社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2023.06.22

ゴルフのマナー違反!一緒に回りたくない人とは

 ゴルフをプレイするのに最適な季節が到来です。打ちっぱなしでトレーニングして、この時期、コースデビューするゴルフ初心者は少なくありません。初ラウンドに向けて知っておきたいのは、必要最低限のマナーとルールです。

 ゴルフは紳士・淑女のスポーツです。スポーツマンシップやエチケットが重要な要素の一つです。一緒にラウンドしたくない人と思われる、一般的なマナー違反についてまとめてみました。

プレイ以前のマナー違反の例

・カジュアルすぎる服装:短パンやジーンズ、Tシャツ、スニーカーといった格好はNGです。基本的には襟付きのシャツに、チノパンなどのロングパンツ、ゴルフ・シューズというスタイルをこころがけましょう。

 夏になると、短パンもOKというゴルフ場も少なくありませんが、極端に丈が短いタイプ、だらしない印象となるだぶついたデザインは避けるようにしたいです。なお、シャツの裾は、パンツにインするのが基本です。ゴルフ場によっては、ドレスコードが厳しいところとそうでないところがあるので、事前に確認しておくようにしましょう。

プレイ中のマナー違反の例

・ゴルフコースのルールを守らない

 ゴルフコースには、ルールや規制が存在します。これらのルールを守らないことは、他のプレイヤーのプレイを妨げるだけでなく、コース自体に損害を与える可能性があります。

・スロープレイ

 ラウンドの進行を遅らせることは、他のプレイヤーにストレスを与える原因になります。ゴルフは、効率的で迅速なプレイが求められます。

 初心者のうちは、プレイに時間がかかりすぎてしまう人が多い傾向があります。あわてる必要はないのですが、あまりにも時間をかけすぎてスロープレイとならないように必要しましょう。逆にどんどんプレイを進めて、前のグループを急かすようなことがないように、ラウンド・ペースにも注意したいです。

・騒音や不適切な言葉遣いやプレイを阻害する立ち位置

 他のプレイヤーのプレイを妨げるような大きな音を出すことや、不適切な言葉遣いをすることは、周りのプレイヤーに迷惑をかけます。

 ゴルフは集中力が試されます。プレイヤーは音に敏感になります。次のホールや近くのホールでプレイしている人に対しても気を配る必要があります。

 また、音と同時に重要なのが「立ち位置」です。他の人がプレイする場面では、プレイヤーの視界を阻害しない正面側か、背中側に立つのが基本です。飛球線後方、つまり目標地点とボールを結んだ後方延長線上に立つのはマナー違反になります。

・ボールを無闇に打つ

 他のプレイヤーが安全にプレイできるように、ボールを打つ前に周りを確認することが重要です。特に、グリーン周りやティーショットでのボールの飛距離には注意が必要です。

 特に「打ち込み」と呼ばれる行為は、安全上絶対にやってはいけません。打ち込みとは、ひとつ前でプレイしている組にボールを打ち込んでしまうことです。打ちこんだボールが人に当ててしまったら大事故にもなりかねません。安全が確認できるよう、絶対にボールが届かない位置に前の組が進むまで、ボールを打たないようにしましょう。

・ゴルフコースの手入れに対する配慮の欠如

 ゴルフコースは美しい景観で知られていますが、それを保つためには、プレイヤーが配慮を持ってプレイすることが必要です。例えば、グリーン周りに荷物を置いたり、グリーンにピッチマークを修正しなかったりすることは、他のプレイヤーに迷惑をかける行為になります。

 以上のようなマナー違反を犯すプレイヤーとは、一緒にラウンドしたくないと思われることがあります。ゴルフは、楽しみながらプレイすることが大切ですので、他のプレイヤーに迷惑をかけないよう、適切にマナーを守ることが大切です。

<参考サイト>
・コナミスポーツクラブ:これだけは気をつけたい。ゴルフプレー中にみんなが戸惑うマナー違反
https://www.konami.com/sportsclub/school/golf_academy/column/column/00069/
・ゴルフドウ:意外と知られていないグリーン上でのマナーとルール
https://www.golfdo.com/knowledge/mamechishiki/4890/
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み

なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み

何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み

なぜ「何回説明しても伝わらない」という現象は起こるのか。対人コミュニケーションにおいて誰もが経験する理解や認識の行き違いだが、私たちは同じ言語を使っているのになぜすれ違うのか。この謎について、ベストセラー『「何...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/02
今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授
2

『孟子』に学ぶ、リーダーが過酷な境遇に追い込まれる意味

『孟子』に学ぶ、リーダーが過酷な境遇に追い込まれる意味

徳と仏教の人生論(5)陰陽と東洋思想を知ることの意味

宇宙や人生の本質について考察を深めていく今回の講義。前回に続く、宇宙がもう1つの宇宙のような存在をつくりたくて人間を創造したという話は非常に興味深い。陰陽(陰と陽)の両面を理解し、自然の摂理に根差した東洋思想を深...
収録日:2025/05/21
追加日:2025/11/07
3

「白人vsユダヤ人」という未解決問題とトランプ政権の行方

「白人vsユダヤ人」という未解決問題とトランプ政権の行方

戦争と暗殺~米国内戦の予兆と構造転換(3)未解決のユダヤ問題

保守的な軍国化によって、内戦への機運が高まっているアメリカだが、MAGAと極左という対立図式は表面的なものにすぎない。その根本に横たわっているのは白人とユダヤ人という人種の対立であり、それはカーク暗殺事件によって露...
収録日:2025/09/24
追加日:2025/11/06
東秀敏
米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー
4

なぜ算数が苦手な子どもが多いのか?学力喪失の真相に迫る

なぜ算数が苦手な子どもが多いのか?学力喪失の真相に迫る

学力喪失の危機~言語習得と理解の本質(1)数が理解できない子どもたち

たかが「1」、されど「1」――今、数の意味が理解できない子どもがたくさんいるという。そもそも私たちは、「1」という概念を、いつ、どのように理解していったのか。あらためて考え出すと不思議な、言葉という抽象概念の習得プロ...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/10/06
今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授
5

成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ

成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ

経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本

組織のまとめ役として、どのように接すれば部下やメンバーの成長をサポートできるか。多くの人が直面するその課題に対して、「経験学習」に着目したアプローチが有効だと松尾氏はいう。では経験学習とは何か。個人、そして集団...
収録日:2025/06/27
追加日:2025/09/10
松尾睦
青山学院大学 経営学部経営学科 教授