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DATE/ 2023.11.12

男性に聞く「残念な女性の冬服」は?

 厚手のコートや柔らかいニット、ロングブーツにマフラー。冬は女性にとっておしゃれが楽しい季節です。会食やパーティー、クリスマスや初詣など外出して人と接する機会やデートの予定も多いこの時期。何を着るか迷う人もいると思いますが、男性から見ると「残念」な冬ファッションをしてしまっている女性も少なくないようです。今回は女性の冬服はどんなポイントに気をつければいいのかを、男性の意見を交えてご紹介します。

女性の冬服の残念ポイントをチェック

 ヒアリングした30~50代の男性達から多く集まった、「これはやめてほしい」という女性の残念な冬服の具体例をピックアップしました。

【ダウンコートの常用】
 海外ブランドやスポーツブランドのオシャレで高価なダウンジャケットやコートであっても、男性から見ると「ダウンは普段着」「近所のママファッションぽい」とのこと。デートや華やかな場にもダウン姿で現れると「カジュアル過ぎる」「ウールの大人っぽいコートがいい」と感じる男性も多いよう。TPOに合わせて着用したいアイテムです。

【モコモコファッションで着膨れ】
 毛布やぬいぐるみを思わせるモコモコしたボア素材等が好きな女性は多く、冬服ならではの暖かさや可愛らしさが人気。しかしコート、バッグ、マフラー、帽子など、いくつかのアイテムに取り入れてしまうと「痛い感じ」「子どもっぽい、太って見える」など男性からの批判集中。ワンポイントにアクセント的に取り入れるくらいが丁度いいのでは。

【毛玉ニットやくたびれたフリース】
 冬服は毛玉や生地の摩耗が目立ちやすい素材が多く、洗濯方法を間違えたりお手入れを怠ると、どんなにおしゃれに装っていても残念ポイントになりがちです。「毛玉はだらしなく見える」「フリースは古くなると部屋着みたいで清潔感がない」など男性からの厳しい声も。不潔で疲れた印象にならないよう、冬服のお手入れも大切です。

【レギンス、トレンカの重ね穿き】
 「寒いのはわかるけれど…」と、スカートやワンピースの下にレギンスやトレンカを重ね履きするファッションを残念に感じる男性も多いです。女性からするとタイツの延長のように着用する感覚ですが、男性にはスカートの下にパンツを履いているように見えるよう。厚手のタイツで代替できないか検討してみましょう。

【全身ダークカラーで重い】
 冬服となるとどうしても黒やグレー、紺などのダークカラーのコートに、黒っぽいブーツやバッグと、全身重くて暗いカラーにまとまりがち。「少しはきれいな色を着てほしい」「全身真っ黒で現れると防寒第一という感じで残念」と、女性の冬服には多少の軽やかさを求める男性も多いようです。マフラーやバッグなどで彩りを添えて、明るい印象を加えてみてはいかがでしょうか。

【パツパツで窮屈そうな昔のコート】
 最近のレディースのトップスやコート類は、アームホールや身頃が緩めに作られているものが増えています。一昔前のジャストサイズのコートを、質も良いし傷んでいないからと着てみると、パツパツでタイトな雰囲気になってしまいがち。「流行遅れの古いコートに見える」「きついコートはオバさんぽくて残念」と、細かく見ている男性もいるようです。

残念な冬ファッションにならないために

 男性とのデートや出会いの場で「残念」とならない冬の女性の装いには、以下のようなことに気をつけたいものです。

【女性らしいアクセントを取り入れる】
 見るからに「防寒第一主義」な重く暗いファッションは避け、インナーで温度調節したり、明るい色やデザインでエレガントな要素を取り入れることも意識する。

【コート選びが鍵になる】
 特に面積の広いコート類は印象を大きく左右するのでサイズ感や素材などを吟味し、時には年齢や流行も考えてアップデートして買い替える。

【お手入れと品質にこだわる】
 毛羽立ちや毛玉などで不潔感や安っぽさが出てしまわないように、自宅でお手入れしやすい素材や品質の高いものを選ぶ。

 防寒とおしゃれを両立させて、冬しかできないシーズンファッションを楽しみましょう。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
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一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授