社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
汽車→自動車│日本と中国で違う漢字の意味
中国から観光で来訪される人が多くなっている昨今、日常的にちょっとしたコミュニケーションの機会も増えているのではないかと思います。日本人にとっても、香港や台湾を含めて、中国語圏は言語的にそれほどストレスのない訪問国です。
話せなくても、日本人にとってそれとなく理解可能な文字という点においては、ハングル語やタイ語と比較するまでもありません。それは、「漢字」を共通にしているため、字面よりそれとなく意味がつかめることからです。また、コミュニケーションに筆談という方法も可能です。
そんな漢字ですが、中国語圏では大きく2つの字体があることはご存じでしょうか。香港や台湾はやや複雑な「繁体字」を、そして大陸の中国本土では日本の漢字よりやや省略された「簡体字」が用いられます。また、なんとなく意味がわかる漢字ではあるのですが、日本と違った意味になる漢字も少なくありません。
例えば、「愛人」。日本の意味でとらえると、配偶者以外の恋人といったインモラルなイメージですが、中国では真逆で、奥さんなど配偶者を意味します。「老婆」も、日本のままの意味ではなく、「奥さん」「女房」といった意味になります。
間違って意味をとらないように、日本人がイメージする意味と大きく違う漢字をあげてみましょう。
・丈夫→旦那さん(夫)
・老公→旦那さん(夫)
・飛机→飛行機
・手机→携帯電話
・汽車→自動車
・手紙→トイレットペーパー
・飯店→ホテル
・酒店→ホテル
・天井→中庭
・勉強→無理強いする
・下水→臓物、もつ
・去→行く
・走→歩く
・放心→安心する
・内線→スパイ
・菜→料理
・左右→およそ、約
このように、日本人として字面から意味をくみ取ると、大変な誤解が生まれそうなことがよくわかるのではないでしょうか。くれぐれもご注意ください。
話せなくても、日本人にとってそれとなく理解可能な文字という点においては、ハングル語やタイ語と比較するまでもありません。それは、「漢字」を共通にしているため、字面よりそれとなく意味がつかめることからです。また、コミュニケーションに筆談という方法も可能です。
そんな漢字ですが、中国語圏では大きく2つの字体があることはご存じでしょうか。香港や台湾はやや複雑な「繁体字」を、そして大陸の中国本土では日本の漢字よりやや省略された「簡体字」が用いられます。また、なんとなく意味がわかる漢字ではあるのですが、日本と違った意味になる漢字も少なくありません。
例えば、「愛人」。日本の意味でとらえると、配偶者以外の恋人といったインモラルなイメージですが、中国では真逆で、奥さんなど配偶者を意味します。「老婆」も、日本のままの意味ではなく、「奥さん」「女房」といった意味になります。
間違って意味をとらないように、日本人がイメージする意味と大きく違う漢字をあげてみましょう。
・丈夫→旦那さん(夫)
・老公→旦那さん(夫)
・飛机→飛行機
・手机→携帯電話
・汽車→自動車
・手紙→トイレットペーパー
・飯店→ホテル
・酒店→ホテル
・天井→中庭
・勉強→無理強いする
・下水→臓物、もつ
・去→行く
・走→歩く
・放心→安心する
・内線→スパイ
・菜→料理
・左右→およそ、約
このように、日本人として字面から意味をくみ取ると、大変な誤解が生まれそうなことがよくわかるのではないでしょうか。くれぐれもご注意ください。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
雑学から一段上の「大人の教養」はいかがですか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
ヒトは共同保育の動物――生物学からみた子育ての基礎知識
ヒトは共同保育~生物学から考える子育て(1)動物の配偶と子育てシステム
「ヒトは共同保育の動物だ」――核家族化が進み、子育ては両親あるいは母親が行うものだという認識が広がった現代社会で長谷川氏が提言するのは、ヒトという動物本来の子育て方法である「共同保育」について生物学的見地から見直...
収録日:2025/03/17
追加日:2025/08/31
日本の弾道ミサイル開発禁止!?米ソとは異なる宇宙開拓の道
未来を知るための宇宙開発の歴史(7)米ソとは異なる日本の宇宙開発
日本は第二次大戦後に軍事飛行等の技術開発が止められていたため、宇宙開発において米ソとは全く違う道を歩むことになる。日本の宇宙開発はどのように技術を培い、発展していったのか。その独自の宇宙開拓の過程を解説する。(...
収録日:2024/11/14
追加日:2025/09/02
天平期の天然痘で国民の3割が死亡?…大仏と崩れる律令制
「集権と分権」から考える日本の核心(3)中央集権と六国史の時代の終焉
現代流にいうと地政学的な危機感が日本を中央集権国家にしたわけだが、疫学的な危機によって、それは早い終焉を迎えた。一説によると、天平期の天然痘大流行で3割もの人口が減少したことも影響している。防人も班田収授も成り行...
収録日:2025/06/14
追加日:2025/09/01
世界は数学と音楽でできている…歴史が物語る密接な関係
数学と音楽の不思議な関係(1)だれもがみんな数学者で音楽家
数学も音楽も生きていることそのもの。そこに正解はなく、だれもがみんな数学者で音楽家である。これが中島さち子氏の持論だが、この考え方には古代ギリシア以来、西洋で発達したリベラルアーツが投影されている。この信念に基...
収録日:2025/04/16
追加日:2025/08/28
自由な多民族をモンゴルに統一したチンギス・ハーンの魅力
モンゴル帝国の世界史(2)チンギス・ハーンのカリスマ性
なぜモンゴルがあれほど大きな帝国を築くことができたのか。小さな部族出身のチンギス・ハーンは遊牧民の部族長たちに推されて、1206年にモンゴル帝国を建国する。その理由としていえるのは、チンギス・ハーンの圧倒的なカリス...
収録日:2022/10/05
追加日:2023/01/07