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会計からトイレまで…日本の常識と世界の非常識
海外に出ると、日本国内で空気のように当たり前のことが、まったく通用しないばかりでなく、とんでもないトラブルに巻きこまれることが少なくありません。あらかじめ、知っておきたい、マナーの違いや日本の常識が成り立たないケースをいくつかあげてみましょう。
「ペーパーが備え付けられていない」は予測できるところですが、個室の仕切りがない、便座がないケースも少なくありません。
アジアや南米では、トイレットペーパーを流すと、排水溝が詰まってしまうためゴミ箱が備え付けられていたりと、システムの違いにも驚かされます。
欧州の古い集合住宅では、深夜にトイレの水洗をしないというマナーがあります。特に歴史的な古い建物では水洗の音が階下の居住者の迷惑になることからです。
出された料理を日本では残さずにいただくのが礼儀ですが、中国では、満足を示すために少し残すことが礼儀となります。出された料理を残さずに食べてしまうと、次から次へと料理が運ばれてくるケースもありますので注意しましょう。また、中国では、食事中にビジネスの話はしないことがマナーとなっています。
ピザやサンドイッチなどは手でとって食べることが普通に日本では許されていますが、意外にもブラジルではナイフやフォーク、ナプキンを使うことがマナーとなっています。
食事について、もてなした側に御礼を言うのが日本に限らず一般的なマナーとなっていますが、例外となるのがインドの常識です。インドで御礼は支払いと見なされ、もてなした側への侮辱と受け取られることがあるので注意しましょう。また、インド系のビジネスマンとの会食でビーフの注文はNGです。
日本の常識は、世界の非常識。身に覚えのあるケースもあったのではないでしょうか。ボーダーレス化する世界ではありますが、まだまだ、国ごとに覚えておきたい事情があります。海外からの旅行者も増えて、いくつかのサービス面においては、日本の常識が世界の常識となる日が来ることを期待します。
飲食店の会計システム
海外の多くは、テーブルで食事の支払いをします。テーブルごと担当がいて、そのサービスに応じてチップを支払うシステムをとっているからです。日本では当たり前となっている、出入り口付近のレジで会計することはあまりスタンダードではありません。海外では、食事を終えて唐突にテーブルから離れると「食い逃げ?」と勘違いされるケースがあるので注意しましょう。交通機関運行システム
海外では交通機関、特に列車運行が驚くほどルーズです。時刻表通りに運行するのが当たり前となっている日本とは比較にならないレベルで遅延や運行しないケースがあります。海外観光ツアーの多くがバスを利用する理由がここにあります。欧州ではストライキも多く、日本の感覚で、列車ベースで計画を立てると、立ち往生してしまうことが少なくありません。予約していた宿泊先にたどり着けないこともあるので、時間に余裕をもった旅程を組む必要がでてきます。トイレ事情
個室でペーパーも完備、ところによってはウォシュレットもある日本のトイレ感覚で海外に出ると、感覚の違いに驚かされることになるでしょう。「ペーパーが備え付けられていない」は予測できるところですが、個室の仕切りがない、便座がないケースも少なくありません。
アジアや南米では、トイレットペーパーを流すと、排水溝が詰まってしまうためゴミ箱が備え付けられていたりと、システムの違いにも驚かされます。
欧州の古い集合住宅では、深夜にトイレの水洗をしないというマナーがあります。特に歴史的な古い建物では水洗の音が階下の居住者の迷惑になることからです。
マナーのあれこれ
飲酒にまつわるマナーやルールに厳しいのが米国。日本のCFでよく見られる海辺で飲むビール風景などあり得ないといった次第。ハワイなどの海岸では、飲酒が禁止されているので注意しましょう。お店以外、街頭や公園など公共の場での飲酒も規制され、紙袋などに入れるようにするのがマナーとなっている州もあります。出された料理を日本では残さずにいただくのが礼儀ですが、中国では、満足を示すために少し残すことが礼儀となります。出された料理を残さずに食べてしまうと、次から次へと料理が運ばれてくるケースもありますので注意しましょう。また、中国では、食事中にビジネスの話はしないことがマナーとなっています。
ピザやサンドイッチなどは手でとって食べることが普通に日本では許されていますが、意外にもブラジルではナイフやフォーク、ナプキンを使うことがマナーとなっています。
食事について、もてなした側に御礼を言うのが日本に限らず一般的なマナーとなっていますが、例外となるのがインドの常識です。インドで御礼は支払いと見なされ、もてなした側への侮辱と受け取られることがあるので注意しましょう。また、インド系のビジネスマンとの会食でビーフの注文はNGです。
日本の常識は、世界の非常識。身に覚えのあるケースもあったのではないでしょうか。ボーダーレス化する世界ではありますが、まだまだ、国ごとに覚えておきたい事情があります。海外からの旅行者も増えて、いくつかのサービス面においては、日本の常識が世界の常識となる日が来ることを期待します。
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