっています。
Qi方式のモバイルバッテリーは、スマホケースと一体になったタイプも多く、ケースの外側にある電源スイッチをオンにすることで、充電が行われます。ケーブルを持ち歩かなくていいのは大いなるストレス減。ただし、モバイルバッテリー分の重量が増えることは覚悟しなければなりません。
「急速充電対応」にも規格がある
急速充電の規格には、主にアンドロイド対応の「Quick Charge」と、USB-Cを用いてスマホ、タブレット、ノートPCなど、さまざまなデバイスに給電できる「USB Power Delivery(PD)」の2種類があります。Quick Chargeによるスマホへの急速充電では18W、PDでは最大100Wの給電が可能です。まさかの災害時への備えとして、PD対応を選ぶ人も増えています。コンセント一体型やソーラーパネルつきも
モバイルバッテリー本体のチャージ方法は、USB端子を経てパソコンからチャージするのが一般的ですが、ACアダプターが搭載されているものなら、コンセントからチャージできます。さらに、コンセントプラグのついたモバイルバッテリーも販売されています。カフェや新幹線など、コンセントのある場所ならどこでも充電できるのが「コンセント一体型」の大きなメリットです。注目されている商品としてソーラーパネルつきのタイプもあり、太陽光でモバイルバッテリー本体の充電が行えます。こちらも災害への備えとしてチェックしてみたいですね。
モバイルバッテリーはどこで買う?
モバイルバッテリーは、パソコンショップや家電量販店はもちろん、ホームセンター、コンビニ、一部の100円ショップなどでも販売されています。もちろんAmazonなどのネット通販サイトでも多数の商品が取り扱われていますが、粗悪品も多いと言われます。ブランドや販売店の信頼性はどうか、評価コメントは自分のニーズにマッチしているかなど、吟味してみるのがよいでしょう。モバイルバッテリーの寿命は、充電回数で約300~500回、毎日充電する人で1~2年といったところ。本体がふくらんできた、購入当初より充電に時間がかかる、モバイルバッテリーの充電がすぐなくなるといった状態になれば、買い替えどきです。
使用済みのモバイルバッテリーは、新しいものを買ったときにお店に渡すこともできますし、「小型家電リサイクルBOX」など、各自治体指定の場所へ持ち込むようにしましょう。
最後になりますが、モバイルバッテリーは「買わない」という選択をする人も増えました。コンビニや商業施設など、全国3万箇所にスマホ充電器レンタルの「チャージスポット」が設置され、「今困った!」という需要に対応しているからです。30分未満で165円でサブスクプランもあり、大規模災害時には48時間無料で貸し出し可能なシステムです。
また、頻繁に充電しなければならないのは、スマホ自体のバッテリーが消耗しているため。いっそ買い替えてしまうという手で乗り切る方法もあります。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
深刻化する中国の人権問題…中国共産党の思惑と人権の本質
中国共産党と人権問題(1)中国共産党の思惑と歴史的背景
チベット、内モンゴル、新疆ウイグルなど、少数民族に対する深刻な人権侵害をめぐって欧米諸国から強い批判を浴びている中国。しかし、こうした人権問題は今に始まったことではない。中華人民共和国建国の経緯と中国共産党の思...
収録日:2021/10/15
追加日:2021/12/24
コスパが鍵!? 顧客満足につながる品質マネジメントとは
プロジェクトマネジメントの基本(2)プロジェクトの複雑性とマネジメント
「プロジェクトはとても複雑だ」「不確実である」といわれるが、それはなぜか。イノベーションとエンジニアリング、モジュールとインテグラル、オープンとクローズドという対立項をかけ合わせてプロジェクトが成立するからだ。...
収録日:2025/09/10
追加日:2025/12/04
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」という現象は起こるのか。対人コミュニケーションにおいて誰もが経験する理解や認識の行き違いだが、私たちは同じ言語を使っているのになぜすれ違うのか。この謎について、ベストセラー『「何...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/02
なぜ空海が現代社会に重要か――新しい社会の創造のために
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(1)サイバー・フィジカル融合と心身一如
現代社会にとって空海の思想がいかに重要か。AIが仕事の仕組みを変え、超高齢社会が医療の仕組みを変え、高度化する情報・通信ネットワークが生活の仕組みを変えたが、それらによって急激な変化を遂げた現代社会に将来不安が増...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/12
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
「重要思考」で考え、伝え、聴き、そして会話・議論する――三谷宏治氏が著書『一瞬で大切なことを伝える技術』の中で提唱した「重要思考」は、大事な論理思考の一つである。近年、「ロジカルシンキング」の重要性が叫ばれるよう...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/01/24


